
最近の傾向として、フリーエンジニアから正社員へ転向するエンジニアの方が増えています。
大きな理由としては下記3つがあげられると思います。
(1)景気の低迷よりプロジェクトが大幅に減り仕事がない。
(2)上記に伴う全体的な単価の低下。
(3)コンプライアンス上の問題で個人の受け入れが厳しくなった。
(1)と(2)に関しては、正直申し上げてフリーエンジニア案件そのものが大きく減りました。
大手SIでも、客先に出ていたプロパーがプロジェクト終了などにより戻ってきており人員配置をして出来るだけ社内でリソースを充足させようとしています。
また、客先常駐をメインに展開してきたソフトハウスなどでは待機が出ては大変なので単価を下げてでも案件獲得に走っています。
そのような状況では仕事の依頼をお願いしていた企業からの案件獲得が難しくなり、間が空いてしまう事も多くなってきているのではないでしょうか。
待機状態が続いたり、プロジェクトが選べなくなってキャリア構築も難しくなってしまいます。
そんな中、単価が高い・プロジェクトが選べるトいうメリットがなくなり、個人事業主(フリーエンジニア)から正社員へ切り替え時と考えるようです。
ただし、「フリーエンジニアから正社員への道」といっても、もちろん簡単ではありません。
まず、フリーエンジニアの案件獲得に必須アイテムである「スキルシート」ですが、それをそのまま職務経歴書として提出しても転職活動の第一歩である書類選考に通ることはありません。
スキルシートのように案件ごとのキャリアの概略を時系列に並べているだけではダメなのです。
正社員に転職するためには今までの技術、経験を包括できる見せ方というものがあります。
そして、「年収」の考え方。
月額60万だったので×12か月で720万が希望年収、といわれる方がいます。
が、保険料やら年金はどこへ行ってしまったのでしょう。
そしてお盆、体調不良などお休みが多いと控除されていませんでしたか?
年間で考えると次案件までの待機期間で収入がない月・半分だった月などもあったはずです。
それらを考慮しつつ色々な角度で適正で、可能な年収というのを想定します。
また、フリーエンジニアとして仕事を受けていた時の企業との打ち合わせと、転職のための採用面接は全く違います。
これだけ並べると尻ごみしてしまう人も多いかもしれませんが、技術者として今までのキャリアを評価してもらい、自分が貢献できる企業を探すのは真剣勝負です。
転職活動は自身のキャリアを再度見つめ直す良いきっかけにもなるはずです。
あなたも一度、振り返ってみてはいかがでしょうか?