エンジニアなう特別編「ファーストサーバデータ消失オフ 『データはどこへ消えた?』」
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エンジニアなう特別編「ファーストサーバデータ消失オフ 『データはどこへ消えた?』」

イベントは終了しました

日本中のITを活用する企業を恐怖のどん底に叩き落とした大事件が起こった。 誰もが忘れられない6月20日のアノ忌まわしい「ファーストサーバ株式会社」 を中心に引き起こされた、一連の「データ消失」事件である。 事の重大さは今更語る必要もないが、あの事件の渦中にあって連日連夜対応に追われた 被害者はかなりの人数になると思われる。 未だ傷も癒えぬ中、こんなイベントが開催されるという案内があった。 "ファーストサーバデータ消失オフ「データはどこへ消えた?」"だ。 ロフトグループによって企画されたイベントの内容は、ファーストサーバ事件を 体験した人々で集まり、消失したデータの供養会をしようではないか、といったもの。 被害者を中心に、集まった全員であの時の苦労を分かち合おうという趣旨だ。 もちろん、エンジニア・ファクトリー編集部もこれに参加。 深夜0時開催というイレギュラーなイベントに潜入してみたので報告しよう。

イベントレポート

1.土曜深夜開催にも関わらず、会場は超満員

                                          

イベントが開催されたのは7月14日(土曜)深夜0時。場所は阿佐ヶ谷LOFT。休日の深夜ということで、客の入りを心配してみたものの、それは杞憂というしかなかった。開場前から来場者が通路にあふれかえるほどの盛況ぶり。この大勢の人たちを見れば、ファーストサーバ事件がどれほどのインパクトを社会に与えたのかが分かる。

                

定刻をやや過ぎてから、壇上にはロフトグループの関係各位と、パネラーとなるIT企業で情報関連業務に携わっている方々が登場した。

                

事件の概要と判明している内容を紹介するスタッフ。「通常では考えられないミス」「もっとシンプルな理由があるのではないか」等々、事故が起こった理由についてパネラーを中心に意見を交換する。それらの意見には会場の人々も賛同する内容が多く、ときおり大きな拍手も起こっていた。

                            

(1)(2)土曜の深夜に開催された 怪しいイベント。時間帯にもかかわらず、会場は超満員に... (3)携帯サイトにも残る事件の傷痕 (4)このロゴを見ただけで戦慄が走るエンジニアも大勢いるはず

                                                      

次いで事件の渦中にあった主催者であるロフトグループの被害状況や対応の様子などを紹介。

                

「最初は何が起こったか分からなかったんです。ファーストサーバに問い合わせようにも受付時間が終わってて音信不通。明日には直ってるかぐらいのキモチで定時になったから帰っちゃいました(笑)」「緊急対応のためにテキストサイトを起ち上げたり、せめてということでツイッターボタンなどを配置してみました!」などなど、どこの企業でも見られたであろう事件発生直後の混乱の様子を披露するWeb技術者。未だ鮮明な記憶の中にある出来事だけに、追体験をさせられる感覚になるのか会場の笑いや同意の拍手が鳴り止まない。

                

お酒の勢いもあってか、そうこうするうちに会場も打ち解けはじめ、挙手による話題の提供者も現れ始めた。何人かの当事者が壇上に上がり話題を披露しはじめた。

                            

(5)ロフトグループのスタッフとパネラーの面々が壇上に登場 (6)オフ会開始の合図は、「消えてしまったデータのために

                                                                

2.出るわ出るわの悲惨な体験談

                          

(1)本当にデータが全部消えるとは... 当時を振り返る被害者 (2)ECサイトのデータ消失という、考えただけでも恐ろしい体験を語る被害者 (3)2名の弁護士により損害賠償への可能性にまつわるトーク。会場も固唾を呑んで話しに耳を傾ける

                              

某有名モバイルサービスのWebサイトを運営しているという某氏によると、「ちょうどコンテンツの更新のタイミングで事件が起こりました。事故を知って急いで書き換えをしました」といって見せてくれたのは、データが崩壊してゆきだんだん薄くなっていくキャラクターの4コマ漫画。「でも、これを書いた時点ではそんなに深刻だとは思ってなかったりしました。でもホントにまっさらになっちゃったんですよね」と発言。会場を笑いに包み込んだ。

                

その他、様々な被害報告が続いていくが、このコーナーの最後に登場したのはなんと弁護士さん。しかもkillコマンドをジョークに交えるほどプログラミングに詳しい人だったので、会場の注目度は一気に壇上へ。「泣き寝入りせず、企業はきちんと訴えてほしい」と語る氏。実際にファーストサーバでは損害賠償の動きが加速中だが、例えば中小企業などでは集団訴訟の話しはまったく出ていないという現状がある。「今回の事故は重過失になる可能性もあって約款がどうなるかは微妙」という発言に会場は多いに沸く。しかし、そこはさすが弁護士。「100%ではないですよ。損害賠償できるかはケースバイケースです」と話しを締めくくった。

                                                                              

3.クラウド安全神話の崩壊か?

                                          

その後、寄せられたメールを紹介するコーナーなどを挟んで、事件後の今を振り返る司会者。「事件後も変わらない営業スタイルで、申込み受付もおこなっています」と事件後のファーストサーバの企業姿勢に疑問を呈し、続けて「売り文句は未だに『バックアップは取らなくても平気』なんです」と発言すると、会場は爆笑に包まれた。

                

確かに事件後のファーストサーバサイドによるサーバ運営をみていると、「企業として脇が甘い」と言われても仕方が無いといえなくもない。会場からは「起こるべくして起こった事故なのではないか」などという声が聞こえた。また、ユーザー側も企業の見極めが必要だし、自社バックアップも不可欠ではないか、などという意見も出され、活発な意見交換が行われた。

                            

いよいよ終盤になりお酒の勢いも増していく...オフ会もいよいよ時間が押し迫り、総括として会場の意見を求めると「クラウド時代の出鼻をくじかれた大事件だった」「クラウドという言葉の定義から見直されていくだろう」というまとめになった。           

お酒の勢いも手伝って、最高潮の盛り上がりのうちに閉幕した「ファーストサーバ データ消失オフ」。何を隠そう、エンジニア・ファクトリーを運営するアイムファクトリーもファーストサーバのデータ消失事件の被害者だったりするので、同じ痛みをもつ話者や来場者と共に多いに楽しむことができたイベントだった(注:全て復旧済みですので、ご心配なく。)

              

惜しむらくは、匿名のイベントゆえに、ここで話されたことの1/100程度しか記事にできないこと。ほんとはもっと裏話的な内容が多かったのだが...。 ぜひ聞きたい!というエンジニア諸氏はエンジニア・ファクトリーにお声掛けいただければいつでも個別にお話します(笑)。

                                                      

あってはならないことが、本当に起こってしまった、日本のIT史に確実に刻まれるであろう未曾有の大事故、ファーストサーバ全データ消失事件。これを糧にエンジニアはどう未来を作っていくのか、多いに考えさせられたイベントだった。

                

ビッグデータ時代の到来は誰の目にも明らかだが、人の手によって簡単に膨大なデータを失うこともありえることが分かっただけでも、意義深い事件だったのか... すべては今後に掛かっている


イベント概要

土曜深夜開催にも関わらず、会場は超満員!

イベントが開催されたのは7月14日(土曜)深夜0時。場所は阿佐ヶ谷LOFT。休日の深夜ということで、客の入りを心配してみたものの、それは杞憂というしかなかった。開場前から来場者が通路にあふれかえるほどの盛況ぶり。この大勢の人たちを見れば、ファーストサーバ事件がどれほどのインパクトを社会に与えたのかが分かる。

定刻をやや過ぎてから、壇上にはロフトグループの関係各位と、パネラーとなるIT企業で情報関連業務に携わっている方々が登場した。
事件の概要と判明している内容を紹介するスタッフ。「通常では考えられないミス」「もっとシンプルな理由があるのではないか」等々、事故が起こった理由についてパネラーを中心に意見を交換する。それらの意見には会場の人々も賛同する内容が多く、ときおり大きな拍手も起こっていた。

次いで事件の渦中にあった主催者であるロフトグループの被害状況や対応の様子などを紹介。

「最初は何が起こったか分からなかったんです。ファーストサーバに問い合わせようにも受付時間が終わってて音信不通。明日には直ってるかぐらいのキモチで定時になったから帰っちゃいました(笑)」「緊急対応のためにテキストサイトを起ち上げたり、せめてということでツイッターボタンなどを配置してみました!」などなど、どこの企業でも見られたであろう事件発生直後の混乱の様子を披露するWeb技術者。未だ鮮明な記憶の中にある出来事だけに、追体験をさせられる感覚になるのか会場の笑いや同意の拍手が鳴り止まない。

お酒の勢いもあってか、そうこうするうちに会場も打ち解けはじめ、挙手による話題の提供者も現れ始めた。何人かの当事者が壇上に上がり話題を披露しはじめた。

出るわ出るわの悲惨な体験談

某有名モバイルサービスのWebサイトを運営しているという某氏によると、「ちょうどコンテンツの更新のタイミングで事件が起こりました。事故を知って急いで書き換えをしました」といって見せてくれたのは、データが崩壊してゆきだんだん薄くなっていくキャラクターの4コマ漫画。「でも、これを書いた時点ではそんなに深刻だとは思ってなかったりしました。でもホントにまっさらになっちゃったんですよね」と発言。会場を笑いに包み込んだ。

その他、様々な被害報告が続いていくが、このコーナーの最後に登場したのはなんと弁護士さん。しかもkillコマンドをジョークに交えるほどプログラミングに詳しい人だったので、会場の注目度は一気に壇上へ。「泣き寝入りせず、企業はきちんと訴えてほしい」と語る氏。実際にファーストサーバでは損害賠償の動きが加速中だが、例えば中小企業などでは集団訴訟の話しはまったく出ていないという現状がある。「今回の事故は重過失になる可能性もあって約款がどうなるかは微妙」という発言に会場は多いに沸く。しかし、そこはさすが弁護士。「100%ではないですよ。損害賠償できるかはケースバイケースです」と話しを締めくくった。

対象者

データ消失の被害者

参加概要

 日時
2012年08月01日00時00分~00時00分
 場所

阿佐ヶ谷

 参加費
気持ち
 持ち物
特にありません
 事前準備
特にありません
イベントは終了しました
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