
エンジニアラボ「IT業界の夏の風物詩に今年も突撃取材!花テック2013潜入サポート」
今年で3年目となるこのイベント。ただ、今年は朝から雨模様。このままではせっかくの野外イベントが台無しになってしまう!誰しもそう思っていた時、奇跡が起こった! 開始1時間前に雨が止み、青空が顔を覗かせのだ!我々潜入レポートチームも「これは奇跡!」と口をそろえた。 そんな中、いよいよ開場。今年も花テック2013が開幕だ。
イベントレポート
IT業界の夏の風物詩「花テック」。このイベントは、ITプロダクトの展示会兼一大ネットワーキングパーティで、日本ならではの強みや良さを再認識しつつ、ユニバーサルなITプロダクトの創出についての気づきを得るための場。浅草の老舗遊園地「花やしき」を舞台に選んだのも、かつて東京随一の繁華街で近代日本における欧米文化の入口であったからだ。
そして今年で3回目となる「花テック2013」では、イベント主旨の原点に回帰して「日本を考え世界を観る~日本から世界に向けてできること」をテーマに、日本ならではの企画や技術を軸に、世界マーケットへの展開を模索するテーマに統一した。
エンジニア・ファクトリー編集部では、今年のテーマに沿い「グローバル」を観点に「これは世界市場を狙える!」と思わせてくれた2つのブースをセレクト。その2つのコンテンツを中心に、レポートをお届けします。
今年も会場は「浅草花やしき」。開演160周年の記念すべき年。
縁日ブースの光景。輪投げや射的が楽しめる。
1:リクルートが主催する射的ブース。的はすべてリクルートのノベリティグッズ。 2,3:射的を楽しんでいる「スマホおじさん」と遭遇。 4:野外イベントといえば、やはりビール! 5:入口近くではラムネを無料で配布していた。
最初に紹介するのは、インタラクティブ・デジタルサイネージを日本でいち早く開発した「株式会社しくみデザイン」が提供する、お絵かき+音作りができるiPad専用アプリ「ペイントーン」だ。一般テーブルブースに陣取っていた同社ブースを訪ね、代表取締役の中村俊介氏に実演を交えながら、ペイントーンを紹介してもらった。
ペイントーンはiPad上でお絵かきをし、描いた絵に音をつけることができるアプリ。これだけ聞いていると、すごさや楽しさがイマイチ伝わってこない。そこで中村氏が実演してくれたカエルのキャラクターによる「かえるの歌」を使って説明しよう。
まずは、カエルの絵をペインティング。そしてマイクボタンを押して、声を録音する。例えば「わー」と。そして、それを画面に配置し、コピーを作り、コピーの音の高さを1音上げておく。同じようにして、音程を1音ずつ上げた4匹のカエルを画面に並べ、音が低い順からタップして行き、4匹目まで行ったら戻ってくる。そうすれば、どうなるか?カエルのキャラクターによる「かえるの歌」が完成!
お母さんが子どもにオリジナルの絵本を作ってあげることができ、楽器の音やその他の音を録音して12音階を作成すれば、オリジナルの楽器が出来上がる。文字を一切使わずに使えるので、世界中の人々に笑顔を届けられる楽しいアプリだ。
無料で遊べるお絵かき音作りアプリ「ペイントーン」
1:指一本で絵が描けるから、小さな子どもでも楽しめます。
2:マイクボタンを押して録音するだけ。下のスライドバーで音程が変えられます。
次に紹介するのはIT企業ではなく、文具メーカー。株式会社カンミ堂は、デザイン性と使い勝手に優れた付箋を販売するメーカーだ。そんな文具メーカーが、ITイベント「花テック」に参戦してきたのは、同社が新たに作った「ピコットフセン」をユーザーに知ってもらうため。
ピコットフセンは空QRコードがついた付箋。専用のアプリでQRコードを読み込んで、スマホ内の写真や動画とリンクさせれば、次にQRコードを読み込んだ時、自動でリンク先の写真や動画を表示してくれるというすぐれモノ。
手書きのダイアリーにピコットフセンを張り付けて、写真や動画を関連付けておけば、スマホ内の写真や動画の整理が、手書きのダイアリーで可能となる。さらには、学校や習いごとで、黒板やホワイトボードを撮影し、ノートの関連ページに付箋を張り付けておけば、書き写す必要もなくなる。仕事にも学びにも使える、便利グッズである。
スマホの中の写真を付箋と関連付けられます。
1,2:
QRコードとキーワードだけの手帳。
情報はスマホに、管理は手帳で。
その他にも、NFC技術や顔認証技術を使った面白いコンテンツなど、面白いものが盛りだくさんだった今年の「花テック」。小学生アイドルユニット「Prizmmy☆」によるステージも白熱し、入口で配っていたラムネやかき氷を片手に、来場者も出展者も思い思いのスタイルで楽しんでいた。
気がつけば閉会の時間となっており、エンジニア・ファクトリー編集部も、時間のたつのを忘れてしまうぐらい楽しいひと時を過ごすことができた。来年開催される「花テック2014」では、いったいどんなサービスやコンテンツが登場するのか、今から楽しみである。次回開催時には、今までよりも多くの出展者を揃え、ひとつでも多くの新しいアイデア、新しい技術と出会えることを期待したい。
ペット用の仏壇も、NFCの技術で簡単に動画再生が可能に。
メインステージでは、
小学生ユニット「Prizmmy☆」のライヴも行われた。
ペット用の仏壇も、NFCの技術で簡単に動画再生が可能に。
イベント概要
IT業界の夏の風物詩「花テック」。このイベントは、ITプロダクトの展示会兼一大ネットワーキングパーティで、日本ならではの強みや良さを再認識しつつ、ユニバーサルなITプロダクトの創出についての気づきを得るための場。浅草の老舗遊園地「花やしき」を舞台に選んだのも、かつて東京随一の繁華街で近代日本における欧米文化の入口であったからだ。
そして今年で3回目となる「花テック2013」では、イベント主旨の原点に回帰して「日本を考え世界を観る~日本から世界に向けてできること」をテーマに、日本ならではの企画や技術を軸に、世界マーケットへの展開を模索するテーマに統一した。
エンジニア・ファクトリー編集部では、今年のテーマに沿い「グローバル」を観点に「これは世界市場を狙える!」と思わせてくれた2つのブースをセレクト。その2つのコンテンツを中心に、レポートをお届けします。
最初に紹介するのは、インタラクティブ・デジタルサイネージを日本でいち早く開発した「株式会社しくみデザイン」が提供する、お絵かき+音作りができるiPad専用アプリ「ペイントーン」だ。一般テーブルブースに陣取っていた同社ブースを訪ね、代表取締役の中村俊介氏に実演を交えながら、ペイントーンを紹介してもらった。
ペイントーンはiPad上でお絵かきをし、描いた絵に音をつけることができるアプリ。これだけ聞いていると、すごさや楽しさがイマイチ伝わってこない。そこで中村氏が実演してくれたカエルのキャラクターによる「かえるの歌」を使って説明しよう。
まずは、カエルの絵をペインティング。そしてマイクボタンを押して、声を録音する。例えば「わー」と。そして、それを画面に配置し、コピーを作り、コピーの音の高さを1音上げておく。同じようにして、音程を1音ずつ上げた4匹のカエルを画面に並べ、音が低い順からタップして行き、4匹目まで行ったら戻ってくる。そうすれば、どうなるか?カエルのキャラクターによる「かえるの歌」が完成!
お母さんが子どもにオリジナルの絵本を作ってあげることができ、楽器の音やその他の音を録音して12音階を作成すれば、オリジナルの楽器が出来上がる。文字を一切使わずに使えるので、世界中の人々に笑顔を届けられる楽しいアプリだ。
全員
参加概要
浅草花やしき