フリーランスから正社員になる理由は?企業の需要、転職の流れと面接対策

フリーランスから正社員になる理由は?

フリーランスとして活動を続けていく中で、正社員へのキャリアチェンジを考えるタイミングは誰しもがあるでしょう。

本記事ではフリーランスから正社員へのキャリアチェンジを考える理由から、年齢における転職活動のポイント、面接時に企業側がフリーランスに対して懸念を抱くポイントまでを解説しています。

正社員へのキャリアチェンジを考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の目次
  1. フリーランスから正社員になる理由
  2. フリーランスと正社員の違い
  3. フリーランスエンジニアと正社員「需要」はどう違う?
  4. フリーランスから正社員への転職の流れ
  5. 企業がフリーランスを正社員採用する際のよくある懸念
  6. フリーランスから正社員になるための準備とキャリアプラン
  7. フリーランスから正社員になるための手続きと注意点
  8. フリーランスから正社員への転職を成功させるための面接対策
  9. フリーランスから正社員になる際のメリット
  10. 正社員からフリーランスに戻るリスク
  11. フリーランスから正社員を目指すならアイムファクトリー
  12. まとめ

フリーランスから正社員になる理由

フリーランスから正社員を目指す理由として、よく挙げられるのが「経済的な安定」です。正社員では毎月、一定額が給与として振り込まれ、企業によっては半期毎や一年毎にボーナスがあることも珍しくありません。

フリーランスの場合、毎月の案件数によって得られる金額が変わってきます。まったく仕事が見つからず、ゼロになってしまうこともあるでしょう。こうしたリスクがなく、毎月、安定した収入があるのは正社員の大きなメリットです。

また、正社員になることで住宅ローンが組みやすいなどの「社会的な信用」が得やすいのも理由のひとつです。フリーランスの社会的信用も以前と比較すると上がっていますが、現状はまだまだ正社員の方が高いといえるでしょう。

加えて「スキルアップ」もよくある理由です。正社員であれば、資格手当など会社のサポートを受けながらスキルアップを目指すこともできれば、周りの環境によってスキルアップを目指すことも可能です。

フリーランスと正社員の違い

フリーランスと正社員の働き方や給与の違いについて見ていきます。働き方はもちろんのこと、保険や税金の取り扱いなども異なるため、きちんと把握しておくことが大切です。

働き方

正社員とは、雇用主と雇用期間を定めずに雇用契約を直接結んだ労働者のことを言います。一方でフリーランスは企業や組織に属さず、個人で仕事を行う人のことです。

正社員の働き方は雇用契約を結んでいる企業や組織の取り決めによって定められます。平日週5日フルタイムで働く契約もあれば、シフト制による働き方も業種によってはあるでしょう。さらに残業時間の取り決めなども定められます。企業側が提示している条件に対して、雇用契約によって締結し、働いていくのが正社員です。

一方でフリーランスは企業と業務委託契約などを結び、案件を受注しながら仕事を行います。業務量は自分で調整できるのがメリットで、フルタイムで働くこともできれば、月で数日しか働かないなどの選択肢を取るのも自由です。複数の仕事の掛け持ちや働く時間や場所に囚われないなど、正社員とは異なり、自由な働き方ができます。

収入の種類

正社員とフリーランスは、以下の表のように収入の種類が異なります。

働き方収入の種類内容
正社員給与月給やボーナスなど企業や組織から定額の料金を支払う方法。住民税や所得税などが引かれた金額で得られるため、手取りの収入として計算が可能。
フリーランス報酬プロジェクトや案件ごとの対価として支払う方法。所得税などは引かれていないため、後から自分で申告する必要がある。

正社員は基本的に「給与」によって収入を得ます。給与は固定されているため、毎月安定した収入になる一方で、飛躍的な収入アップは見込めません。企業から自身の給与口座に振り込まれた給与は、税金関係ですでに引かれている金額のため、手取り額として自由に使える金額なのも特徴です。

一方で、フリーランスは「報酬」によって収入を得ます。プロジェクトや案件の内容や規模によって金額は異なるため、長期的に一つの案件に従事する場合を除いて、毎月一定の金額が振り込まれるわけではありません。一方で、案件次第では正社員の給与の何倍もの収入が見込めるのが魅力です。

福利厚生と社会保険の違い

正社員の場合、基本的に企業や組織と雇用契約を結んだ際、雇用保険や健康保険に加入したり、独自の福利厚生を受けたりできます。たとえば住宅手当や職場までの交通費、年一回の健康診断の費用負担などです。こうした福利厚生や社会保険に加入できるのは、正社員の大きなメリットです。

一方でフリーランスはこうした福利厚生を自動的に受けることはできません。自身で民間の保険に加入したり、福利厚生サービスを利用する必要があります。

たとえば「賠償責任保険」への加入です。フリーランスの場合、仕事上でトラブルが発生した際、自身ですべてを解決する必要があります。納期の遅延や情報漏洩などが発生した場合、損害賠償を請求されるケースも考えられます。こうした万が一のトラブルへの対応や他のサポートを受けるためには、自身で必要なものを検討し、サービスへ加入することが必要です。

フリーランスの不安を解消!エンジニアファクトリーのサポート

エンジニアファクトリーでは、フリーランスのリスクに備えたサポートが充実。フリーランスとして働く際の不安を解消でき、安心して働くことができます。

税金や年末調整の違い

正社員の場合、税金に関する手続きの手間はほとんどありません。企業に勤めている場合、年末調整に対応するだけで、他の手続きは会社が行います。年末調整は払いすぎた税金が還付されるなどのメリットがあります。

一方でフリーランスには、こうした年末調整は発生しません。企業や組織に属していないため、自分で確定申告を行う必要があります。確定申告は基本的に納税者本人が行うもののため、フリーランスとしての業務以外に手続きの手間が発生します。

なお、確定申告は給与収入が2,000万円を超える人や、正社員として企業に勤めている人で副業として年間の所得が20万円以上ある人も対象です。

フリーランスエンジニアと正社員「需要」はどう違う?

フリーランスとエンジニアの「需要」の違いについて、以下の3つの視点から見ていきます。

  • フリーランスエンジニアと正社員の給与差
  • 正社員エンジニアの求人市場の現状
  • フリーランスに対する企業のニーズ

フリーランスエンジニアと正社員の給与差

フリーランスエンジニアと正社員の給与差は以下の通りです。なお、フリーランスエンジニアの年収はエンジニアファクトリーから算出し、正社員の年収については求人ナビから算出しています。

<フリーランスエンジニアと正社員の給与差>

働き方給与(年収)
フリーランスエンジニア約915万円 ※スキルや案件によって大きく異なる
正社員約496万円 ※業界や職種によって大きく異なる

データ上、年収に大きな差はありますが、フリーランスエンジニアは案件によって単価の差があります。長期案件でなければ数か月で案件が終了し、年間をとおして一定の金額が得られるとは限らないため、一概にフリーランスエンジニアの年収の方が高いとは言い切れません。

もちろんフリーランスエンジニアも方法によっては、大きく年収を上げることが可能です。しかし、継続的に稼ぎ続けることは難しいのも現実です。

一方で正社員は飛躍的な年収増加は難しいですが、リスクを小さくしながらコツコツと稼げるのが魅力的な点になります。

正社員エンジニアの求人市場の現状

昨今、DXをはじめとした企業のIT化が促進されたことを背景に、エンジニアに対する需要も高まっています。

一方で人材不足も叫ばれており、経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査(2019年3月)」によれば、2030年には約48万人まで人材不足が進行すると予想されています。

エンジニアとしてプログラミングスキルや論理的思考力、ヒアリングスキルなど基本のスキルが求められているのはもちろん、今後はAIやIoTといった最先端技術に対応できる人材ニーズが高くなるでしょう。

さらにエンジニアはより専門的な職種に分かれていきます。アプリケーションエンジニアであればCやC++などの言語やSwiftやJavaなどのスキルが求められ、ネットワークエンジニアであれば、サーバーの冗長化のスキルが求められるのが一般的です。

職種において専門的なスキルを身につけ、常に向上心を持って行動しましょう。

年齢による転職活動のポイント(20代・30代・40代)

正社員からフリーランスへの転職活動において、それぞれの年代におけるポイントは以下の表の通りです。

<年代別転職活動のポイント>

年代企業側の視点転職活動のポイント
20代伸び代や仕事への意欲などポテンシャルのある人材か。研修制度や教育制度が整っており、スキルアップができる環境が整っているかを確認する。 仕事への意欲があることをアピールする。
30代これまでの職務経験や特定の分野における専門性はあるか、スキルは有しているかなど即戦力になりうる人材か。育児休暇等、ライフスタイルに合ったサポートを受けられるかを確認。 専門性のあるスキルに加えて、マネジメント経験があればアピールをする。
40代高度な専門知識に加え、マネジメント経験やリーダーシップを発揮した経験がある人材か。スキルに加えて、これまでの経験から業界への深い知識やマネジメント経験などをアピールする。

このように、年代によって企業から求められる点は大きく異なります。

フリーランスエンジニアに対する企業のニーズ

企業側がフリーランスに求める点として、募集している仕事内容とスキル・経験がマッチすることが挙げられます。

企業はフリーランスの採用において「即戦力」を求めることが多くなります。即戦力のフリーランスを採用することで、自社の人材リソースを有効活用できます。自社の従業員をコア業務に集中させる、チャレンジングな人材配置を行うなど、企業の生産性を向上するためにはフリーランス人材が頼れる即戦力であることが欠かせないのです。

一方で、フリーランスが多いエンジニアという職種ならではの文化として、フリーランスであっても士気やカルチャーへの理解を重視する企業もあります。やってみたい仕事があっても、募集要項を見て「スキルや経験が今一歩足りない気がする」と断念したことはありませんか。そういった場合でも、会社のMVVやカルチャーへの理解・共感があり、ともに成長していく志があれば、採用につながるケースがあります。

企業によってフリーランスに求めるものは異なるため、やってみたい案件が出てきた場合には、企業理解を深めることでチャンスが広がる可能性があります。

フリーランスから正社員への転職の流れ

フリーランスから正社員への転職の流れとして、エンジニアファクトリーを活用した方法とフリーランスとしての実績を転職活動でどのように活かすかを解説していきます。

エンジニアファクトリーを活用した転職活動の進め方

エンジニアファクトリーはフリーランスエンジニアへの高単価案件の紹介や、正社員への転職サポートを行うエージェントサービスです。フリーランス、正社員と目指したいキャリアに応じてサポートを行い、自分にあった働き方を見つけやすいのが特徴です。

エージェントからの書類作成や面接対策、キャリア支援などのサポートが充実しており、転職後の定着率は96.5%となっています。(2022年7月~12月入社者の3か月以上継続)

登録後は専任のキャリアアドバイザーが経歴や希望条件を伺い、案件の紹介やキャリアプランを作成していく流れです。

希望に沿ったキャリアを歩めるよう、レジュメの作成から面接対策までを徹底的にサポートすることに加え、年収の交渉から面接のスケジュール調整など徹底的にサポートを行うため「今案件を抱えていて忙しい」といった場合にも、スムーズな転身が可能です。

フリーランス時代の実績の活かし方

正社員への転職を成功させるためには、フリーランス時代に築き上げた実績をアピールすることが大切です。エンジニアであればどのようなプロジェクトに参画していたか、どのようなスキルを身につけ、どのように活かしてきたかなどです。

クリエイターであれば、自分の実績が掲載されているURLを提示したり、作品のポートフォリオを作成するとよいでしょう。大切なことは企業に対して「目に見える形」として提示することです。

言葉でアピールするのではなく、ポートフォリオとして視覚的に捉えられる形で提示すると、わかりやすく伝えられます。企業側はプロフェッショナルな人材や即戦力となり得る人材を求めているため、スキルの高さや実績を証明するためにも、ポートフォリオは必ず作成するとよいでしょう。

ポートフォリオ(自己研鑽資料)とは?作り方や構成(サンプル)・作品集ご紹介

企業がフリーランスを正社員採用する際のよくある懸念

企業側がフリーランスを正社員として採用する際には、以下の3つの点を懸念されることが多くあります。それぞれの懸念点をクリアにできるように対策しておくことが大切です。

  • フリーランス経験の評価ポイント
  • コミットメントの問題をどう解決するか
  • 企業文化への適応方法

経験を正社員での活躍につなげられるか

企業が中途採用において、即戦力を求めることがほとんどです。実績を上げているフリーランス人材であっても、入社後に同じように活躍できるのか、さらにスキルアップをして活躍はできるのかなどを判断していきます。

たとえばプロジェクト管理のスキルです。フリーランスの時にプロジェクト責任者として実績を挙げただけではなく、どのような問題があってどのように解決したかも伝えることで、問題解決能力が備わっていることもアピールできます。

また、どんなに高いスキルを所持していても、転職先の企業が求めるスキルとミスマッチを起こしては採用には至りません。自分は何ができ、企業は何を求めているのかを事前に確認し、ズレが起こらないようにしておくことが大切です。

早期離職のリスク

企業側の視点に立つと、採用した人材がすぐに辞めてしまうと、コストや時間が無駄になってしまうことは避けたいと考えることは自然なことです。

とくにフリーランスとして長く活躍していた人材では「職場環境や仕事内容で折り合いがつかないことがあった場合、すぐに離職してしまわないか」といった懸念は付き纏います。企業側はスキルや経験に加えて、長期的に自社で活躍してくれる人材を求めています。

こうした懸念を払拭するためには、給与が下がっても実現したいキャリアがあることや身につけたいスキルがあることなどをアピールし、長く働く意欲を見せることが大切です。

企業文化に適応してくれるか

フリーランスは個人で仕事を完結させることがほとんどのため、チームや組織で動く企業文化に適応できるかも懸念されるポイントです。

素晴らしいスキルをもっていたとしても、「協調性はあるか」「コミュニケーションスキルは問題ないか」などの懸念が大きくなってしまっては、転職は成功しません。なかには「個人で自由に仕事してきたから、チームで協力することは難しいだろう」と先入観を持つ人もいます。

正社員の場合は個人単位ではなく、チームや組織単位で動くことがほとんどです。相手の意見に耳を傾け、共に問題解決や成果を上げていく姿勢が求められます。こうした相手の懸念を払拭するためには、企業について入念なリサーチをしたうえで、フリーランスでなく正社員として働きたい理由を明確に伝えることが大切です。

フリーランスから正社員になるための準備とキャリアプラン

フリーランスから正社員へのキャリアチェンジは、これまでの働き方が大きく異なるため、キャリアを見直し、長期的なプランを立てることが大切です。

これまでのキャリアを振り返り、今後はどのようなキャリアを築いていきたいのかを明確にしなければ、正社員へキャリアチェンジした際にギャップを感じてしまいます。正社員として「いつまでにどのような仕事を行っていたいか」「何をできるようにしたいか」など、20代、30代、40代、50代と年代に沿って考えていくとよいでしょう。

なお、キャリアプランは定期的にアップデートすることも大切です。企業の求めているものが変化したり、ビジネスが変化したりと周りが変化していくためです。キャリアプランを明確にしておくことで、変化にも柔軟に対応でき、キャリアを積み上げることが可能になります。

しかし「忙しい毎日のなかでキャリアプランを考えるのは大変」という方も多いでしょう。そんなときはIT転職に強いエンジニアファクトリーのキャリアアドバイザーにご相談ください。これまでのご経験やスキル等を基にキャリアの棚卸しを一緒に行い、理想の将来像を描くお手伝いをいたします。

キャリアプランに基づいた転職活動の進め方

描いたキャリアプランに基づいて転職活動を進めていきます。キャリアプランを描くことで、どのような業界でどのようなポジションに就ければよいのかも明確になってくるため、実現に向けた動きも明確化できます。

たとえば「40代はIT業界の企業でマネジメントを行うポジションに就いていたい」というキャリアプランの場合、現在が20代後半であれば「目指す業界はIT業界、現場から将来的にマネジメントまで経験できる企業」が理想になるでしょう。キャリアプランを逆算することで、自身がとるべき行動が明確になります。

フリーランスから正社員になるための手続きと注意点

フリーランスから正社員になる際には、以下のような手続きが発生します。注意点とあわせて解説しますので、参考にしてみてください。

  • 正社員になるための必要書類
  • 確定申告と税金手続きの違い
  • 住民税と年末調整の対応方法

正社員になるための必要書類

正社員として企業に提出する「履歴書」「職務経歴書」は、当然必要になります。エージェントと一緒に、企業にとって魅力ある書類を作成することが大切です。

また、内定後には「労働条件通知書(雇用契約書)」の取り交わしを行います。労働契約の期間から業務内容、賃金、休日・休暇規定、契約更新の条件などを確認します。

確定申告と税金手続きの違い

フリーランスであれば確定申告を自身で行うことがほとんどです。一方で正社員であれば、年末調整を行うことで税金の手続きは完了します。

なお、年度の途中でフリーランスから正社員になった場合や、正社員として就業後も副業として働いていた場合には、確定申告が必要になるため注意が必要です。自身が確定申告の対象かどうか迷う場合には、税務署や税理士に相談してください。

確定申告は月間ごとの売上を記載したり、諸経費の計算、必要な領収書を揃えるなどの作業が発生します。一方で年末調整は会社が用意した「扶養控除等(異動)申告書」に必要項目を記載するだけで完了です。税金手続きの手間は正社員が圧倒的にかからないといってよいでしょう。

住民税と年末調整の対応方法

住民税については、現在納付書が手元に届いている分は間違いなく納付しなければなりません。就職先によっては「特別徴収」を実施している場合もあります。特別徴収とは会社が住民税を差し引く制度のことです。特別徴収を行っている場合には、会社が住民税に関する手続きを行う必要があるため、給与担当者への確認が必要です。

一方で年末調整は会社員として以外の所得が20万円以上あるか否かで変わってきます。所得が20万円以上の場合は、会社員であっても確定申告が必要です。副業で収入を得ている場合などは、翌年の2月16日〜3月15日までの間に確定申告を完了させる必要があります。

20万円未満の場合は会社の年末調整のみ税務の手続きが完了します。

フリーランスから正社員への転職を成功させるための面接対策

正社員への転職を成功させるための対策として、以下の2点を確認していきます。

  • 志望動機とフリーランス経験のアピール方法
  • 企業の懸念に対する方法

志望動機とフリーランス経験のアピール方法

面接対策として、フリーランスで経験してきたことや実績をアピールすることが大切です。作品やURLなどのポートフォリオの提示をすることで実績をアピールできます。実績がアピールできないと、スキルがないと判断される可能性もあるため注意が必要です。

そしてフリーランスの経験は志望動機に紐づけることも可能です。フリーランス時代の経験や実績が正社員になっても活かせるとアピールすることで、自社で活躍してもらえるイメージをもってもらいましょう。

会社側は応募者が自社にマッチしているかを確認していきます。「なぜ、自社を志望したのか」「なぜ、フリーランスから自社の正社員になろうとしているのか」を知りたいと考えています。

フリーランスの経験からどのような考えにいたって正社員を希望するのか、そしてなぜそれが志望先の企業だったのかを明確にしていくとよいでしょう。

IT業界の志望動機の書き方とは?未経験の場合の例文など紹介

アピールすべきポイント

企業は「人材が持つスキル・経験と業務内容があっているかを見極めたいと」と考えます。単純にスキルや経験について語るのではなく、面接を受ける企業の事業活動において、どのように活かせると考えているか語りましょう。

また、フリーランス人材を正社員として迎える場合、企業は「組織に馴染んでくれるか」「チームとして動ける人か」といった点を重視する傾向にあります。面接時には個人主義ではなく、協調性のある人材であることをアピールすることが必要です。

フリーランスであってもすべてを個人で完結させる仕事は多くありません。プロジェクトの一員として働いていたり、取引先との折衝を行うケースもあるでしょう。面接前には協調性をアピールできる具体的なエピソードを用意しておくとよいでしょう。

・面接の質問対策20選|よく聞かれるテーマ別質問回答集徹底解説

フリーランスから正社員になる際のメリット

正社員になる最大のメリットは「安定した収入」と「社会保障」が手に入ることです。毎月の安定した収入は、フリーランスにはないメリットといえます。また、企業によりますが福利厚生も充実していることは、安定した仕事環境を整えることにもつながるでしょう。

さらに「社会保障」です。厚生年金や雇用保険などに加入できるため、万が一の事態になったとしても保証を受け取ることが可能です。さらに正社員であることは社会的信用にもつながり、ローン審査や住宅審査に通過しやすくなります。

フリーランスと比較すると安定性や社会保障という面では、現状まだまだ正社員が優位です。働く場所や時間が会社から指定されるなど、フリーランスと比べて自由にならない部分もありますが、着実な生活を過ごしていきたい場合は、正社員がおすすめです。

正社員からフリーランスに戻るリスク

正社員として働き始めた後、再びフリーランスに戻りたいと考える人も少なくありません。

フリーランスに戻ることは、正社員のメリットを捨てることになります。収入が安定しなかったり、社会保障が十分に受けられないリスクがあることも理解しておくことが大切です。リスクを理解したうえで、フリーランスとしてやっていくうえで十分なスキルは備わっているか、収入の確保はできそうかなどを考えていきましょう。

また、自身が「フリーランスから正社員になりたい」と思い、行動した理由について、深堀りして考えてみるとよいでしょう。そのときの理由をクリアできるのであれば、再びフリーランスになるにも選択肢の一つです。

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まとめ

フリーランスから正社員になることは十分に可能です。正社員になることで、フリーランスだと難しい安定性や社会保障が手に入ります。

企業にとってもフリーランスで培ってきた高いスキルは非常に魅力的なものです。スキルや実績を存分にアピールすることはもちろんのこと、協調性や柔軟性など組織が懸念する点を意識しながら面接対策を進めていくとよいでしょう。

正社員になることのメリットや注意点を理解し、ぜひ正社員へのキャリアチェンジを実現してみてください。

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