AWSエンジニアの年収(給料)とは?年齢別の平均年収から年収の上げ方まで紹介

AWSエンジニアの年収(給料)とは?年齢別の平均年収から年収の上げ方まで紹介

現在エンジニアとして働いている方の中には、AWSを扱うAWSエンジニアという職種を耳にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、AWSエンジニアはどのような仕事内容なのか、年収はどれくらいなのか、AWSエンジニアの年収の上げ方などについて解説していきます。

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この記事の目次
  1. AWSとは
  2. AWSエンジニアの仕事とは
  3. AWSエンジニアの年齢別の平均年収
  4. AWSエンジニアの年収は他エンジニアよりも高い?
  5. AWSエンジニアの年収が高い理由
  6. AWSエンジニアの年収を上げるポイント
  7. AWSエンジニアの将来性
  8. AWSエンジニアの求人ならエンジニアファクトリー
  9. まとめ

AWSとは

AWSは「Amazon Web Services」の略で、ネット通販で有名な「Amazon」が提供するクラウドサービスのことです。必要なときに必要な分だけのリソースを使うことができ、大半のクラウドサービスが従量制料金となっています。

例えば、AWSでは以下のようなサービスを利用することができます。

・仮想サーバーの作成(例: Amazon EC2)
・動画や画像などのコンテンツ配信(例: Amazon S3)
・機械学習やデータ分析(例: Amazon Forecast)
・データベース活用(例: Amazon RDS)
・BIツールの活用(例: Amazon QuickSight)

その他にも、現在では200を超えるサービスが提供されています。

また、世界的に有名なAmazonが提供しているサービスのため、数多くの企業で導入されています。そのため、AWSを扱える専門的なスキルを持つAWSエンジニアの需要はこれからも高まっていくでしょう。

AWSエンジニアの仕事とは

AWSエンジニアの仕事は、AWS環境の設計や構築、運用・保守を行うことです。

設計では、AWS上で稼働するDBサーバーや仮想サーバーなど環境の設計を行います。

また、構築では、設計手順をもとに、AWSのリソースを組み合わせて環境を構築していきます。

運用・保守段階では、構築したAWSの環境を実際に運用し、機能のアップデートやエラー監視とその対応などを行います。

仮想サーバーサービスのAmazon EC2は、自動でインスタンスの数を調整する設定ができる完全マネージド型サービスなので、保守・運用の手間はオンプレより大幅に削減されています。

AWSエンジニアの年齢別の平均年収

AWSエンジニアの平均年収は約600万円〜700万円と言われていますが、仕事内容やスキルなどにより、年収1,000万円を超えることも可能でしょう。

ここからは、AWSエンジニアの年齢別の平均年収について解説していきます。

20代のAWSエンジニア

20代のAWSエンジニアの平均年収は、約350〜400万円です。月収に換算すると約20〜30万円程になります。

職種にもよりますが、20代の平均年収は約280万円です。他の業種と比べた場合は、AWSエンジニアの方が若くても高収入を期待できるといえます。

もし、インターンやバイトなどでAWSの使用経験がある方は、年収が600万円を越す場合もあります。

30代のAWSエンジニア

30代のAWSエンジニアの平均年収は20代から更にアップし、約400〜600万円となります。月収に換算すると約30〜45万円程になります。

30代の平均年収は約400万円程なので、AWSエンジニアは他の職種よりも年収が高くなっています。AWSエンジニアはスキルや経験の積み重ねにより、キャリアアップすることができるので、更に収入を増やしていくことが可能です。

40代のAWSエンジニア

40代のAWSエンジニアの平均年収は、約600〜900万円です。月収に換算すると約45〜65万円程になります。

40代になると役職により年収が大幅に上下しますが、AWSエンジニアの年収は600万円を超えていきます。部長や課長クラスになると更に年収が上がり900万円を超えることもあるでしょう。

また、40代の平均年収は約500万円程なので、AWSエンジニアの年収が同世代と比べると遥かに高いことがわかると思います。

AWSエンジニアの年収は他エンジニアよりも高い?

これまでは年齢別にAWSエンジニアの平均年収を紹介してきましたが、ここから以下の3つのエンジニアと平均年収の比較をしていきます。

・システムエンジニア
・インフラエンジニア
・データベースエンジニア

システムエンジニア

経済産業省が2017年8月に公表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、システムエンジニアの平均年収は、約593.7万円です。月収に換算すると約45万円程です。

一方AWSエンジニアの平均年収は約600万円〜700万円と言われています。AWSエンジニアは、需要が多くネットワークやセキュリティ以外の知識も必要になってくるので、システムエンジニアの平均年収よりも高くなります。

参考: IT関連産業の給与等に関する実態調査結果 (経済産業省)

インフラエンジニア

インフラエンジニアの仕事内容は、基本的にはAWSエンジニアと同じです。仮想サーバーの設計や構築、運用・保守を行います。

インフラエンジニアの平均年収は、約500万円です。一方AWSエンジニアの平均年収は約600万円〜700万円と言われています。

AWSエンジニアはクラウドやネットワーク、サーバーの知識が必要であること、またインフラエンジニアは未経験者の求人が多いことから、AWSエンジニアの平均年収がインフラエンジニアより高くなると考えられます。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの開発や設計、管理などを行うエンジニアのことです。

そんなデータベースエンジニアの年収は470万円となります。他のIT系エンジニアの平均年収は450万円程と言われているので、IT系エンジニアの中では年収が高い方です。

一方、AWSエンジニアの平均年収は約600万円〜700万円なので、データベースエンジニアより年収が高くなることがわかります。

AWSエンジニアの年収が高い理由

他のIT系エンジニアの年収と比較すると、AWSエンジニアの年収はそれらより高くなることを解説しました。

ここからは、なぜAWSエンジニアの年収が高くなるのかについて以下の3点を中心に解説していきます。

・需要の増加
・クラウド化の浸透
・AWSエンジニアの高度化

需要の増加

AWSは数多くの企業で活用されていて、クラウドサービスにおけるAWSのシェア率は30〜33%でトップです。例えばシャープ株式会社では、IoT家電を快適に利用するため安全性や信頼性の高いAWSを導入しています。他にも全日本空輸株式会社のANAアプリでは、バックエンドのプラットフォームをAWS上に構築しています。

AWSを導入する企業が増えてくると、AWSを用いた開発のできるエンジニアの需要がますます伸びていきます。このようにAWSエンジニアの需要がこれからも増えることが、年収が高くなる理由の一つです。

クラウド化の浸透

AWSを利用すれば、オンプレのように自社でインフラの整備や物理的なメンテナンスを行う必要がなくなり、ランニングコストを抑えることができます。また、AWSは利用した分だけ課金される従量課金制なので無駄な課金が行われないのもクラウド化のメリットです。

また、総務省が公表している令和四年版情報通信白書によると、クラウドサービスを利用している企業は70.4%でした。クラウド化が進み、今後もAWSを導入する企業が増えることがAWSエンジニアの年収が高くなる理由の一つです。

参考:令和四年版情報通信白書

AWSエンジニアの高度化

AWSの求人や募集は、スキルや経験があることが条件になっていることが多く、未経験の求人は少なくなっています。

AWSの公式ドキュメントや入門者は、IT初心者にとってレベルが高くなっています。未経験からAWSエンジニアを目指すには、まずはインフラエンジニアなどで経験を積み、スキルアップしてからにするのが現実的です。

このように、未経験の案件が少ないということは企業は即戦力を求めているため、AWSエンジニアの年収が高くなると考えられます。

AWSエンジニアの年収を上げるポイント

ここからはAWSエンジニアとして年収をあげるポイント5選を解説していきます。年収を上げるには主に自分自身のスキルアップや経験を積み、市場価値を高めていくことが大切になります。

AWS認定資格を取得する

AWS認定資格とは、AWS上でアプリケーション開発などを行うための知識やスキルが問われる資格のことです。AWS認定資格には基礎レベル、アソシエイトレベル、プロフェッショナルレベル、専門知識と4つのレベルがあり、合計12種類の資格があります。

AWS認定資格を持っていれば、AWSを使えるレベルの高いエンジニアであることが証明でき、企業やクライアントからの信頼や安心感を得ることができます。

特に難易度が高い資格や、12種類の全ての資格を取る12冠となると活躍の幅が広がり、AWSエンジニアとしての年収を上げることができます。

参考:AWS認定

5年以上の実務経験を積む

AWSエンジニアの募集の中には、AWSの利用経験に加えてインフラエンジニアとしての経験年数やWebアプリケーションの設計、開発経験などのキャリアが求められるケースが多くあります。

転職の際に相場より高い年収を狙うには、少なくとも5年以上の経験やそれ相応のスキルを備えておくことが大事です。まずは今の企業でスキルや経験を積み、クラウドサービスにおける基礎的な知識やトレンドになっている技術の習得をしておくと良いでしょう。

IaCのスキルを身につける

インフラのコード化により、再利用が可能で高速に構築が行え、人為的なミスが減ることがメリットとしてあげられます。

AWSのIaCのツールは以下の2つがあります。

・AWS CDK(Cloud Development Kit)
・AWS CloudFormation

CDKでは、AWS環境を一般のプログラミング言語で記述することができます。

また、CloudFormationはVPCやIAM、その他リソースの構築を行うことができます。

このようにインフラを構成する要素をコード化することができれば、効率よく業務を進められ年収アップにつながります。

フリーランスとして活躍

企業でAWSエンジニアとして働きながら、フリーランスとしても案件を受注できるほどのスキルや経験を積んだ後独立すれば、さまざまな案件に対応することができるため年収を上げることができます。

自分自身の努力次第ですが、市場やクライアントが求めているニーズに対して、しっかりとアウトプットを出すことができれば年収を上げることは可能です。

ただし、会社員のような社会保障や福利厚生が整ってはいないので、フリーランスとしての独立はよく考えてから決断するようにしてください。

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上流工程やマネジメント経験を積む

上流工程やマネジメントの経験を積むこともAWSエンジニアとしての年収を上げるポイントの一つです。

上流工程の経験を積むことで、ビジネス面と技術面の両方からベストな選択を判断することができるようになり、市場価値が高まります。

また、PMの市場価値は年々高まっているので、マネジメント経験がありチームやプロジェクトを牽引することができる能力があれば引く手数多となります。

このようにエンジニアとしてのスキルだけでなく、ビジネス面の視野を広げることができれば、更にAWSエンジニアとしての年収を上げることが可能です。

AWSエンジニアの将来性

AWSエンジニアの将来性

AWSエンジニアは、インフラ系エンジニアの中でも需要が高く将来性もある職種となっています。

インフラ系エンジニアはサーバーやネットワークなどのIT基盤を扱うので他のIT系エンジニアと比べると重要度が高く、その中でもクラウドを扱うことのできるAWSエンジニアは特に需要が高くなっています。

また、AWSエンジニアの年収の高さからもわかるように、IT業界をはじめとしゲーム業界や広告業界、自治体でもAWSを導入する企業が増えクラウド化が進んでいくことが予想されます。現在エンジニアとして働いていてこれからAWSエンジニアを目指そうとしている方でも、十分に活躍していくことが可能です。

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また、案件を探す際も、「インフラエンジニア」や「Webエンジニア」といった職種、「Python」や「Ruby」といったプログラミング言語から、自分の経験に合った案件に応募できますので、ぜひ登録してみてください。

まとめ

この記事ではAWSエンジニアの年収や年齢別の平均年収、年収のあげ方について解説しました。AWSを導入する企業が増えクラウド化が進んでいるため、AWSエンジニアの需要が高く将来性のある職種となっています。

自分自身のスキルを身につけ市場価値を高めることで、AWSエンジニアとしての年収アップにつながります。また、プロジェクトのマネジメント側としてキャリアアップすることも年収アップにつながりますので、自身の希望にあわせてキャリアを選択しましょう。

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