「フリーランスエンジニアにおすすめのPCはどれ?」「ネット環境は何を選んだらいいかわからない」こんな悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事は、フリーランスエンジニアを目指している人や、フリーランスエンジニアになったばかりの人向けです。
本記事では、用途や働き方に応じたPC選びのポイントと、最適なネット環境について詳しく解説します。ぜひ、最後までご覧ください。

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フリーランスエンジニアにおすすめのPC環境
フリーランスエンジニアになると、どんなPC環境を揃えればいいのか分からず、ネットで調べても情報が多すぎて迷う人もいるのではないでしょうか。
まずはおすすめのPC環境について解説します。
ノートPCかデスクトップPCか
パソコン選びで迷いやすいのが、ノートPCにするかデスクトップPCにするかというポイントです。それぞれの特徴を理解して、自分の作業スタイルに合ったものを選びましょう。
出張やカフェ、コワーキングスペースなど外出先で作業する機会が多い場合は、ノートPCが便利です。最近は軽くて高性能なモデルも多く登場しています。特に、外で作業することが多いエンジニアにとっては必需品といえるでしょう。
自宅での作業が中心で高い性能が必要な場合には、デスクトップPCがおすすめです。同じ価格帯のノートPCに比べると、パフォーマンスが優れている場合が多く、大規模プロジェクトのビルドや複数のアプリケーションを同時に使うような負荷の高い作業も安心してこなせます。複数のモニターを使いたい場合にもデスクトップPCは適しています。
自宅にはデスクトップPCを置き、外出用に軽量なノートPCを用意するというパターンもあります。それぞれの特徴をうまく活用して、快適な作業環境を整えましょう。
OS
Windows 11には、HomeとPro(Professional)があります。それぞれの特徴をまとめます。
Pro
- BitLockerによるドライブ暗号化機能
- WIP(Windows情報保護)
- Microsoft Azureと連携機能
- リモートデスクトップ機能
Proは、企業や法人の利用を想定した機能があることが特徴です。
Home
- ウィジェット機能
- クリーンアップ機能
- スナップレイアウト機能
- 音声入力機能
- チャット機能
- クリップボードの履歴機能
Homeは、基本的なWindows11の機能が使えます。
使用用途にもよりますが、フリーランスの個人利用であれば、Homeの機能で不自由なく使えるでしょう。
CPU
CPU(Central Processing Unit)はコンピューターの頭脳に相当する部品です。高性能なCPUを搭載することで、作業効率が大幅に向上します。フリーランスエンジニアの業務には、最新の第13世代または第14世代のIntel Core iシリーズがおすすめです。
Core i5はCore i7に匹敵する処理性能を持ちながら、価格がより抑えられています。プログラミング、デバッグ、軽量な動画編集など、一般的な開発作業は問題なくこなせます。開発内容が複雑な場合や仮想環境をよく使う場合は、Core i7やi9を検討してください。新しい世代ほど消費電力が抑えられ、より効率的に動作します。
適切なCPUを選択することで、作業効率が向上し、エンジニアの開発作業がスムーズに進む環境を整えることができます。
メモリ
フリーランスエンジニアにおすすめのメモリ容量は32GB以上です。メモリ容量が大きいほど、快適な作業環境を維持しやすくなります。エンジニアの作業環境では、複数のブラウザタブを開くことが一般的ですがメモリを消費するため、多くのタブを開くほど使用量が増えます。ブラウザだけでなく、IDEやデバッグツール、仮想環境など複数のアプリケーションを同時に使用する場合、さらに大きなメモリ容量が必要です。
32GB以上のメモリを搭載したPCを選ぶことで、複数タスクを快適にこなせる環境が整います。用途によっては後から増設する選択肢もありますが、初めから十分なメモリ容量を搭載しておくことで、作業中にPCが遅くなるリスクを減らし快適な動作を長く維持できます。
ドライブ
快適なPC環境を整えるために、ドライブの選び方も大事です。エンジニアが使うPCには、高速なM.2 SSD(Gen4以上)を選ぶのがおすすめです。このタイプのSSDは、データの読み書きがとても速く、パソコンの動作がスムーズになります。データ容量が大きいファイルを扱うことが多いエンジニアにはぴったりです。
容量については、自分の用途に合わせて決めると良いでしょう。システム用には256GBから512GBのM.2 SSDを選び、データ保存用には大きなサイズのSATA SSDやHDDを追加するという方法があります。多くのパソコンではドライブを後から追加したり交換したりできるので、必要に応じて容量を増やすことも可能です。
グラフィクス
快適に仕事をするためには、PCのグラフィックス性能も大切です。生成AIを使った作業やゲーム開発、動画編集をする場合には、GeForce RTX 40X0シリーズがおすすめです。このシリーズは高い処理能力があり、作業中のストレスを軽減してくれます。高解像度の動画編集や複雑なグラフィックスを使うゲームでもスムーズに動作します。
グラフィックカードを選ぶときには、自分の作業に合った解像度への対応やモニター出力数を確認するのがポイントです。4K動画編集やマルチモニターを活用するなら、それに対応した性能が必要です。PC全体の電力消費量や冷却機能もチェックして、自分の作業環境に合った構成を選びましょう。
フリーランスエンジニアにおすすめのネット環境
フリーランスエンジニアにとって、快適なネット環境は仕事をする上でとても重要です。ネットが不安定だと、仕事に支障が出ることもあります。ここからは、下記項目に分けて、フリーランスエンジニアにおすすめのネット環境を解説します。
- ネット回線
- ネットプロバイダ
- ルーター
- 周辺機器
ネット回線
リモート作業を行うフリーランスエンジニアにとって、安定したインターネット回線は欠かせません。ネット回線には主に固定回線とモバイルWi-Fiの2つの選択肢がありますが、おすすめは固定回線です。固定回線は速度や安定性が高く、突然の接続トラブルによる作業の遅延を防ぎやすい点が特徴です。
フリーランスエンジニアはネットを駆使してクライアントとのやり取りやシステム開発を行うため、ネットワークの不具合が納期の遅れや信用問題につながる可能性があります。
モバイルWi-Fiには「速度制限」のリスクがあり、作業中にネットが遅くなる、または完全に使えなくなる場合があります。ただし、モバイルWi-Fiには持ち運びの利便性があるため、カフェやコワーキングスペースでの作業時には役立ちます。
万が一のネットワークトラブルに備えて、基本的には固定回線を利用し、いざという時のためにモバイルWi-Fiを補助として使うこともおすすめです。
ネットプロバイダ
ネットプロバイダは、インターネット回線を利用する際の仲介役となる会社です。フリーランスエンジニアにおすすめのプロバイダをいくつか紹介します。
NURO光 | BIGLOBE光 | auひかり | |
速度 | 最大10Gbps | 最大10Gbps | 最大10Gbps |
料金 | 5,700円 (10ギガの場合) | 6,270円(10ギガの場合) | 税抜6,380円(10ギガの場合) |
対応エリア | 【北海道エリア】 北海道 【東北エリア】 宮城県、福島県、山形県※東北エリアは10Gのみ提供 【関東エリア】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県 【東海エリア】 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 【関西エリア】 京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県 【中国エリア】 広島県、岡山県 【九州エリア】 福岡県、佐賀県 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、北海道、宮城県、新潟県、栃木県、群馬県、茨城県、長野県、福島県、山梨県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、愛知県、静岡県、三重県、岐阜県、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県 | 静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県、沖縄県の一部地域以外 |
スマホとのセット割 | ソフトバンク、NUROモバイル | au、UQ mobile、BIGLOBEモバイル | au、UQ mobile |
プロバイダ選びは、料金やエリアの対応状況も考慮しながら、自分に合ったものを見つけるようにしましょう。
ルーター
フリーランスエンジニアにおすすめなのは、Wi-Fi 6対応ルーターです。Wi-Fi 6は、従来のWi-Fi 5と比較して最大通信速度が約1.4倍も高速で、4K動画のストリーミングや大容量データのアップロードも快適に行えます。スマホやPCだけでなく、複数のデバイスを同時に使用する場合でも、接続が安定します。家族とネット環境を共有している場合にも最適です。
Wi-Fi 6には「ターゲットウェイクタイム(TWT)機能」が搭載されており、デバイスの通信を効率化することで、Wi-Fi端末のバッテリー寿命を延ばすことが可能です。
有線接続が必要なデバイスが複数ある場合、ポート数が少ないと不便になる可能性があります。特に高帯域が求められる作業では、有線接続の安定性が重要なので、ルーターのポート数もチェックしておきましょう。
周辺機器
LANケーブルは「Cat6」以上のものを選ぶと良いでしょう。Cat6ケーブルは、速くて安定したインターネット接続が可能です。もしもっと速い通信が必要なら、Cat6AやCat7も検討してみてください。
インターネット回線を契約するとプロバイダーからモデムやルーターがレンタルされますが、自分で購入する選択肢もあります。自分の好きな性能のモデムを選べるので、長い目で見るとコストを抑えられることもあります。購入する際は、プロバイダとの互換性や設定の手間を確認しておくことが大切です。
ネットスピードを確認する方法
フリーランスエンジニアにとって、安定したインターネット回線によって仕事の効率が左右されます。ネットスピードを確認する方法として、以下の2つの便利なサイトを紹介します。
Fast.com
世界的に有名な大手動画配信サイトが運営するインターネット速度測定ツールです。
- サイトにアクセスするだけで、自動的にダウンロード速度(下り速度)が測定されます。
- 「詳細を表示」をクリックすると、レイテンシ(Ping値)やアップロード速度(上り速度)も確認可能です。
- シンプルなデザインで、初心者でも使いやすいのが魅力です。
Speedtest.net
世界中で利用されているインターネット速度測定サイトです。
- 「GO」ボタンをクリックするだけで、ダウンロード速度、アップロード速度、レイテンシを測定できます。
- 無料で使えるほか、会員登録をすれば測定結果を保存でき、時間帯や場所ごとの比較が可能です。
- モバイルアプリも提供されており、スマホやタブレットでも利用可能です。
時間帯によって速度が低下することがあるため、いくつかの時間帯で測定してみましょう。快適な作業環境を整えるためには、ダウンロード速度が50Mbps以上、アップロード速度が10Mbps以上であることが理想的です。
フリーランスエンジニアの案件探しはエンジニアファクトリー

フリーランスエンジニアになるための準備が整ったら、案件探しはエンジニアファクトリーがおすすめです。エンジニアファクトリーでは7,000件以上の公開案件を取り揃えています。紹介する案件の平均年商は810万円(※2023年4月 首都圏近郊のITエンジニア対象)となっており、長期契約のプロジェクトから最新技術に関わる案件まで、幅広くご紹介しています。
氏名・メールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒でサポート開始できますので、フリーランスエンジニア案件をお探しの方はぜひご登録ください。
まとめ
フリーランスエンジニアにとって、PC選びやネット環境は仕事をスムーズに進めるために大切です。ノートPCとデスクトップPCは、それぞれ「持ち運びやすさ」や「性能の高さ」といった特徴があるので、自分の働き方に合ったものを選びましょう。
ネット回線は、安定した固定回線を基本に、モバイルWi-Fiを補助として使うのがおすすめです。準備が整ったら、エンジニアファクトリーで案件探しをして、フリーランスエンジニアのキャリアをスタートさせましょう。