2024/03/04

Webディレクターの平均年収とは?年収の上げ方からキャリアパスまで解説

カテゴリ キャリア
Webディレクターの平均年収とは?年収の上げ方からキャリアパスまで解説

「Webディレクターの平均年収ってどれくらい?」「年収を上げる方法は?」「具体的にどんな案件があるの?」 Webディレクターとして成長していきたい方の中にはこういった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「Webディレクターの平均年収」「Webディレクターの仕事内容やスキル」「Webディレクターの年収を上げる方法」「Webディレクターの具体的な案件は」などについて解説していきます。

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Webディレクターの平均年収

Webディレクターの平均年収

求人ボックスによると、Webディレクターの平均年収は499万円、月収は約42万円です。年収のボリュームゾーンとして多いのは476〜544万円の水準になります。

また、国税庁による民間給与実態統計調査によると、日本の給与所得者における平均年収は443万円です。Webディレクターの年収は、日本の平均年収と比較すると高い水準であることがわかります。

年齢別にみたWebディレクターの平均年収

経験やスキル、プロジェクトの規模にもよりますが、Webディレクタ-の平均年収は、30代で約400万円〜約600万円、40代で約500万円〜約700万円、50代で約600万円〜約800万円となっています。

Webディレクターとしての経験やスキルも年齢とともに蓄積されるため、年齢が上がるにつれて平均年収が高くなる傾向にありますが、所属する企業や携わる案件やプロジェクトによっては、20代で年収1,000万円を得るWebディレクターもいます。

理由としては、経験実績が年収や評価に大きく影響する職種でもあるからです。

また、他のWebクリエイターの職種と比較しても、Webディレクターの平均年収は高い水準にあります。 求人ボックスではWebデザイナーの平均年収は473万円、Webプログラマーの平均年収は471万円となっています。Webディレクターは、WebデザイナーやWebプログラマーをはじめとしたチームメンバーをとりまとめ、プロジェクトや案件を推進していくポジションでもあるため、チームマネジメントやコミュニケーション能力などのスキルも求められるため、年収が高くなる傾向にあります。

Webディレクターの年収が高い理由

Webディレクターの年収が高い理由

Webディレクターの年収が高い理由は、Webに対する深い知見や豊富な経験値が必要な職種だからではありますが、それ以上に職種名の通り、現場の指揮や進行管理といったディレクションスキルが必要な職種になるからです。

スケジュール管理スキルや関係者との調整業務といったスキルをはじめ、社内外の方とのやり取りや交渉、折衝といったソフトスキル、ビジネススキルが非常に大切となります。

Webデザイナーやプランナー、マーケター、プログラマーやエンジニアなど非常に多くのクリエイターとチームマネジメントしながら、クライアントや取引先、社内の関係者との調整を行う橋渡しとして担う役割が、年収を高くする理由となります。

Webディレクターの仕事内容

Webディレクターの仕事内容

Webディレクターは、Webサイトの企画立案や制作、運用における監督としてのポジションを担う職業です。

実際にWebサイトを制作していく際、規模によりますが、サイト制作を依頼するクライアントや企業担当者の要望や課題のヒアリングを行い、企画提案、予算や制作費の見積を行う営業としてのポジションをWebディレクターは担います。

その上で、実際に制作していく際には、WebデザイナーやWebエンジニアをはじめ、プランナー、ライター、マーケターといった制作にかかわる多くのメンバーをまとめながら、進行管理、クオリティチェックを行い、プロジェクトを円滑に進めていく仕事になります。

また、Webサイトが無事完成し、リリースした後もアクセス解析や更新作業、コンテンツ追加といったディレクションも行っていくなど、場合によっては数年単位で制作したWebサイトに携わっていくケースもあります。

WebプロデューサーとWebディレクターとの違い

よく比較されるのは、「Webプロデューサー」といった職種です。

所属企業やプロジェクトによって、業務内容が組み合わさったりしますが、一般的にはWebプロデューサーはWebサイトの事業全体の責任を担い、全体方針の取り決め、舵取りなどを行うポジションです。

一方、Webディレクターは、Webサイトにおける実務責任者という立場で、Webプロデューサーが示した方針や策定した計画に沿って、実務として遂行するポジションを指すことが多いです。ただし、求人によっては、Webプロデューサーの役割をWebディレクターが担うケースもあるため、応募する求人では、どこまでがWebディレクターの役割かをきちんと把握することが大切になります。

Webディレクターに必要なスキル

Webディレクターに必要なスキル

Webディレクターの仕事内容は、非常に幅広い知識や経験、スキルが必要ですが、こちらでは特にWebディレクターとして必要とされるスキルを3つ挙げています。

・スケジュール管理スキル
・企画力・課題解決力
・ビジネススキル

・スケジュール管理スキル

サイトやコンテンツを制作していくにあたって必ずいつまでに納品やリリースするといった納期があります。

Webディレクターはその納期までに滞りなく、Webデザイナーやクリエイター、関係者との調整やコミュニケーション、クオリティチェックを経てリリースしていくのが役割です。

また、1つの案件だけでなく、時には複数の案件やサイト制作も並行して携わることも少なくありません。そのため、Webディレクターは各案件の進捗状況やスケジュールを把握し、円滑に進めていくスキルが必要になります。

同時に、円滑に進めていくにはデザイナーやエンジニアに適切な指示を行う必要があるため、最低限のサイト制作知識や知見を持ったうえで進めていく必要があります。

企画力・課題解決力

Webディレクターが制作に携わるサイトやコンテンツは、必ず何か目的を持った上で制作されているはずです。例えば、新しく世に出る商品やサービスを多くの方に紹介していけるサイトやコンテンツだったり、現在のサイトだとユーザーが見たい情報にたどり着けないので、きちんと情報を整理するためにリニューアルしたい等。

そのため、Webディレクターはその目的や要望をきちんと整理し、目的に沿ったサイトやコンテンツを作るための企画立案や課題解決をしていく必要があります。

場合によっては、自分があまり知見を持っていないジャンルや業種であれば、知見を持ったプランナーやクリエイターとチームを組むなど、課題解決のためのチーム組成をする力も必要です。

ビジネススキル

Webディレクターはクライアントや企業担当者といった依頼先と、実際にサイトやコンテンツ制作を行うWebクリエイターたちの橋渡しとしての役割を担います。

依頼先の要望や課題を汲み取り、目的達成に向けた企画を提案し、実際に形にすべくチームを組成、プロジェクトを進めていきます。

関係者が多くなる分、適切に情報交換や共有をしていかないと、両者の意思疎通が難しくなり、プロジェクト遂行が困難になるケースも多々あります。

そのため、WebディレクターはクリエイティブやWeb制作に関する知識や知見を持ちながら、Webに対する知見がないクライアントや企業担当者であっても、情報や内容をかみ砕いて、理解してもらうためにコミュニケーションや、理解しやすいような資料を用意するなどビジネススキルが重要となってきます。

Webディレクターの年収を上げる方法

Webディレクターの年収を上げる方法

Webディレクターとして年収を上げていくためにはどうすればよいか、気になる方もおられるかと思います。Webに対する知見や技術に対する理解、スキル向上をしていくことが重要ですが、それ以外でもWebディレクターが年収を上げるための方法があります。

・人脈・ネットワーク
・プロジェクトマネジメント力
・経験や知識の棚卸し

・人脈・ネットワーク

年収を上げていくためには、所属、関わっていく企業の規模や携わるサイトやプロジェクトの規模、難易度などが大きく影響してきます。

難易度が上がる分、求められる企画や提案内容、プロジェクト遂行、デザインをはじめとしたクオリティなども難しくなってきます。

そのため、必要に応じて一緒にチームを組んだり、知見を持った人脈やネットワークを持っておくのは非常に大切です。

年収が上がっていくWebディレクターほど、依頼される案件や仕事量は多くなります。そのため、並行して何個もプロジェクトを動かしていくためには、適切なチーム組成が必要となります。

・プロジェクトマネジメント力

人脈・ネットワークにも関連しますが、Webクリエイターにとって一緒に仕事をしたいWebディレクターは、プロジェクトマネジメントに長けている方が多いです。

プロジェクトによっては、クライアントや企業担当者から制作中も追加の要望や指示、依頼など多くのイレギュラー対応が必要となります。

その要望を都度、許容し、そのままチームに渡してしまうとスケジュール遅延ばかりか、チームメンバーの負担が増えてしまうリスクがあります。

Webディレクターとして、本来達成したい目的に向けて最適な選択は何かを踏まえ、チームメンバーの負担やスケジュール状況を把握しながらプロジェクトをうまく進めていけるスキルは年収アップに繋がっていきます。

・経験や知識の棚卸し

年収アップに直結する方法として、適切に自身のWebディレクターとしての経験や知識を整理、可視化し、自己アピールをしていくかが大切になります。

WebディレクターはWebデザイナーやWebエンジニアとは違い、具体的に何のスキルや経験を持っているのかポートフォリオが非常に見えづらい職種でもあります。

そのため、どういった課題や目的があって、どのように制作し、リリース後、どういった数値的効果があったのかなど、携わってきたサイトやコンテンツの経験や実績をきちんと可視化し、アピールしないと年収アップに繋がりづらくなってしまいます。

Webディレクターに向いている人の特徴

Webディレクターに向いている人の特徴

Webディレクターには、具体的にどのような人が向いているのでしょうか。

ここでは下記3つの特徴をご紹介します。

・責任感がある
・イレギュラーにも柔軟に対応できる
・マルチタスク

・責任感がある

サイトやコンテンツをスケジュール通り、無事にリリースまで完了するまで、Webディレクターはプロジェクトを最後まで責任をもって遂行していく必要があります。

そのため、責任感を持って仕事やプロジェクトに取り組める方が向いています。

・イレギュラーにも柔軟に対応できる

プロジェクトによっては、様々なトラブルや課題といったイレギュラーケースに遭遇する場合があります。その都度、Webディレクターは円滑にプロジェクトを遂行していく上で、柔軟な対応をしていきながら、改善策を考え、対応していく必要があるため、突発的なことでも冷静に対応できる方が向いていると言えます。

マルチタスク

サイトの規模や難易度によっては、同時並行でタスクが進む場合があります。1つのプロジェクトの中でもページ単位だったり、サイトやコンテンツ制作だけでなく、広告を含むプロモーション企画だったりと、いくつもタスクが進むこともあれば、依頼が多いWebディレクターであれば、同時に複数のプロジェクトを動かすこともあるため、マルチタスクに長けた方は向いていると言えます。

Webディレクターの案件例

Webディレクターの案件例

「Webディレクターとして、どのような案件や仕事に携わるの?」とお考えの方もいるかと思います。ここでは、エンジニアファクトリーに掲載されている案件の一部をご紹介します。

※下記の案件は募集が終了している場合もあります。

案件例1:Web運用ディレクション案件

金融サービス展開企業のWebサービス運用ディレクター案件
月額報酬60万円~

金融サービスを展開する企業運営のWebサービスにおける既存ページの追加や更新、集客のために展開するLPやバナーなどのコンテンツ制作・運用に携わっていきます。

各サービスを展開する複数の部署と連携し、サービス内容のヒアリングから、コンテンツ企画、WebデザイナーやWebエンジニアへの制作指示、スケジュールに合わせた進行管理、クオリティチェック、リリースまでを担当します。

案件例2:リニューアル担当ディレクション案件

物流系メーカー企業の大規模サイトリニューアルを担当するWebディレクター案件
月額報酬80万円~

制作会社所属のフリーランスとして、クライアントである物流系企業のサイトリニューアル案件に携わる案件です。

大規模なリニューアルとなるため、クライアントの要望や課題を踏まえた要件定義や情報設計といった企画から携わっていきます。

その後、制作工程の進行管理、クオリティチェック、クライアントや関係者との調整、コミュニケーションなど非常に幅広く対応して頂く案件になります。

契約自体はリニューアルサイトをリリースするまでになりますが、場合によってはリリース後のアクセス分析をはじめ、サイト運営に携わることもあります。

案件例3:サービスサイト運用ディレクション案件

人材サービスを展開する上場企業の転職系サイト(Web/アプリ)のWebディレクター案件
月額報酬100万円~

人材サービスを展開する企業運営の転職サイト(Web/アプリ)の運営ディレクション業務全般に携わる案件です。 すでにサービス展開しているサービスサイトをさらに成長させるための戦略立案/企画を踏まえて、アクセス、データ分析を踏まえた改善点の洗い出しから、改善施策の立案実行、集客やマネタイズの企画実行など、社内に所属するWebデザイナー、エンジニア、マーケターをはじめ、外部パートナーやフリーランスと共にサイト自体をさらに価値最大化を図るための業務に携わっていきます。

Webディレクターの求人ならエンジニアファクトリー

Webディレクターの求人ならエンジニアファクトリー

Webディレクターは、IT業界においてもエンジニアと非常に近い職種です。

ITエンジニア専門エージェントであるエンジニアファクトリーにもエンジニアの案件と共に、Webディレクションに携わる案件は非常に多く入ってきます。

エンジニアファクトリーは、社員として就業したい転職希望者はもちろん、フリーランスのIT/Webエンジニアとして活躍したい方にも案件をご紹介するなど、契約形態にこだわらず、幅広くお仕事をご紹介しています。

本記事を読んでWebディレクターとして案件を探されている方や、転職も考えている方方は、ぜひエンジニアファクトリーに登録して、新たなキャリアを切り開いてみてはいかがでしょうか。

氏名やメールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒ですぐにサポートを開始できます。案件にお困りのITフリーランスの方やより高条件の案件と巡り合いたいと考えている方は、ぜひご登録ください。

まとめ

Webディレクター年収まとめ

この記事では、Webディレクターの年収や収入アップの方法について解説してきました。

WebディレクターはWebに関する知見だけではなく、プロジェクトマネジメントやビジネススキルなど、非常に多くのスキルを必要とする職種です。

その分、様々な案件やプロジェクトに携わることができ、また同時に様々なクリエイターやエンジニアと一緒に仕事ができるポジションでもあります。

Webディレクターとして転職を希望されたり、フリーランスとして独立したい方など、これからの仕事を探していく上で、今後のキャリアについて悩まれているのであれば、ぜひエンジニアファクトリーへご登録下さい。