2024/05/02

フリーランスWebデザイナーとは?メリットや準備すべきポイントを解説

カテゴリ キャリア
フリーランスWebデザイナーとは?メリットや準備すべきポイントを解説

フリーランスWebデザイナーとして独立したいと考えている方の中には、「収入が不安定なのでは?」と心配している方も少なく無いでしょう。

この記事では、フリーランスWebデザイナーとして働くメリットや、事前に準備すべきポイントについて解説します。

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フリーランスWebデザイナーとは?

フリーランスWebデザイナーとは、企業に属さず、個人事業主として独立したWebデザイナーのことです。クライアントから直接案件を受注し、納品することで報酬を得ます。

小規模なWebサイトやバナー制作の場合、企画からデザイン、コーディング、納品までを一人で担当します。一方、大規模なWebサイト制作の場合、ディレクター、プログラマーなどの他職種とチームを組むことが一般的です。

フリーランスWebデザイナーは、自由な働き方や高い収入を得ることができるなど多くの魅力があります。しかし、収入が安定しない、自力での営業活動が必要など、注意点もいくつかあります。フリーランスWebデザイナーが自分に合った働き方かどうか、よく検討してから独立することが大切です。

会社員Webデザイナーの違い

近年需要が高まっているWebデザイナーですが、働き方としてはフリーランスと会社員の2つの選択肢があります。それぞれ異なるメリットとデメリットがあるため、自分に合った働き方を選ぶことが重要です。

 会社員WebデザイナーフリーランスWebデザイナー
働き方毎日決まった時間に会社に出勤する必要がある時間や場所を自分で決められる
社会保険や福利厚生の有無有り無し
収入基本給と賞与で構成されるため、収入が安定する案件の獲得状況によって収入が大きく変動する
スキルアップ研修制度や先OJTなどを通じて、幅広いスキルを身につけることができる自分の興味のある分野のスキルを磨くことができる

フリーランスWebデザイナーになるのはありか?

フリーランスWebデザイナーとして成功している人は、常に新しい技術を学び、積極的に営業活動を行っているという共通点があります。Webデザイナーとしてやりがいを大切にしたい、収入アップを目指したいという方には独立をおすすめすることができます

独立がおすすめできるWebデザイナーの特徴は以下の5点です。

1.明確なキャリアビジョンを持っている
2.高いスキルと経験を持っている人
3.積極的な営業活動ができる
4.自己管理能力が高い人
5.リスクを理解し、許容できる

フリーランスとして独立することを検討している方は、自身のスキルや経験、市場状況、リスクなどを慎重に判断し、具体的なプランを作成してから決断することが大切です。

フリーランスWebデザイナーのメリット

ここからはフリーランスWebデザイナーとして働くことのメリットについて解説していきます。

自由な働き方ができる

フリーランスWebデザイナーになる最大のメリットは、自由な働き方ができることです。具体的には、以下のような働き方が可能になります。

・勤務時間: 決められた時間に会社に出勤する必要がなく、自分のペースで仕事ができる
・場所: 自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、好きな場所で仕事ができる
・休暇: 有給休暇などの概念はなく、自分のタイミングで休暇を取ることができる

ただし、案件によっては、会社に駐在する必要があったり、時間や場所がクライアントによって決められている場合があります。このように、請け負う仕事内容などに制約を受けることがあることを理解しておく必要があります。

年収アップを狙いやすい

フリーランスWebデザイナーになるメリットは、年収アップを狙いやすいことです。その理由は下記の通りです。

1.高単価案件を受注できる
フリーランスの場合、案件単価を自分で設定することができます。そのため、自分のスキルや経験に見合った高単価案件を受注できれば、会社員よりも高収入を得ることができる

2.稼働時間を増やせる
会社員の場合、拘束時間が決まっていますが、フリーランスの場合は自分のペースで仕事ができます。そのため、長時間働けば、それだけ収入を増やすことも可能

3.税金の負担を減らしやすい
フリーランスの場合、事業のために必要な経費を売上から控除することができます。また、青色申告を行うことで、最大65万円の青色申告控除を受けることができる

様々なデザイン案件に挑戦できる

フリーランスWebデザイナーになるメリットは、様々なデザイン案件に挑戦できることです。企業に属している場合、担当する案件は限られてしまいますが、フリーランスの場合は以下のような様々なジャンルの案件に挑戦することができます。

・企業サイト: 企業のコーポレートサイトや商品・サービス紹介サイトなど
・ECサイト: オンラインショップのサイトデザイン
・ランディングページ: 特定の商品やサービスを訴求するページ
・バナー広告: Webサイト上に表示される広告
・その他: ロゴデザイン、イラスト制作など

フリーランスWebデザイナーとして様々な案件に挑戦することで、幅広いスキルを磨くことができます。例えば、異なるCMSやプログラミング言語、デザインツールを使う経験が得られます。

会社員では得られない知見や経験を得られる

フリーランスのWebデザイナーとして働くことで、会社員では得られない様々な知見や経験を得ることができます。

・多様な業界やクライアントとの接点
異なる業界やクライアントと仕事をする機会が増え、多種多様なニーズや要件に対応するための柔軟性や洞察力を養うことができる

・自己マネジメントスキルの向上
自分の仕事のスケジュールやプロジェクトの管理、顧客とのコミュニケーションなど、あらゆる側面で自己マネジメントスキルを磨くことができる

・顧客との直接的な関係構築
顧客との直接的なコミュニケーションを通じて、ニーズや要件をより深く理解するスキルが身につく

フリーランスWebデザイナーとして働くことで、上記の経験を通じ、自己のスキルや能力を向上させることが可能となります。

人間関係のトラブルがない

フリーランスWebデザイナーになると、会社内での人間関係のトラブルがないという利点があります。ただし、フリーランスとして働くのであれば、人間関係に関連する課題は存在します。

・クライアントとの意見の食い違い
・急な要件の変更
・支払いの遅延

しかし、上記のような課題は良好なコミュニケーションや適切な契約の締結によって最小限に抑えることができます。

このように、業務自体は一人で進めることができますが、どうしてもクライアントとのやり取りや営業活動を行う上では、仕事関係の人間関係をゼロにすることはできません。フリーランスのWebデザイナーとして働く際、クライアントとの良好な関係を築けるようになるためにも、コミュニケーション能力は特に重要となります。

フリーランスWebデザイナーのデメリット

フリーランスWebデザイナーのメリットを紹介してきましたが、ここからはデメリットについても解説します。

自己管理できないと稼げない

フリーランスとして活動する際のデメリットの一つは、自己管理ができないと稼げないことです。

・時間管理
会社員の場合は、決められた時間に会社に出勤し、仕事をする必要があります。しかし、フリーランスの場合は時間を自分で管理する必要がある

・スケジュール管理
複数の案件を抱えている場合は、納期に遅れないよう、余裕を持ったスケジュール管理が重要

・健康管理
会社員の場合は、会社が健康管理に関する制度を設けている場合があります。しかし、フリーランスの場合は自分で健康管理をする必要がある

収入が不安定になることも

フリーランスのデメリットとして、収入の不安定性が挙げられます。その理由は下記の通りです。

・プロジェクトごとの報酬
プロジェクトの発注や完了のタイミングが不規則であり、またクライアントの支払いが遅れる場合があるため

・クライアントの依存
あるクライアントからの仕事が一時的に減少したり、契約が終了したりすると、収入に影響が出る可能性があるため

・費用負担の増加
フリーランスは自営業者として事業を運営するため、事業に関連する費用負担があるため

不測の支出や収入の減少に備えて計画的に貯金をすることや、複数のプロジェクトから収入を得ることができるようリスクを分散させることが大切です。

自身で案件を獲得する必要がある

フリーランスのデメリットの一つは、自身で案件を獲得する必要があることです。

・営業とマーケティングの負担
クライアントの獲得には、自己アピール、プロモーション活動などが必要です。これには時間と労力が必要であり、案件獲得以外の業務にも影響を及ぼす可能性がある

・競争の激化
フリーランスの市場は競争が激しく、クライアントを獲得するためには他のフリーランスや業者と競合する必要があります。価格競争やスキルや経験の差別化など、様々な面で競争力を持つ必要がある

・信頼の構築
新しいクライアントを獲得するには、信頼を構築する必要がある

自身で情報収集・スキルアップをする必要がある

フリーランスのデメリットの一つは、自身で情報収集やスキルアップを行う必要があることです。

・常に変化する技術と市場動向
Webデザインやデジタルマーケティングなどの分野は、技術や市場の動向が非常に速く変化します。デザイントレンドの変化、SEOやデジタル広告のアルゴリズムの更新など、常に最新の情報をキャッチアップする必要がある

・自己成長と競争力の維持
新しい技術やツールに対応し、クライアントのニーズに応えるために、常に学び続ける姿勢が求められます。また、競争の激しい市場で差別化するためにも、高度なスキルや専門知識を身につけることが不可欠

会社員とは異なり孤独である

フリーランスのデメリットとして、孤独であることが挙げられます。その理由は下記の通りです。

・単独作業の多さ
フリーランスは通常、自宅やカフェなどの個人の作業スペースで作業を行います。これにより、同僚やチームメンバーとの直接的な対話やコラボレーションの機会が減少し、孤独感を感じることがある

・ストレスやプレッシャーを一人で負担
フリーランスは、収入の不安定性やプロジェクトの責任、クライアントとの交渉など、さまざまなストレスやプレッシャーを一人で抱えることがあります。これにより、孤独感や不安感が増す場合がある

フリーランスWebデザイナーに向いている人

フリーランスのWebデザイナーに向いている人には、以下のような特徴があります。

1.自己管理能力がある
時間管理やスケジュール管理、プロジェクトの管理など、多くの仕事を同時にこなす能力が求められます。

2.継続的な学習意欲
Webデザインの分野は常に変化しており、新しい技術やツールが登場することがあります。そのため、新しいトレンドや技術に対応し、自身のスキルを向上させることが求められます。

3.コミュニケーション能力
フリーランスのWebデザイナーは、クライアントとのコミュニケーションが非常に重要です。クライアントの要件や希望を正確に把握し、効果的なコミュニケーションを行うことが求められます。

フリーランスWebデザイナーに向いていない人

フリーランスのWebデザイナーに向いていない人には、以下のような特徴があります。

1.手厚い指導や監督の必要性がある
フリーランスは独立して仕事を行うため、定期的な指導や監督を必要とする人は、フリーランスの環境に適応しにくい可能性があります。

2.変化や不確実性への対応困難
フリーランスは収入の不安定性やプロジェクトの変動に対応する必要があります。不確実な状況に対してストレスを感じやすい人は、フリーランスの生活に適応できない可能性があります。

3.コミュニケーション能力が足りない
フリーランスはクライアントとのコミュニケーションが非常に重要であるため、適切なコミュニケーションが取れない方は、クライアントとの関係を築くことが難しくなります。

フリーランスになる前に準備しておくべきこと

フリーランスになる前には、下記に挙げる準備が必要となります。

自身の市場価値を確かめる

フリーランスになる前に、自身の市場価値を確かめることは非常に重要です。

・適切な価格設定のため
自身の市場価値を把握することで、適切な価格設定が可能になります。自己過大評価や過小評価を避け、業界標準や競合他社の価格と比較して、自身のスキルや経験に見合った価格を設定することが重要です。

・ビジネス戦略の構築
自身の強みや特徴を活かし、どのようなクライアントにアプローチするか、どのようなサービスを提供するかを戦略的に決定することができます。

・成長のための方向性の把握
自身のスキルや経験を評価し、不足しているスキルを把握することで、成長のための具体的な目標を設定することができます。

キャリアプランを考える

フリーランスになる前にキャリアプランを考えることは、成功するために重要です。

・目標の明確化
キャリアプランを考えることで、将来の目標や希望を明確化することができます。自身がどのような方向に進みたいのか、どのような成果を達成したいのかを明確にすることで、具体的な行動計画を立てることができます。

・リスクの最小化
キャリアプランを考えることで、リスクを最小化することができます。将来の不確実性や困難に対処するための戦略を立て、リスクを予測し、対策を講じることが重要です。

・モチベーションの維持
自身が目指す目標や理想のキャリアパスを明確にすることで、やる気や意欲を高めることができます。

ポートフォリオを作る

ポートフォリオは、自身のスキルや能力をアピールするための貴重なツールであり、クライアントに自身の価値を示すための手段となります。

・オリジナリティと個性を表現する
ポートフォリオは自身の個性やオリジナリティを表現する場でもあります。独自のスタイルやデザインアプローチを示すことで、他のデザイナーとの差別化を図ることができます。

・過去の成果物をまとめる
Webデザインの場合、ウェブサイトやランディングページ、アプリケーションのデザインなどを含めることが一般的です。作品の種類や範囲を広げ、自身のスキルや経験を幅広く示すことが重要です。

デザインコンテストに応募する

デザインコンテストに応募することは、フリーランスになる前に有益な経験となる場合があります。

・経験とスキルの向上
デザインコンテストに参加することで、実践的なデザイン経験を積むことができます。

・ポートフォリオに載せられる
デザインコンテストで入賞作品や優秀作品として認められることで、クライアントに自身の能力をアピールする手段となります。

・ネットワークの拡大
デザインコンテストには、デザイナーやクリエイターなど、さまざまな人々が参加しています。コンテスト参加者や主催者との交流を通じて、新しい人とのつながりを築くことができ、自身のネットワークを拡大することができます。

事前に案件を獲得する

事前に案件を獲得することは、安定した収入を確保し、フリーランスとしてのキャリアをスムーズにスタートさせるために非常に重要です。

・オンラインプラットフォームの活用
クラウドソーシングなどを利用して仕事の機会を見つけることができます。これらのプラットフォームでは、仕事のリストやプロジェクトの依頼が掲載されており、自身のスキルや興味に合った仕事を見つけることができます。

・セールススキルの向上
事前に案件を獲得することで、自身のサービスや提案をクライアントに魅力的に伝えるセールススキルの向上を期待することができます。

ブログやSNSで情報発信する

フリーランスになる前にブログやSNSで情報発信することは、自己ブランディングやクライアント獲得のために有益です。

・専門知識のシェア
ブログやSNSを通じて、自身の専門知識や経験をシェアすることで、クライアントに自身の専門性や能力をアピールすることができます。

・コミュニティの構築
ブログやSNSを通じて、自身のコミュニティを構築することができます。関連する業界やテーマに興味を持つ人々と交流し、繋がりを築くことで、新しいクライアントや仕事の機会を見つけることができます。

フリーランスのエージェントを活用する

フリーランスのエージェントを活用することは、フリーランスとしてのキャリアを構築し、仕事の機会を増やすために重要です。

・仕事のマッチング
フリーランスのエージェントは、クライアントとフリーランスの両方と連携しており、仕事のマッチングを行います。クライアントのニーズに合ったフリーランスを見つけ、フリーランスに適したプロジェクトや仕事の機会を提供することで、両者を結びつけます。

・交渉と契約条件の調整
フリーランスのエージェントは、クライアントとの交渉や契約条件の調整を行います。

Webデザイナーの求人ならエンジニアファクトリー

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Webデザイナー一言でいっても、案件によって業務内容は多岐にわたります。また、報酬額も難易度や条件によって違ってくるため、まずは無料登録をして実際の求人を確認してみてください。

まとめ

フリーランスWebデザイナーは、企業に属さず個人事業主としてウェブサイトやウェブアプリケーションのデザインを専門とするWebデザイナーです。

フリーランスWebデザイナーは、自由な働き方や高いスキルを身につけられる魅力的な働き方です。しかし、自己管理やリスク管理など、克服すべき課題もあります。

フリーランスWebデザイナーを目指す方は、これらのメリットとデメリットを理解した上で、しっかりと準備をすることが重要です。