サーバーエンジニアとしてフリーランスの働き方を考えたとき、年収について心配される方は多いでしょう。
この記事ではサーバーエンジニアの平均年収や、年収を上げるための具体的な方法についてまとめました。これから転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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- サーバーエンジニアの平均年収
- サーバーエンジニアの年収が高い理由
- サーバーエンジニアの需要と将来性
- サーバーエンジニアに求められるスキル
- サーバーエンジニアの年収を上げる方法
- サーバーエンジニアで1000万以上稼ぐには
- サーバーエンジニアの案件ならエンジニアファクトリー
- まとめ
サーバーエンジニアの平均年収
サーバーエンジニアの平均年収はどのくらいでしょうか。実際のデータをみると年代や雇用形態によって多少幅がありました。どのような点で違いが出るのかを確認してみましょう。
年齢別の平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagでは、サーバーエンジニアを含む「運用・管理(IT)」の職種で、平均年収が558万円となっています。
年齢別の平均年収は以下のとおりです。
年齢 | 年収(万円) |
---|---|
20~24 | 327.74 |
25~29 | 420.08 |
30~34 | 493.08 |
35~39 | 570.56 |
40~44 | 641.79 |
45~49 | 659.97 |
50~54 | 700.48 |
55~59 | 718.93 |
60~64 | 508.28 |
最も年収が高くなるのは55~59歳で、700万円以上となっています。キャリアを積み、社内で頼りにされるポジションとなるにつれて年収も上がっていくといえるでしょう。
フリーランスサーバーエンジニアの平均年収
フリーランスで働くサーバーエンジニアはどの程度報酬を得ているのでしょうか。
エンジニアファクトリーが保有するサーバーエンジニア案件の平均単価は、69.24万円/月でした。(2024年8月時点)単純に×12で考えると、年収はおよそ830万円となります。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年(令和4年)の全国の平均年収は458万円であり、一般的な給与所得者と比べてフリーランスのサーバーエンジニアは高い年収を得られる可能性があるといえます。
未経験の場合の平均年収
未経験からサーバーエンジニアを始めた場合には、20~24歳の駆け出しエンジニアと同等に考えて、327万円程度年収を見込めるでしょう。
ただし一般的に、完全に未経験からエンジニア職に就くのは難しいことが多々あります。そのため、まずは自身で学びを深める、アルバイトや派遣といった就業形態で未経験可の求人を探して経験を積む等、未経験を脱出してから転職・フリーランスへの転身を検討するとよいでしょう。
サーバーエンジニアの年収が高い理由
サーバーエンジニアの年収が高い理由には、知識の専門性と経験が求められることが要因と考えられます。
インフラの設計や運用には深い理解が必要で、実際にネットワーク機器や管理ツールを操作している経験も求められます。これらの知識はすぐ身に付くものではなく、市場価値もあるため、年収が高い傾向にあるのでしょう。
また、夜間や休日も業務が発生する可能性があり、この点も年収を上げている要因かもしれません。たとえば、システム障害が発生した際にはすぐ会社に出向き、対応する必要があります。
通常業務以外にこれらの対応をしている場合は、休日や深夜帯の手当がつくことも考えられますので、結果的に年収が高くなっている可能性もあります。
サーバーエンジニアの需要と将来性
サーバーエンジニアの需要は引き続き高く、将来性もある仕事です。
その理由は複数あり、まず1つはクラウドサービスの普及にあります。多くの企業は、従来のオンプレミスのサーバーからクラウドベースのインフラへと移行することで、コスト削減や運用の効率化を図っています。そのため、AWS・Azure・Google Cloudなどのクラウドサービスで設計・運用できるエンジニアの需要は高まっている状況です。
もう1点はサーバーエンジニアは幅広い知識が必要になるため、未経験のエンジニアなどの参入障壁が高いことが考えられます。サーバーの知識はもちろん、セキュリティなどの知識も求められるため、学習コストも比較的かかります。
上記のような理由から、エンジニアの数に対して企業の需要が高い状況は、今後もしばらく続くことが考えられるでしょう。
年収1000万円以上稼げるのか?
結論からお伝えすると、サーバーエンジニアで年収1000万円以上稼ぐことは可能です。実際にエンジニアファクトリーでは、月単価が100万円以上の案件も多数あります。
ただし、単にエンジニアとして案件に参画するよりPMやコンサルタントなど、より上流工程に携わる案件の方が報酬が高い傾向にあるため、そうした軸も視野に入れて探してみるとよいでしょう。
サーバーエンジニアに求められるスキル
サーバーエンジニアに求められるスキルは、主に3つに分けられます。
- サーバーに関する知識・スキル
- セキュリティに関する知識・スキル
- クラウドサービスに関する知識・スキル
それぞれ確認していきましょう。
サーバーに関する知識・スキル
サーバーに関するスキルでは、サーバーの設計・構築・運用・保守のすべてに精通していることが求められます。LinuxやWindows Serverなどの企業でよく利用されるサーバーOSの知識とネットワークの理解も求められるでしょう。TCP/IP・DNSなどのプロトコルの知識やセキュリティに関する設定などのスキルも必要です。
また、Webサーバーとデータベースサーバー、メールサーバーの設定・管理能力も必要となります。データベースなどはシステムによりどのデータベースを利用しているのかはまちまちですので、求人情報や面接時に利用しているデータベースなどを確認し、事前に学習しておくと良いでしょう。
セキュリティに関する知識・スキル
セキュリティに関する知識・スキルが必要な理由としては、近年のサイバー攻撃の高度化が背景にあります。企業や自治体は、サイバー攻撃を受けてしまうと個人情報漏洩などの多大なリスクがあります。
そのため、サーバーエンジニアはセキュリティを強化するための設定や対策・脆弱性の監視などを定期的に行っています。
また、侵入検知システムの管理や、ログを確認しておかしな挙動があれば迅速な対応を行うことが求められるでしょう。このようにサイバー攻撃の種類は日々進化しているため、セキュリティに関する学習は、サーバーエンジニアになった後も継続する必要があります。
クラウドサービスに関する知識・スキル
企業の多くがクラウドサービスを導入しているため、サーバーエンジニアにはクラウド関連の知識・スキルが必要とされます。
また、クラウドサービスのセキュリティ対策の設定やストレージの暗号化などは、管理画面上で行うことも多いです。それぞれのクラウドサービスによって操作方法も異なるため、内容を理解することも重要でしょう。
サーバーエンジニアの年収を上げる方法
サーバーエンジニアとしてせっかく活躍するのであれば、年収をさらにあげて成功したいと考えている方も多いでしょう。年収を上げる方法を確認し、それを実行に移していきましょう。
- 経験・スキルを積む
- 資格を取得する
- キャリアチェンジする
- 転職する
- 独立・フリーランスで働く
経験・スキルを積む
サーバーエンジニアとして年収を上げるのであれば、まずは自分自身の市場価値を高めるために経験やスキルを積みましょう。
現在すでにエンジニアとして働いている場合は、プロジェクトをさらにいくつか経験して実務経験を増やしましょう。また、サーバーエンジニアとしての市場価値を高めるという点においては、やはり市場の需要が高い技術で実務経験がある方が望ましいです。
最新ツールやクラウドの認定資格・運用経験の他、既存システムの更改経験も需要が高い傾向にあります。どんな経験が求められるのかより詳細に知りたい方は、エンジニアファクトリーのキャリアコンサルタントにお気軽にご相談ください。
資格を取得する
資格を取得すると、自分の働きぶりをまだ見たことのない人や非エンジニアの人にも客観的にスキルをアピールできます。
サーバーエンジニアは幅広いスキルが必要ですが、今働いている企業で特に求められている分野の資格を取得しましょう。たとえばクラウド関連資格やCISSPなどのセキュリティ資格・LPICといったLinux系の資格がおすすめです。
資格を取得した際は、人事面談や評価報告書などで努力をしていることをしっかりアピールしましょう。
キャリアチェンジする
サーバーエンジニアとしての経験を活用し、関連するほかの職種へキャリアチェンジすることもおすすめです。
サーバーエンジニアの仕事は、DevOps・クラウドアーキテクト・セキュリティエンジニアなどの仕事とも親和性が高いです。プロジェクトをこなすなかでより得意な分野が見つかった場合その領域に特化させた仕事にキャリアチェンジするというのも一つの方法ではないでしょうか。
転職する
年収を大幅に上げたい場合、今の企業での昇進を目指すよりも転職をした方が効果的かもしれません。
同じスキルセットでも企業によって給与水準が異なるため、より抗体群の企業へ転職するだけで年収を上げることができる可能性もあります。ただし自分の今までの仕事と全く同じポジションを探すのは手間がかかるため、関連性の高いポジションに幅を広げて探すことをおすすめします。
独立・フリーランスで働く
独立してフリーランスとして活動することも年収を大きく引き上げる方法でしょう。フリーランスの案件は、スキルに対して対価を直接受け取ることができるため、難易度の高いプロジェクトでは報酬が高額になることもあります。
また、自分で好きな仕事を選べるなど柔軟性が高いため、プライベートを重視したい人にとってもおすすめの働き方です。
サーバーエンジニアで1000万以上稼ぐには
サーバーエンジニアで1000万円以上稼ぐ方法はいくつか考えられます。自分にあった方法や、最終的に目指すキャリアを視野に入れてどの方法を取るか検討していきましょう。
- まずは経験・スキルを積む
- キャリアチェンジする
- フリーランスになる
- 転職する
まずは経験・スキルを積む
サーバーエンジニアとして1000万円以上稼ぐためにはまずは自分の経験やスキルがあることを証明しましょう。その手段として資格を取得することをおすすめします。
たとえばクラウド関連のサービスでは、それぞれのサービスごとに認定資格が設定されています。それらの資格も、対象のサービスや難易度によって資格が区分分けされているため、一般的に難しいとされている資格を取得すると企業内で一目置かれる可能性が高いでしょう。
転職時やフリーランスでの案件参画時にも、資格があると有利に進む可能性もありますのでぜひ資格取得に挑戦してみましょう。
キャリアチェンジする
サーバーエンジニアは担当している業務の幅が広いため、さまざまスキルを習得している人が多いです。そのため、これまで得たスキルを活かして、キャリアチェンジするのも良いでしょう。
また、単純にプロジェクトのメンバーとして活動するのではなく、マネジメント業務やチームを取りまとめる業務を担当すると年収アップにつながる可能性も高いです。
フリーランスになる
フリーランスとして独立すると、より高い報酬のプロジェクトに参画することも可能です。フリーランスはプロジェクトに参加すると即戦力としてチームに貢献することが求められるため、必要とされるスキルを確認し、条件にあった案件を選択する必要があります。
年収1000万円以上稼ぐためには、平均すると月あたり約83.3万円の案件に参画する必要があります。金額面で案件を絞り込み、それらの案件で求められるスキルを習得すると年収アップにつながるのではないでしょうか。
転職する
別の会社に転職すると、年収交渉を行えるため年収アップに繋がりやすいです。希望の企業がどの位の給与水準なのか確認し転職に挑戦してみましょう。
ただし、転職の場合は金額面の交渉やほかの応募者との競争があるため、ほかのライバルと比較して秀でているスキルをアピールすることが重要になります。
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まとめ
サーバーエンジニアは高度な専門知識が必要ですが、需要は高い仕事です。そのため、正社員などの経験をとおして実績を積むことで、安定して仕事を獲得しやすくなります。
経験やスキルに十分自信をつけた後、フリーランスとして独立するとさらなる年収アップを目指せるでしょう。