2022/09/7

フリーランスエンジニアで年収2000万を達成するには?

カテゴリ キャリア
フリーランスエンジニアで年収2000万を達成するには?

近年ではエンジニアでもフリーランスとして活躍する人が増えてきています。フリーランスエンジニアは高収入を得やすいとも言われており、年収2000万円を達成している人も出てきているのも実態です。しかし、フリーランスエンジニアになれば、誰もが簡単に年収2000万円を達成できるものではなく、様々な条件をクリアしなければなりません。この記事ではフリーランスエンジニアとして高収入を得たいという方に向けて、年収2000万円に到達するためのコツについて解説していきます。

フリーランスエンジニアで年収2,000万円は可能?

フリーランスエンジニアで年収2,000万円は可能?

実際に正社員のエンジニアからフリーランスになり、より高収入を得ている人も多いのが実態です。結論としては2000万円の実現は可能と言えるでしょう。フリーランスの場合、会社員とは異なり、受注した案件ごとに報酬が発生します。そのため、高単価な案件を継続的に受注できるようになった場合は高収入を得やすくなるのです。特にエージェント経由で企業のプロジェクトに参画している人は高単価の収入を得ている傾向にあります。単純計算で月に約166万円の案件を扱えば2000万円は達成可能ということですが、月額150万円以上の案件を扱っているエージェントもあります。全てのエージェントが2000万円以上保証できるわけではありませんが、年収2000万円は実現可能な範囲と言えるでしょう。

フリーランスエンジニアの平均年収

様々な企業の独自調査を見てみると、スキルや年齢、経験年数などの条件により多少幅はあるものの、約600〜700万円くらいがフリーランスエンジニアの平均年収と言われています。エンジニアという職種は個人の裁量や経験値によって左右されるため、どうしてもばらつきが出てしまいます。しかし、高い技術力や豊富な経験を持っている方が年収は高くなるという傾向は変わりません。これは会社員の場合でも同じですが、同じスキルと経験値を持っているのであれば、フリーランスの方が稼げる可能性もあるでしょう。

エンジニアの職種別・平均年収と実態

フリーランスエンジニアであれば会社員よりも上限に制限がないため、稼げるチャンスはあると言えます。しかし同じエンジニアでも職種別に稼げる金額が異なるのです。もちろん、スキルや経験年数などに左右されるため、一概には言えませんが、システムエンジニアで約700〜1000万円。プログラマーで約600〜700万円。フロントエンジニアで約600〜900万円くらいが平均年収の目安となっています。いずれの場合も、会社員よりは高い年収となっているので、一定の条件下においてはフリーランスの方が稼げるというのは事実と言えるでしょう。

フリーランスエンジニアの年収を左右するポイント

フリーランスエンジニアの年収を左右するポイント

フリーランスエンジニアになったからといって誰もが2000万円を簡単に到達できるわけではありません。ここではフリーランスエンジニアの収入を左右するポイントについて具体的に解説していきます。フリーランスの場合、実務経験とスキルが会社員の場合よりも重視される傾向にあります。また、エンジニアとしてのスキル以外もコミュニケーション能力やマネジメント能力など、身につけておくべきスキルがあるため、きちんと抑えておくようにしましょう。

実務経験とスキル

フリーランスエンジニアとして稼ぐには開発言語の経験年数や扱う分野での深い知識とスキルが必須となります。業務に対する理解も求められるため、実務経験がある方が評価される傾向にあるようです。より高い報酬を得るためにはデータ解析やマネジメントスキルなどもあると有利に働くでしょう。また、経験年数によって報酬が変化する場合も珍しくありません。複数言語よりも一つの言語を長く経験している方が有利です。このように実務経験とスキルは報酬を左右する一番の要素といっても過言ではありません。

コミュニケーション力とコネクション

フリーランスに関わらず、エンジニアは多くの人と関わりながら仕事を進めることになります。一人で完結するものではなく、プロジェクトに参加して働くケースがほとんどです。そのため、チームとスムーズにやりとりできるコミュニケーション能力は必須のスキルと言えるでしょう。また、フリーランスの場合は仕事を自ら獲得していかなければならないため、様々な人と繋がりを持っておくことも大切です。繋がりを持つためにも円滑なコミュニケーション能力が求められることになってきます。

継続的な案件の獲得

継続的に案件を獲得することもフリーランスの年収を左右する要素の一つです。せっかく獲得した案件が短い期間で打ち切られ仕事に穴が空いてしまえば、年収は下がってしまいます。超高単価の案件ばかりを単発で取っていくというのも可能ですが、よほどのスキルや実績がなければ難しいのも事実です。会社員の場合は仕事があってもなくても安定した給与が貰えますが、フリーランスは稼働しなければ0になってしまいます。そのため、継続的に安定した仕事を獲得できることは重要ということは言うまでもありません。

年収2,000万円を達成する方法

年収2,000万円を達成する方法

誰もが2000万円の年収を達成できるわけではありませんが、ここでは達成するためのポイントについて解説していきます。基本的には「高単価な案件を継続的に受注する」ことが達成できれば、年収2000万円は夢ではありません。高単価な案件を狙うにはエンジニアとしての業務だけでなく、マネジメントや管理能力などのスキルを身につけ、なるべく上流に近いところで仕事をする方が好ましいでしょう。間に他の企業が入ってしまうとマージンの中抜きが発生してしまうので注意したいところです。

上流工程の仕事をする

ここで言う上流の仕事とはチームやプロジェクトのマネジメント業務を指します。逆に下流というのは手足となってコーディングやシステムの構築を行うことです。どちらが良い悪いと言うことではありません。しかし上流工程の場合、技術力はもちろん、プロジェクトメンバーを取りまとめる能力や運営・管理能力が求められます。つまり、総合的なスキルが求められることになるのです。このポストを担うことができるフリーランスエンジニアは少ないにも関わらず企業側からの需要が高いと言えるでしょう。そのため高い報酬を支払ってもらえる可能性が高いのです。

直接取引を行う

高単価を狙うのであれば、直接企業もしくはエージェント1社のみを挟む取引がおすすめです。場合によっては高単価な案件を紹介しているエージェントもあります。間に複数の会社を通してしまうと、都度マージンが差し引かれてしまうため、フリーランスエンジニアの取り分は少なくなるので注意が必要です。このような取引形態では2000万円の年収を目指すことは難しくなるでしょう。できれば直接取引に近い取引で案件を獲得するようにしましょう。

企業のプロジェクトにフリーランスとして参画する

フリーランスエンジニアとして企業のプロジェクトに参画すると比較的高収入を得ることができます。特に外資系企業は国内企業と比較すると平均年収が高いため、狙い目です。その分、実力主義で即戦力として働くことが求められます。また海外本社との共同プロジェクトの場合、英語でのコミュニケーションが求められるため、高い英語スキルが必要になりますが、その分、高単価で参画できる可能性があります。単発の案件を複数受けるよりも大きなプロジェクトでの実務経験を積むこともできるのでおすすめです。

フリーランスエンジニアの注意点

フリーランスエンジニアの注意点

フリーランスエンジニアで稼ぐにあたっての注意点について触れておきます。フリーランスエンジニアは正社員よりも高単価で稼げるため、月の報酬が高い傾向にあるのが実態です。しかし、継続的に案件を取るということが難しく、来月以降は案件がないという状況に陥る可能性も。つまり、基本的には1〜3ヶ月という期間で契約を締結し、その先は保証がありません。そのため市場価値を高めて、常に仕事を取りに行くことを続けておく必要があります。エージェントを利用して、案件を継続的に紹介してもらうのも、案件を切らさないためのひとつの方法です。また、企業側は正社員よりも業務委託しているフリーランスの方が足を切りやすいため、急遽案件から退くことを強いられるケースもあるので注意しましょう。

まとめ

今回はフリーランスエンジニアが2000万円を達成するためのポイントについて解説しました。結論、年収2000万円を達成することは実現不可ではなく、可能性としては大いにあり得るでしょう。しかし、誰もが全員達成できるようなものでもありません。そのためには、エンジニアスキルだけでなく、営業スキルやマネジメント、マーケティング力も必要になってきます。つまりフリーランスは、限られた時間とリソースの中で全ての工程を自分で行わなければなりません。目標を達成するための道筋を逆算して、取り組んでいくことが重要なのです。理想のフリーランス生活を実現できるよう、一つずつ積み上げていきましょう。