2024/03/04

IT系フリーランスの年収・単価やメリット・注意点と主要7職種・必要スキル

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IT系フリーランスの年収・単価やメリット・注意点と主要7職種・必要スキル

働き方の多様化が進むにつれて、フリーランスという働き方を選ぶ人が増えてきました。この記事を見ている人の中にも「フリーランスとして働きたい」「フリーランスとしてもっと活躍したい」という人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ITフリーランスのメリットやデメリット、ITフリーランスの主な職種、活躍するために必要なスキル、仕事を獲得する方法などについて解説していきます。自分に合った働き方を選ぶために、そして今以上に活躍するために、まずはITフリーランスについて知ってみましょう。

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ITフリーランスとは?知っておきたい基礎知識

ITフリーランスとは?知っておきたい基礎知識

最初に「ITフリーランスとは何なのか」「会社員との違いは何なのか」など、フリーランスの基礎的な知識をお伝えします。

1-1 ITフリーランスの意味

ITフリーランスとは、ITスキルを使って仕事をしているフリーランスのことです。具体例としてはフリーランスのエンジニア・Webデザイナー・Webマーケターなどが挙げられます。

なお、フリーランス協会によると、フリーランスの定義は「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」となっています。つまり「会社に在籍せず、自身とクライアントの間で契約を結んで仕事をする人」のことを、幅広くフリーランスと呼んでいます。 

1-2 会社員との違い

フリーランスと会社員の違いには、次のようなものが挙げられます。

収入を得る方法

会社員であれば企業と雇用契約を結び、「給与」という形で毎月収入を得ることになります。その一方でフリーランスは、特定の企業などに属さず契約したクライアントより報酬を得ることになります。

税金や保険料の手続き

会社員であれば税金に関わる源泉徴収や年末調整などの手続きは、会社が行ってくれます。また、税金や社会保険料なども、給与から差し引いて納付を行ってくれます。しかし、フリーランスの場合は自ら確定申告を行う必要があります。税金や国民健康保険料、国民年金保険料などの納付も、所定の方法で自らしなくてはいけません。

働き方

会社員は在籍企業の方針により、勤務時間、休日、副業可否など、働き方がある程度定まっています。また、労働基準法で守られていることから労働時間にも上限があります。その一方でフリーランスは、労働基準法が適用されないケースもあるものの、休日を自身で決められたり、興味のある案件を複数掛け持ったりと、働き方の自由度が高くなっています。

1-3 リモート・在宅案件も増加中

フリーランスのリモートワーク・テレワーク・在宅案件は、従来よりも増加しています。以前より、リモートワーク、週休3日制、時短勤務、副業の容認など、柔軟な働き方が企業で拡がってきました。それに加え、2020年から新型コロナウイルス感染症が拡大したことで、リモートワークを導入する企業が一段と増えたのです。フリーランス向けに仕事紹介サービスを展開する複数企業の調査によると、実際に約70~80%ほどの案件がリモートも可能としています。

ITフリーランスの年収・案件単価事情

ITフリーランスの年収・案件単価事情

一概にフリーランスといっても、スキルや実績は人それぞれです。そのため、携わる案件内容や規模も個々によって異なり、得られる収入にも差があります。

フリーランス協会「フリーランス白書2020」によると、年収800万円以上を得ているフリーランスのうち、29.8%を占めているのがエンジニア・技術開発系の職種となっています。それに対し、一般的に高収入なイメージがあるコンサルタントは22.6%でした。このことから、フリーランスのエンジニアは高収入を目指しやすいと言えるでしょう。

また、「IT人材白書2016」のフリーランスと企業に在籍中のIT技術者の年収を見てみると、「40代・50代は企業のIT技術者の方が、高収入を得ている割合が高い」「30代以下ではフリーランスの方が、500万円以上の収入を得ている割合が高い」という傾向が見られました。もちろん30代以下のフリーランスが誰しも高収入を得られるというわけではありませんが、スキル次第では年齢にかかわらず高い収入を目指せます。

IT人材がフリーランスとして働く3つのメリット

フリーランスとして働くメリットにはどのようなものがあるのか、ここでは主な3つを紹介します。

3-1 高い収入を得るチャンスがある

会社員は入社時に基本給が決まり、その後は昇給やインセンティブなどで高収入を目指すことになります。その昇給も会社側の評価に左右されるケースがあり、思い通りに収入を上げにくい傾向にあります。

しかし、フリーランスなら高単価の案件を受注したり、複数の案件をこなしたりと、自分自身で収入アップのチャンスを作れます。必要があれば単価の交渉をすることも可能です。そのため、スキル次第では会社員以上の収入が得やすいというメリットがあります。

3-2 幅広いスキル・経験を積める

会社員の場合、上司や会社が許可しなければ、新しい業務に挑戦するのは困難です。そのため、幅広いスキルを身につける機会が、やや得づらいと言えるでしょう。特にエンジニアなどは、会社都合により携われる案件に偏りがあったり、上流工程に携われなかったりするケースも珍しくありません。

それに対してフリーランスであれば案件を自分で選べるため、さまざまな案件に挑戦できます。自身が得意とする案件はもちろん、ワンステップ上の案件、全く毛色が違う案件にも挑戦できるので、幅広いスキルを磨きやすくなっています。

3-3 自分に合う働き方がしやすい

会社員は会社方針に則った働き方が求められます。そして働き方を変えたい場合は、会社に交渉するか転職するしか方法がありません。 

一方、フリーランスは新しい案件を探すタイミングで単価・稼働時間・勤務エリア・リモートワーク可否など、諸々の条件が自分に合ったものを選べます。そのため、自分に合った働き方がしやすくなっています。

また、フリーランスならキャリアに即した案件を探せます。例えばエンジニアであれば、上流工程をメインとする案件、製造工程が中心の案件など、対応工程なども踏まえた案件探しが可能です。自分の「なりたい」を目指しやすいという利点もあるでしょう。

失敗しない!ITフリーランスとして働くデメリット・注意点

失敗しない!ITフリーランスとして働くデメリット・注意点

会社員にもフリーランスにもそれぞれメリットとデメリットがあります。ここではフリーランスとして働くときに、予め知っておきたい注意点についてお伝えします。

4-1 収入が不安定になる

毎月定まった給与をもらえる会社員と異なり、フリーランスの収入は稼働状況、案件の単価などに左右されます。高収入を得るチャンスがある反面、案件が途切れたり、体調を崩して働けなかったりすれば、収入もそれだけ下がってしまうので注意が必要です。「案件終了前に新しい案件を受注する」「複数の案件を抱えて案件が途切れるリスクを下げる」など、先々を見越して動くようにしましょう。

4-2 成果物は自分が全責任を負う

会社員であれば成果物に不備があった場合でも、上司や会社が守ってくれることが大半です。しかしフリーランスは守ってくれる人がおらず、基本的には自分で責任を負うことになります。

特にクライアントとの契約形態が「請負契約」の場合、成果物によっては報酬が支払われなかったり、度重なる修正を依頼されたりするリスクがあります。

フリーランスとして働く際には、働いたことに対して報酬が支払われる「準委任契約」の案件を選ぶと、そういったリスクを抑えやすくなります。特にエージェント経由の案件は、ほとんどが準委任契約であるため安心感があるのが魅力です。

また、上記で出てきた「請負契約」「準委任契約」は次のような契約です。興味のある人は参考にしてください。 

請負契約

クライアントから依頼されたものを完成させることを約束し、その成果物に対して報酬が支払われる契約です。納期に間に合わなかったり、成果物に不備があったりすれば、報酬を請求できないリスクがあります。また、その場合クライアント側は、改修や損害賠償を求めることが可能です。

準委任契約

クライアントから依頼された仕事を行うことで、報酬が支払われる契約です。そのため、クライアントの依頼通りに仕事に臨んだ結果、成果物が納期に間に合わなかったり、成果物に不備があったりしても、責任を負いません。

4-3 営業や手続きを自分で行う必要がある

会社員であれば会社側から仕事を与えてもらえますが、フリーランスはまず案件を獲得するところからスタートします。クライアントへの営業や交渉、案件の選別や応募など、全て自分で行わなくてはなりません。

中には適切でない単価で依頼しようとするクライアントも存在します。そのため、「フリーランスになりたてで分からないことが多い」「あまり営業に慣れていない」という人などは、エージェントを頼るのがおすすめです。

なお、フリーランスは、確定申告や税金の納付なども自分で行う必要があります。ただ、確定申告については会計ソフトの利用や、税理士に任せることで負担を軽減できます。その他にも税務署に相談することも可能なので、不安がある人は適宜問い合わせてみましょう。

ITフリーランスの主な7職種とは?仕事内容と必要スキル

ITフリーランスの主な7職種とは?仕事内容と必要スキル

ITフリーランスと一口にいっても、その職種はさまざまです。ここではITフリーランスの主な職種7つと、その仕事内容、必要スキルを紹介します。

5-1 ソフトウェアエンジニア

家電や自動車、パソコンやスマートフォンのアプリケーション、Webサービスなどにはソフトウェアが導入されています。そのソフトウェアの設計・開発・保守などを行う職種です。

求められるスキルとしては、システムの構築や設計スキル、各種プログラミング言語による開発スキルなどが挙げられます。また、認識齟齬や情報共有の漏れはプロジェクトの遅延に繋がりかねないため、コミュニケーション能力も求められます。

なお、対応工程、使用言語などにより案件単価に差があるため、年収にはバラつきがあります。しかし、上流工程の対応ができたり、ニーズが高まっている言語を使用できたりすると、それだけ高単価の案件を得やすくなります。

「会社に在籍しているものの1人で客先に常駐している」「案件単価が高くても在籍している会社からの還元が少ない」といったエンジニアも少なくなく、フリーランスとして活躍する人は増えています。

5-2 インフラエンジニア

ITインフラである、ネットワークやサーバー、データベースなどの設計・構築・運用・メンテナンス・保守などを行う職種です。

求められるスキルとしては、ネットワーク・サーバー・データベースの各種専門スキル、ネットワーク機器をはじめとするハードウェアの対応スキルが挙げられます。その他にも、クライアントと円滑にやり取りを進めるためのコミュニケーション能力、ITインフラをウイルスなどから守るためのセキュリティ知識も重要となります。

インフラエンジニアはネットワーク、サーバー、データベース、いずれの分野においても求められる専門性が高くなっています。そのため案件単価が高く、フリーランスでも年齢問わず引き合いが強いという特徴がります。

5-3 ITコンサルタント・プリセールス

ITコンサルタントは、IT分野におけるクライアントのニーズを踏まえ、課題分析・システム導入の提案・導入支援・メンテナンス対応などを行う職種です。そしてプリセールスは、営業に同行し、技術的な知識に基づいた製品説明・提案・設計への落とし込みなどを行う職種です。

求められるスキルには、IT分野に関する幅広い知識、製品の技術面に関する知識、プレゼンテーションや提案力、コミュニケーション能力などが挙げられます。なお、相手の意図を汲み取ったり、相手に合わせて技術面の説明を噛みくだいたりする力も重要です。

ITコンサルタントもプリセールスも、クライアントと直接的なやり取りが発生し、プロジェクトが始まる前の”提案”という段階から関わることになります。高いスキルを求められるため、報酬は高い傾向にあります。

なお、ITコンサルタントやプリセールスの人がエージェントを活用する際には、コンサルタント向けエージェントだけでなく、エンジニア向けエージェントも活用すると案件の幅が拡がるでしょう。

5-4 デザイナー

デザイナーはクライアントの要望を踏まえ、WebサイトやLPなどのUI/UX設計・デザイン・コーディングなどを行う職種です。

求められるスキルにはデザインの基礎知識、IllustratorやPhotoshopのスキル、UI/UX設計スキル、HTML/CSSやJavaScriptのスキルなどが挙げられます。その他にも、アクセス解析やSEOの知識など、マーケティングの知識があればフリーランスとして活躍できる幅が拡がるでしょう。

単価は案件の規模によって異なります。大手企業がクライアントになれば、LPを安定的に依頼されるケースなどもあり、会社員に比べるとフリーランスになって収入が増えたという人も存在します。

なお、フリーランスとして案件を探す際には、エンジニア向けエージェントやクラウドソーシングなどを活用してみましょう。その際にはポートフォリオなども用意しておくのがおすすめです。 

5-5 マーケター/Webマーケター

マーケターおよびWebマーケターは、市場調査はじめ商品・サービス・Webサイト・ECサイトの企画・プロモーション・データ分析などを行う職種です。

求められるスキルには、市場調査スキル、戦略立案スキル、施策の推進力、データ分析力などが挙げられます。大前提としてマーケティングの知識が求められますが、その他にもコミュニケーション能力や調整力が重要となります。

案件単価は案件内容や規模により異なりますが、クライアントの認知度向上や利益拡大局面においてマーケターは非常に重要な存在となります。そのため、スキルや実績により高単価を目指すことが可能です。

なお、フリーランスとして案件を獲得する際には、個人で企業にアプローチするのも手段の1つですが、エージェントやクラウドソーシング、SNSなどを活用してみるのも良いでしょう。 

5-6 PM/PL

PMは品質やコスト面を含め、プロジェクト全体の進捗管理・統括をする職業です。そしてPLはプロジェクトのチームメンバーの工数や進捗管理などをする職業です。

求められるスキルには進捗管理や調整力、全体を見渡す力、多種多様なプロジェクトの経験などが挙げられます。また、プロジェクトがスケジュール通りに進むよう、メンバーを率いる力も重要となります。

なお、管理職という立場にあたるため、案件単価は高くなっています。ただ、プロジェクトの進行や成功に直結する重要なポジションであるため、直接企業HPなどからアプローチしても案件受注に至りにくい傾向にあります。フリーランスとして案件を探す際には、エンジニア向けのエージェントなどを活用しましょう。 

5-7 その他専門職

紹介してきた他にも、データサイエンティスト、AI(人工知能)や機械学習エンジニアといった職種もあります。そういった職種では、統計スキル、Pythonなどのスキルがあれば、それだけ高報酬を目指しやすくなるでしょう。

また、社会情勢や時代に合わせて需要は変化します。例えばクラウドの普及により、AWS/GCP/Azureなどの知見を持つ人の需要が高まりました。このように、その時々の需要を捉え、自身のスキルとして身につけることで、選べる案件の幅が拡がるということを覚えておきましょう。 

IT人材がフリーランスになる方法

IT人材がフリーランスになる方法

IT分野で活躍している人がフリーランスになるには、主に2つの方法があります。ここではその2つを紹介しつつ、メリットや注意点について紹介します。

6-1 会社員をしながら副業を行う

フリーランスになる方法の1つとして、会社員として働きながら副業を行うという方法があります。クライアントと個人で契約を結び、本業の勤務時間後や休日などに、副業に取り組むというパターンです。

この方法のメリットは、本業があるため収入が安定しているという点です。その他にも職種よっては、「本業で磨いたスキルを副業で活かす」「副業で新しい技術を磨いて本業に取り入れる」といったことも可能です。

ただ、本業以外の時間しか副業にあてられないことから、どうしても選べる案件の幅が狭まってしまいます。そして中には副業を認めていない企業もあるため、予め在籍企業の就業規則を確認したり、上長に許可を得たりする必要があります。 

6-2 フリーランスとして独立する

フリーランスになるもう1つの方法は、フリーランスとしての案件のみで収入を得ていく方法です。つまり特定の企業と雇用契約を結ばずに、クライアントと業務委託契約などを結んで仕事に臨むというパターンです。

この方法のメリットは、「自分で望む案件を選べる」「休日を自分で決められる」など、自由度が高いことです。また、確定申告で青色申告をしたり、法人成りしたりすると節税効果も得られます。そのため、開業届を出して個人事業主になる人、法人設立登記をして法人成りする人も多くなっています。

ただ、特定の企業と雇用契約を結んでいないことから、会社員に比べると収入は不安定になります。会社員を辞める前に長期的な案件を得たり、万が一案件が途絶えてもすぐに見つけられるようエージェントに登録したりしておくなど、予め対策を講じておくと安心です。 

ITフリーランスとして活躍するために必要な5つのスキル

ITフリーランスとして活躍するために必要な5つのスキル

ITフリーランスとして活躍していくために身につけておきたいスキルは多岐に渡ります。その中でも必須と言えるスキルを5つ紹介します。フリーランスを目指している人も、既にフリーランスとして活躍中の人も、ぜひ参考にしてください。

7-1 ITスキル・システムへの理解

業務で使用するIT技術や知識が必要になります。当たり前のことではありますが、プログラム言語を全く知らない状態でソフトウェアエンジニアとして活躍するのは困難です。

特にフリーランスは会社員と異なり、教えてくれたり助けてくれたりする先輩もいません。自分が獲得したい案件で必要になるであろうIT技術や、システム関連の知識などはしっかり身につけておきましょう。

また、技術や知識があるほど、好条件の案件を選べるようになります。そしてクライアントの要望に応えていくことで信頼にも繋がりやすくなります。日々スキルアップを意識することが大切です。

7-2 コミュニケーションスキル

クライアントをはじめ、チームメンバーやユーザーなどとの意思疎通が必須です。そのため、コミュニケーション能力が求められます。

もちろん職種によって必要となるコミュニケーション能力の高さは異なります。ただ、どの職種でも「挨拶、適切な報連相、情報共有、不明点の確認」などは、最低限円滑に行える必要があります。

新型コロナ拡大に伴うリモートワークの普及により、非対面でのやり取りが増え、以前よりもコミュニケーション能力を重視するクライアントも増えています。コミュニケーションが少し苦手だという人は、5W1Hを意識して話してみるなど、できる部分から練習してみましょう。

7-3 ロジカルシンキングスキル

システムの設計や開発、原因特定、情報共有などに役立つ、ロジカルシンキングスキルも必要です。

ロジカルシンキングスキルとは、物事を論理的に考えるスキルです。物事を論理的に捉えて思考できると、自分の考えを正確に共有できたり、一貫性のある説明ができたり、問題発生時も原因の特定がしやすかったりと、あらゆる場面で役立ちます。

フリーランスとして案件に臨むとさまざまな人と関わることになるため、システムを開発する・しないにかかわらず、ロジカルシンキングスキルも身につけておくと良いでしょう。

7-4 自己管理能力

必ず自己管理能力が必要です。フリーランスには定まった勤務時間や休日などがないため、リモートワーク時などはオンオフの境目がなくなりがちです。延々と仕事に没頭してしまうと、効率低下や体調不良などを招きかねません。そのため、自分を管理する力が重要になります。

また、フリーランスの場合、納期を守れなければ信頼失墜に繋がり、案件を得られなくなります。収入アップを目指して案件を受注しすぎたり、「少しぐらい問題ないだろう」と手を抜いてしまったりすると活躍の場がなくなりかねないため、そういった意味でも自己管理能力が必要です。 

7-5 営業力・交渉力

自らクライアントに営業をかけたり、単価や労働条件の交渉を行ったりするため、営業力や交渉力も欠かせません。営業力がなければ、案件を受注できない、受注できても単価が低いといった状況を招く恐れがあります。

営業に慣れていない人は、ビジネスメール、名刺交換の仕方、企業宛の電話の仕方など、最低限の営業マナーを身につけ、徐々に交渉力を磨きましょう。また、適宜自分の代わりに営業をしてくれる、エージェントを頼るのもおすすめです。 

ITフリーランスが仕事を獲得するおすすめの方法

ITフリーランスが仕事を獲得するおすすめの方法

ここでは案件を受注する手段を3つ紹介します。3つとも活用すれば、それだけ自分に合った案件を見つけやすくなります。案件受注に向けて積極的に動いてみましょう。 

8-1 求人サイト

一般的な総合求人サイトや、IT案件に特化した求人サイトなどを使ってみましょう。副業として案件に臨みたい場合は「パート・アルバイト・派遣向けの案件」を、フリーランスとしての案件のみに臨みたい場合は「業務委託契約、有期雇用契約(プロジェクト期間中だけ契約社員として就業する契約)の案件」などを中心に探してみると良いでしょう。

求人サイトなら、就職活動などで求人に応募するのと同じ手順で案件に応募できます。応募もしやすいので気軽に活用してみましょう。 

8-2 クラウドソーシング

案件を発注したいクライアントと、案件を受注したい応募者をマッチングさせるクラウドソーシングも活用してみましょう。

手軽にこなせるタスク単位での案件や一般的なプロジェクト単位での案件などが豊富であるため、フリーランスにとって案件を探しやすくなっています。また、自分から案件に応募することもできれば、クライアントからオファーが届くこともあるため、案件を得るチャンスもそれだけ多くなっています。

ただし、競争率が高い案件、単価が低い案件も多いため、積極的に応募したり、案件内容をある程度吟味したりするのが好ましいでしょう。 

8-3 専門エージェント

IT系のエージェントの活用もおすすめです。エージェントはクライアントから日々案件情報を仕入れており、その中から、あなたの希望にマッチするものを紹介してくれます。そして案件へ応募した際には、業界事情に詳しい担当者が面談の設定、条件交渉なども行ってくれるため安心です。

また、エージェントが抱えている案件の中には、一般的には公開されていない案件も多数存在します。珍しい案件や、高単価の案件があることも珍しくないため、選べる案件の幅を拡げたいのであれば、ぜひエージェントを頼ってみましょう。 

IT系フリーランス人材として活躍するなら専門エージェントがおすすめ

高収入を目指せる、幅広いスキルを磨ける、自分に合った働き方ができるなど、フリーランスにはさまざまなメリットがあります。そして、そのメリットは選べる案件数が多ければ多いほど実感しやすくなります。より自分に合った案件を選べるよう、求人サイトやクラウドソーシング、エージェントをどんどん活用しましょう。

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フリーランスはスキルなどによって、選べる案件、案件単価に差が生じます。「自分の場合はどのような案件があるのか」「どのように活躍していけるのか」などを、しっかりと把握するのが大切です。まずは気軽に業界知識豊富なエージェントに相談してみましょう。

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