フリーランスになるには?7つの準備や手続きと活躍するコツ

フリーランスになるまでに、どのような手続きや準備が必要なのでしょうか。順調にスタートして軌道に乗るために重要な7つの準備を解説します。
フリーランスとしての成功に必要な要件や仕事を獲得する方法も確認しておきましょう。
そもそもフリーランスとは?4つの基礎知識

「フリーランス」とは何でしょうか。その定義に関係する4つの基本を解説します。
1-1 フリーランスとは働き方を指す
フリーランスの定義は、「フリーランス白書2020」によると以下の通りです。
「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」
引用元:フリーランス白書2020(P4)
つまり自分のスキルを使って活動するという働き方を指す言葉です。特定の企業や団体、組織に専従しない、つまり特定の組織と長期的な雇用契約を締結しない働き方のことを指しています。
とはいえ、どの企業とも雇用契約をせず完全に独立して活動するとは限りません。本業は雇用契約で働きつつ、副業でフリーランスとしての活動をする場合も含まれます。
つまり自分のスキルを使って仕事を始めた時点で、フリーランスと名乗ることができるのです。
1-2 個人事業主や自営業との関係
フリーランスには個人事業主として活動する人や、自営業の人などが含まれています。
個人事業主とは、税務署に「開業届」を提出して事業を営む人を指す「税法上の区分」です。フリーランスには個人事業主として働いている人が多くいますが、開業届を提出せずに活動する人も存在します。
自営業とは、「自分でビジネスを行う人」の総称です。個人事業主としてビジネスをしている人だけでなく、法人化している場合も含まれます。従業員を雇って会社経営をしている場合はフリーランスと呼ばないのが一般的ですが、個人で活動しているなら自営業でもフリーランスに含まれるでしょう。
フリーランス・個人事業主・自営業の3者とも厳密にはニュアンスが異なるものの、お互い密接な関係にあります。
1-3 フリーランスの主な職種
「フリーランスとして働く人が多い職種」を3つ紹介します。
1-3-1 システムエンジニア
システムエンジニア(SE)などIT系のエンジニアは、フリーランスとして活動する人の多い職種です。
クライアントからの発注でシステムを開発し、納品することで報酬を得る場合や、システムの保守管理も担当する客先常駐の働き方などがあります。
いずれも雇用契約ではないフリーランスのSEです。
プログラミング言語を扱うスキルだけでなく、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーション能力も求められます。
1-3-2 Webデザイナー
Webサイトの制作をするWebデザイナーも、フリーランスとして働きやすい職種です。
主にUI設計やイラスト制作などWebサイトの見た目をデザインする仕事で、Web制作チームの一員としてエンジニアなどと協力して活動することもあります。
Webサイトの仕組みや、利便性の向上に関する広い知識が必要な仕事です。
1-3-3 ライター・編集者・翻訳者
主に文章能力を生かして活動するライター・編集者・翻訳者も、フリーランスとして働く人が多くいます。リモートでの連携がしやすく、在宅で働きやすい職種です。
文章力や語学力さえあれば、実績がなくても受注しやすいため、フリーランスの初心者にも適しています。
1-4 フリーランスになるメリット
会社員と比べた場合、フリーランスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。主に以下の3つが挙げられます。
- リモートで働きやすい
- 自由な働き方がしやすい
- 収入アップが期待できる
フリーランスの案件には「在宅・リモートOK」のものが多くあります。場所を選ばずに働きやすく、遠方の会社との取引がしやすい働き方です。
満員電車から解放される、休日を自分で設定できるのは魅力といえます。
期日までに納品物を制作するタイプの案件では、自由な働き方ができます。休日や家族との過ごし方など、生活の自由度が高くなるというメリットです。
ただし客先常駐型の案件では、勤務時間や休日を現場の社員に合わせることが多いという点は把握しておきましょう。
また成果と収入が直結しにくい会社員と比べて、フリーランスは成果を多く上げることで収入アップがしやすい働き方です。工夫次第で短期間で多くの報酬を得ることも可能になります。
1-5 フリーランスになるデメリット
会社員と比較したフリーランスのデメリットも把握しておきましょう。主に以下の3つが挙げられます。
- 収入を安定させる工夫が必要
- 自己管理・自己研鑽が必要
- 事務作業が増える
会社員のように毎月一定の給料が支払われるのではなく、働いた分を報酬として受け取るフリーランスは、収入が不安定になりやすいことがデメリットです。収入を安定させる工夫が求められます。
働き方の自由度が高くなる分、自己管理が求められる点もデメリットです。生活リズムを保つだけでなく、スキルを高めるなどの自己研鑽も継続していかなければ、自分の知識や技術が古くなり、収入にも影響しかねません。
また確定申告や請求書の作成など、自分で処理する事務作業が増えることもデメリットです。本来の仕事に集中したい場合には税理士に依頼するなど、事務作業の進め方を考える必要があります。
フリーランスになるなら整理しておきたい要件

企業がフリーランス人材を募集する場合、スキルと経験のあるプロフェッショナルを求めるのが普通です。フリーランスとして活躍するために必要なスキルなどの要件について解説します。
2-1 スキル・実績
参画しようと思っている分野での専門スキルや実績を持っていることは、フリーランスとして働く前提条件です。
特にITエンジニアの分野では、資格などの知識よりも、過去に参画したプロジェクトの内容が記載されているスキルシートの制作実績などのポートフォリオが充実しているかどうかが、案件の獲得しやすさに大きく影響します。
これまでどのようなスキルを培ってきたのかを整理し、アピールできる自分の強みを把握しておきましょう。
2-2 キャリア
フリーランスとして活動するには、社会人として形成してきたキャリアも必要です。
フリーランスとして活躍する分野は「エンジニア系」「イラスト・デザイン系」「事務・総務系」「営業・マーケター系」など多岐にわたります。形成してきたキャリアは、フリーランスとしてどの分野で働きやすいかに影響する要素です。
これまで形成してきたキャリアを整理し、フリーランスとして活動するためにどの職種が「自分に向いているのか」「仕事を獲得しやすいか」を明確にしておきましょう。
2-3 適性
フリーランスという働き方に対する適性も必要です。フリーランスの適性がある人は、一般的に以下のような能力を持っています。
- 営業力
- コミュニケーション力
- 責任感
- セルフマネジメント力
- 成長意欲
フリーランスには、仕事を獲得するための営業力やコミュニケーション力が必要です。
期日を守る責任感や、安定して稼働するためのセルフマネジメント力も求められます。自己研鑽を続け、最新情報を吸収する成長意欲も重要です。
フリーランスに必要な特性のいずれかに不安な面があるなら、どのように克服するかを検討しておきましょう。
フリーランスになる前にしておくべき7つの準備

フリーランスになる前に必要な準備について、7つのポイントに分けて解説します。
3-1 1.仕事の受注先の確保
フリーランスとして独立する前に、ある程度の収入の見込みを確保しておきましょう。
仕事を受注できる見込みがないまま会社を退職して独立するのではなく、あらかじめ仕事の受注先を確保しておくなら、スタート時の収入減少を防止できます。
副業でフリーランスの活動を始めておくなど、独立後にすぐ仕事を始められるようにしておきましょう。
また独立する前に副業としてビジネスを立ち上げておくなら、クライアントに依存しない収入源を確保することになります。
3-2 2.端末・ソフトウェア・通信環境の整備
あらかじめフリーランスとしての活動に必要な機材や環境を準備しておきましょう。例えば以下の項目について、購入や調整が必要かどうか確認してください。
- PC・タブレット・スマートフォンなどの端末
- プリンター・複合機
- 仕事に必要なソフトウェア
- 安定したインターネット環境
- Webカメラ
PCなど仕事に使う端末はもちろん、書類の印刷やFAXのやり取りあるなら、プリンター・複合機も準備しましょう。
仕事で使うソフトウェアはもちろん、会計ソフトなど、フリーランスとしての活動をサポートするツールもあると便利です。自分に合ったツールを選んでおきましょう。
リモートワークならネットワーク環境は必須です。PCにカメラとマイクが付属していない場合には、オンライン会議用のWebカメラも準備しましょう。
3-3 3.仕事環境の整備
フリーランスとしての仕事をする場所の整備も必要です。
これまで使ってきた自室をそのまま使うという方法もありますが、フリーランとして本格的に働きやすい環境に調整する必要があるかもしれません。
机・椅子・棚などのオフィス家具や、文房具などの備品に不足や不便がないか検討しましょう。場合によってはリフォームが必要かもしれません。
自宅とは別に事務所を用意する方法としては、レンタルオフィスや賃貸オフィスの契約、物件の購入など、いくつかの選択肢があります。
費用もさまざまなので、どれが最適かをあらかじめ検討しておきましょう。
仕事場を作らず、カフェなどで作業するという選択肢もありますが、不特定多数の人がいる場所での仕事はセキュリティの観点から避けた方がよいこともあります。
理想の働き方や予算に合わせて、仕事環境を整備しましょう。
3-4 4.営業・広告
仕事を獲得するための営業・広告の準備も必要です。
仕事の受注窓口になる「ホームページ・ブログ」を開設しておきましょう。開業にあたってインターネット広告やチラシなどを活用する予定なら、その画像やキャッチコピーなどの準備もしておく必要があります。
自分で営業をかけるだけでなく、エージェントに登録して営業を代行してもらうという方法もおすすめです。
「エンジニアファクトリー」では、フリーランスの方が自分で営業をかけなくても安定して案件を獲得できるよう、サポートするサービスを提供しています。
3-5 5.運転資金の確保
フリーランスとして独立する前に、3〜6ヶ月分の経費や生活費などの出費をまかなえる運転資金を確保しておきましょう。
フリーランスは、いつ収入がゼロになってもおかしくない働き方です。クライアントによっては報酬の入金が遅くなることも珍しくありません。収入のない月が時々発生することを想定し、運転資金を確保しておきましょう。
3-6 6.クレジットカードの作成
クレジットカードを持っていないなら、フリーランスになる前の会社員の段階で作成しておきましょう。
安定した収入の保証がないフリーランスは一般的に、クレジットカードの審査に通りにくくなるためです。
インターネット通販で必要な機材を購入するなど、フリーランスとして活動するうえで、クレジットカードが必要になる場面は多くあります。
審査に有利な会社員のうちに、クレジットカードを作っておきましょう。
3-7 7.ローンの申し込み
住宅ローンやカードローンなどについても、フリーランスになる前に申し込みしておくことが重要です。
クレジットカードと同じように、フリーランスや自営業などの職業は、ローンの審査でも不利になります。
ローンを組む予定があるなら、審査に有利なうちに済ませておきましょう。ただしフリーランスとしての収入の目処についてよく検討し、十分に返済できる計画を立てておくよう注意してください。
フリーランスになる時に必要な各種手続き

フリーランスになるために必要な、税金や保険などの手続きについて解説します。
4-1 開業届の提出
個人事業主としてフリーランスの活動をする場合は、税務署に「開業届」(個人事業の開業・廃業等届出書)を提出します。
提出期限は、「事業の開始等の事実があった日」から1ヶ月以内です。
書類は国税庁のWebサイトや税務署で入手でき、登録料などは一切かかりません。所轄の税務署に持参または送付するだけの簡単な手続きです。
開業届を提出すると、以下のようなメリットが得られます。
- 屋号付きの銀行口座を作れる
- 個人事業主向けの共済に加入できる
- 青色申告で確定申告できる
銀行口座の名義として、個人名だけでなく屋号を追加できるようになると、クライアントから信頼されやすくなるなどのメリットがあります。
さらに、条件を満たせば個人事業主向けの小規模企業共済などの対象になることもメリットです。共済について詳しくは後述します。
また次の項目で詳しく解説しますが、開業届は青色申告をするために必要な手続きでもあります。
4-2 青色申告の申請
開業届と一緒に税務署に提出しておきたいのが、確定申告で青色申告をするための「所得税の青色申告承認申請書」です。
提出のタイミングは、開業から「2ヶ月以内」。ただし1月15日よりも前に開業した場合は、その年が始まる前から開業していた場合を含めて「3月15日まで」が期限です。申請書を提出した次の年の確定申告から、青色申告ができるようになります。
こちらも申請費用は一切かかりません。開業届と同じように、所轄の税務署に書類を持参または送付するだけです。一度提出しておけば、毎年の確定申告で提出する必要はありません。
青色申告のメリットは「青色申告特別控除」が受けられるようになることです。要件によって10万円、55万円または65万円の控除が受けられるため、所得税の節税になります。
詳細:[手続名]所得税の青色申告承認申請手続|国税庁
4-3 社会保険の切り替え
会社を退職する場合には健康保険と厚生年金の切り替え手続きをします。
健康保険については、「任意継続」「国民健康保険への移行」「家族の健康保険の被扶養者になる」のいずれかの手続きが必要です。
詳細:退職後の健康保険について | よくあるご質問 | 全国健康保険協会
年金については、会社員の時に加入していた「厚生年金」から「国民年金」(国民年金第1号)への移行手続きをします。配偶者の厚生年金の被扶養者になるか、別の会社で厚生年金を継続することも可能です。
詳細:会社を退職した時の国民年金の手続き|日本年金機構
4-4 確定申告の準備・実施
確定申告の準備もしておきましょう。
特に「帳簿」の作成と、領収書や各種証明書の整理は、時間のかかる作業です。確定申告の期限ギリギリになってから取り掛かると、膨大な作業に追われることになりかねません。
日ごろから定期的に帳簿をつけ、経費の領収書や保険料納付証明書などを保管・整理しておきましょう。
確定申告の期間は、通常は2月半ば〜3月半ばです(新型コロナウイルス感染症の影響で延期される場合もある)。確定申告の期間が始まったらすぐにでも書類を提出できるよう準備しておくことをおすすめします。
詳細:初めて確定申告される方へ:令和2年分 確定申告特集|国税庁
4-5 共済・補償制度の活用
共済や補償制度を利用する場合には、その手続きも必要です。
フリーランスが利用できる制度として以下の2つなどがあります。
- 中小機構の共済制度
- フリーランス協会の所得補償制度
「中小機構」(中小企業基盤整備機構)の共済制度には、退職金制度として利用できる「小規模企業共済」と、取引先の倒産に備えられる「経営セーフティ共済」の2種類があります。いずれも個人事業主が対象なので、フリーランスも利用可能です。ただし加入には一定の条件があるので、よく確認しておきましょう。
また「フリーランス協会」が提供している保険や福利厚生も利用できます。フリーランス向けの「賠償責任保険」などが年会費1万円で自動付帯されるサービスです。会員になると、けがや病気で働けなくなった時に備える「所得補償保険」にも割引価格で加入できます。
どの共済や保険を利用するのかを検討し、加入手続きを進めておきましょう。
フリーランスが仕事を獲得する方法

フリーランス向けの案件を探す方法を確認しましょう。主な5つの方法について詳しく解説します。
5-1 1.エージェント
フリーランス向けのエージェントに登録しておくと、仕事を獲得しやすくなります。
エージェントは、登録者の「スキル・実績」「希望する働き方」などの条件に合った案件を紹介するサービスです。仕事探しの活動を、エージェントサービスの担当者が代行してくれます。
通常は完全無料で利用できるので、自分でも仕事を探しながら、エージェントにも登録しておくと効率的です。
エージェントごとに扱っている案件の種類が異なるので、自分の希望する職種に合ったサービスを選びましょう。
「エンジニアファクトリー」では、IT/Web系の案件を多く保有しています。フリーランスのエンジニアとして活動する方に適したエージェントサービスです。
5-2 2.クラウドソーシング
自分で仕事を探す場合に便利なのがクラウドソーシングです。
企業が不特定多数の人に業務委託できるサービスで、フリーランス向けの案件が多く登録されています。職種や報酬金額、稼働日数などの条件で検索し、絞り込みながら案件を探せるサービスです。
高度なスキルが必要な案件もありますが、初心者歓迎の案件も多くあることがクラウドソーシングのメリットです。
ただし案件の種類が豊富な分、仕事内容をよく選ぶ必要があるという点は把握しておきましょう。「信頼できる企業かどうか」を含め、よく確認しながら利用する必要があります。
5-3 3.求人サイト
企業の求人情報や求人広告を掲載する求人サイトを利用して、フリーランスの案件を探すことも可能です。
求人サイトや採用ページの情報をまとめて掲載している求人情報検索サイトもチェックしてみましょう。
正社員・契約社員向けなど雇用契約の求人が多く掲載されていますが、なかにはフリーランス向けの業務委託契約の案件もあります。
いずれはフリーランスになる予定でも、「まずは短期で雇用契約の仕事をしたい」という場合もあるでしょう。そのような時に、雇用契約の仕事を見つけやすい求人サイトが便利です。
5-4 4.人脈
人脈を通じて仕事を紹介してもらうという方法もあります。
過去の勤務先や知人などに、フリーランスの仕事がないか聞いてみるという方法です。
雇用契約で勤務している会社に対して、そのまま業務委託へと契約を移行するという流れで仕事をもらう人もいます。
フリーランスとして取引中のクライアントに対しても、追加の仕事がないか問い合わせてみてもよいでしょう。
5-5 5.ポートフォリオ・ブログ・SNS
フリーランスは集客や宣伝によっても仕事を獲得できます。
自分の実績やスキルなどをインターネット上で宣伝し、新規クライアントを集客するという方法です。
宣伝に使えるツールとしてブログがあります。ブログはフリーランスにとって、企業でいうところの公式ホームページのような役割があり、受注窓口の1つとして重要です。
ブログに過去の実績や作品を掲載しておくなら、ポートフォリオの役割も果たします。
ブログを公開するだけなく、ブログへのアクセスを集める方法も考えましょう。そのために役立つのがSNSです。SNS上の交流を通じて、自分の仕事に興味を持ってもらい、ブログへ誘導。ブログのポートフォリオで実績を確認してもらい、そのまま受注につながるという流れです。
さまざまなツールを活用して、宣伝・集客していきましょう。
フリーランスとして長く活躍するために注意したいポイント

フリーランスとして成功するには、その活動を長く続ける工夫が不可欠です。挫折せずに続けていくための、3つのポイントを解説します。
6-1 案件を受注する仕組みを作る
収入を安定させるには、仕事を安定的に受注するための仕組み作りが不可欠です。
自然に依頼が来る仕組みを作っておくなら、営業活動にエネルギーを割く必要がなくなり、フリーランスとしての活動が楽になります。
そのためにポートフォリオやブログを活用することはもちろん、エージェントの利用が有効です。プロの担当者が営業を代行してくれるので、安定して仕事を獲得し、フリーランスとして長く活動していくために役立ちます。
6-2 自己管理を徹底する
自己管理ができることは、フリーランスとして安定するための必須条件です。
特に体調管理はフリーランスの生命線ともいえます。一時的な体調不良で動けなくなっても一定の給料が受け取れる会社員とは異なり、フリーランスの体調不良は収入の減少に直結するためです。
また期日を守るためのスケジュール管理ができることは、クライアントからの信頼関係を築き、継続して依頼を受けられるかどうかに影響します。
自己管理ができるフリーランスは「優秀な経営者のいる会社」のように、長く活躍する素質を持っているのです。
6-3 自己責任の意識を持つ
フリーランスは、会社員よりも多くの責任を追うことになるという意識が重要です。
会社員であれば、自分にスキル不足の部分があっても同僚や上司がカバーしてくれたり、ミスをしても会社が守ってくれたりなど、ある程度の保護が得られることがあります。
フリーランスの場合、ほとんどが自己責任です。スキル不足や納品物の瑕疵は、全て自分が責任を負うという意識で働く必要があります。
エージェントなら独立時のサポートも充実

フリーランスになるためには、税務署での手続きや運転資金の確保などの準備をする必要があります。
特に重要な準備は仕事を獲得する方法を計画しておくことです。ポートフォリオになるブログを作り、登録するエージェントサービスも選んでおきましょう。
フリーランスデビューをするならエンジニアファクトリーへ

「エンジニアファクトリー」は、IT/Web業界のエンジニア案件を紹介するエージェントサービスです。フリーランスとしての活動が初めての方でも、スタッフによる個別の案件紹介や面談などでサポートいたします。「高単価」「高い継続率」「契約までのスピードが早い」点が強みです。フリーランスになるにあたってのサポート役として、ぜひご活用ください。