JavaScriptの独学での勉強方法とは?初心者にもおすすめ方法を紹介
「JavaScriptは独学でも習得できる?」
「JavaScriptを独学で身につけるにはどのような方法が良い?」
このような疑問のある方のために、本記事ではJavaScriptの勉強方法について解説します。JavaScriptは非常に需要が高い言語で、習得できればエンジニアとしての活躍の幅を広げられます。未経験の方でも比較的勉強しやすい言語で、勉強方法に気を配れば独学での習得も十分に可能です。
JavaScriptの習得におすすめの勉強方法や、おすすめの学習サイト、学習用書籍について解説します。独学のコツもご紹介するので、JavaScriptの習得を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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JavaScriptを勉強するべき?
JavaScriptは、エンジニア志望者の方や現役エンジニアの方であれば、ぜひ学習しておきたいプログラミング言語のひとつです。主にWebサイトに動きを加えるのに使われる言語で、Webサイト制作やWebアプリケーション開発に欠かせません。最近ではサーバーサイドの開発にも使えることから、活躍の幅が広がっています。
JavaScriptは非常に需要が高く、身につけることで高い将来性が期待できます。初心者でも比較的学びやすく、ライブラリやフレームワークが豊富に提供されているのもポイントです。とくにこれからエンジニアを目指している方は、ぜひ勉強を検討してみてください。
JavaScriptは独学でも問題ない?
JavaScriptは、独学でも習得できるプログラミング言語です。プログラミング言語のなかでは構文が比較的シンプルなため勉強しやすく、開発環境も簡単に整えられるため、学習を始めるハードルはそれほど高くありません。JavaScriptはWebサイト上で動くプログラミング言語なので、Webブラウザとテキストエディタさえあれば勉強を始められます。
世界中で広く利用されているメジャーな言語なので、学習用の教材が豊富に用意されていることも、JavaScriptが独学で勉強しやすい理由のひとつです。書籍やWebサイト、動画講座やプログラミングスクールまで、学習手段で困ることはないでしょう。
JavaScriptを勉強するのにかかる期間
JavaScriptの勉強にかかる時間は人によってさまざまですが、未経験から基礎的な技術を習得できるまでには、200時間程度の学習が必要とされています。一日4時間程度の学習を続けても、およそ2~3ヶ月程度はかかる計算になります。スクールを利用する人や、元々プログラミングやITの素養がある人であれば、勉強にかかる時間はさらに短縮できますが、基礎的な技術を習得するだけでも相応の努力が必要です。
実際に実務に通用するレベルのスキルを身につけるには、さらに時間がかかります。たとえば、プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」が独自に実施した調査では、現役エンジニアがエンジニアになるまでに、平均17ヶ月の学習期間を要したとされています。実務レベルを目指すのであれば、さらに十分な勉強時間が必要になることをおさえておきましょう。
JavaScriptのおすすめの勉強方法JavaScriptを習得するためにおすすめの勉強方法を4つご紹介します。
- Webサイト
- 書籍
- 動画講座
- プログラミングスクール
Webサイト
JavaScriptを学習できるWebサイトは豊富にあります。個人が公開している学習用ブログはもちろん、有料でJavaScriptが学べる学習用サイトなど、自分に合ったものを活用すると良いでしょう。
Webサイトを使った学習のメリットは手軽さです。JavaScriptはWebブラウザ上で実行できるプログラミング言語で、Webブラウザとテキストエディタさえあれば学習できます。Webサイトのなかには、テキストエディタなしにサイト上でそのままJavaScriptを記述・実行できるものも少なくないため、自身で環境を用意する必要なく、手軽に勉強を進められるでしょう。
また、とく有料の学習用Webサイトのなかには、現役エンジニアの講師やメンターに質問できる仕組みを取り入れているものもあります。独学で勉強する場合、わからない点や困ったことがあったときに質問できる相手はなかなか見つけられません。質問対応サービスのあるサイトを使えば、独学でも安心した学習を進められるため、挫折するリスクを最小限に抑えられます。
書籍
書籍を使った学習も、メジャーな勉強方法のひとつです。JavaScriptは需要が高い言語なので、学習用の参考書やテキストは書店で多数発売されています。豊富な選択肢のなかから選択できるため、自分に合った書籍で勉強を進められるでしょう。
書籍には、場所を選ばす網羅的に勉強できるというメリットがあります。書籍は持ち運びができるため、ちょっとした移動時間や外出先でも勉強を進められます。また、書籍は内容が網羅的で、必要な情報が一冊にまとめられているため、不明点や気になった点を調べやすく、細かいポイントまでチェックできるのも魅力です。
書籍を利用した学習を検討している方は、手を動かした学習がしにくく、質問できる相手がいないというデメリットにも注意が必要です。Webサイトを使った学習やプログラミングスクールの受講と比べ、書籍を見ながら実際にコードを書いて実行するのは手間がかかり、効率的ではありません。プログラミングはテキストを眺めているだけでは身につかず、実際に手を動かしてコードを書く必要があります。困った時に質問できる相手がいないのも、書籍による学習の難点です。
動画講座
動画講座での学習も、おすすめの方法のひとつです。プログラミング用の動画講座が多数集まっている「Udemy」のようなサービスはもちろん、最近ではYouTubeにもプログラミング学習に関する動画が多数アップロードされています。
動画講座を使った学習は、説明や解説の分かりやすさが最大のメリットです。書籍やWebサイトで学習をはじめても、とくにプログラミング経験がない方や、IT関係の知識がない方にとっては、わからない単語や用語も多いでしょう。書籍やサイトでの独学とは違い、実際に講師や現役エンジニアによる解説を聞きながら学習を進められるため、JavaScriptについてより深く理解できます。
動画講座での学習にも、書籍による学習と同じく、質問できる相手を見つけるのが難しいというデメリットがあります。YouTubeのコメント機能などを使って質問できる場合もありますが、疑問点が生じた場合には、基本的には他の解決手段を探さなければなりません。
プログラミングスクール
プログラミングスクールの受講も、JavaScriptの習得に有効です。JavaScriptを学べるスクールのなかでも、HTML/CSSやサーバーサイドの言語とあわせて習得できる講座を提供しているスクールは数多くあります。
プログラミングスクールの最大のメリットは、学習効率の高さです。経験豊富な講師によって作られたカリキュラムに沿って学習を進められるのはもちろん、質問も自由にできるため、独学よりも効率的に学習を進められます。
また、JavaScriptを習得してエンジニアとしての転職を目指している場合には、転職支援サービスを利用できるのも魅力です。スクールによっては提携先の企業を紹介してくれるケースもあるため、転職活動もあわせて進めたい方にもおすすめです。
プログラミングスクールの受講には大きなメリットがありますが、その分費用は独学に比べてかなり高くなります。低価格のスクールでも数万円、なかには数十万円かかるスクールもあるため、予算を考慮して慎重に検討しましょう。
JavaScriptのおすすめ学習サイトJavaScriptの学習におすすめのWebサイトを5つご紹介します。
- ドットインストール
- Progate
- Paizaラーニング
- Udemy
- CODEPREP
ドットインストール
ドットインストールは、動画講座とブラウザ上の実行環境を使ってプログラミング学習ができるサービスです。動画講座は1回3分からの短時間で閲覧できるため、スキマ時間も有効活用できます。動画を見ながらブラウザ上の実行環境にコーディングもできるため、手を動かしながら学習がしやすいサイトです。
ドットインストールのJavaScript講座は、基礎的な文法の習得だけでなく、10種以上のミニアプリの制作を通して学べる仕組みになっています。アプリ開発を通して、より応用的なJavaScriptのスキルを学習できるのも、ドットインストールの魅力です。
Progate
Progateは、スライドとブラウザ上の実行環境で学習できるプログラミング学習サービスです。世界的に広く利用されているサイトで信頼性が高く、とくにプログラミング初心者の方向けに分かりやすい講座が展開されています。
JavaScript講座は、月額990円からの有料会員に登録すれば全講座受けられます。ドットインストールに比べると基礎的な内容に注力しているサイトではありますが、その分説明が簡潔で分かりやすいため、はじめてのプログラミングで自信のない方におすすめです。
Paizaラーニング
Paizaラーニングは、約3分の学習動画とブラウザ上の実行環境、練習問題を使ったプログラミング学習サービスです。エンターテインメント性が高く、RPGのようなゲームを進めながら学習できる講座もあり、挫折が心配な方でも楽しみながらプログラミング学習ができる工夫がされています。
JavaScript専門の講座は体験編と入門編の2つだけなので、基本的な技術の習得を目指したい方に向いています。有料プランでも月額600円で始められるので、コストを抑えられえるのも魅力のひとつです。
Udemy
Udemyは、プログラミングをはじめさまざまなスキルを学習できる動画学習プラットフォームです。Udemyの最大の魅力は講座の豊富さです。日本語で提供されているJavaScriptに関する講座だけでも500を超えており、幅広い難易度・分野のスキルを学ぶことが可能です。
動画講座の作成者の幅も広く、現役エンジニアによる解説を聴ける講座も多数公開されています。講座ごとの買い切りで受講でき、お得なセールも頻繁に実施されているため、プログラミングスクールなどに通うよりもコストを大きく抑えられます。幅広い講座のなかから自分にあったものを見つけたい方におすすめのサイトです。
CODEPREP
CODEPREPは、実際にコーディングしながらプログラミング学習ができるプラットフォームで、JavaScriptの基礎的な文法事項から簡単なミニアプリ制作まですべて無料で学べます。
講座は簡単な穴埋め問題形式で構成されており、ヒントと解説を参考にしながら進めていきます。Vue.jsやjQueryなど、メジャーなライブラリ・フレームワークについても無料で学習できるのが特徴で、とにかくコストをかけずに基礎から学びたい、という方におすすめです。
JavaScriptの勉強におすすめの本
JavaScriptの勉強におすすめの書籍を3つご紹介します。
- 確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
- 独習JavaScript 新版
- 改訂3版JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで
確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
JavaScriptの参考書として高い人気と評価を誇るテキストです。初歩から応用まで幅広くカバーしており、JavaScript学習でつまずきがちなポイントをおさえています。
手を動かしてサンプルを作りながら学べるため、基礎的な力はもちろん、実践的なスキルの習得にもつなげられます。実際に仕事で使えそうなサンプルが用意されており、モチベーションを保ちやすいのもポイントです。
独習JavaScript 新版
JavaScriptの基礎の習得に最適な入門書です。「解説→練習問題→理解度チェック」という3ステップで構成されており、初心者でもJavaScriptの本質をつかみやすい仕組みになっています。
サンプルプログラムも豊富で、丁寧で具体的な説明を見ながら学習を進められるのもポイントです。また、DOMやAjaxなど応用的な内容にも踏み込んでいるため、初心者から中級者まで利用できます。
改訂3版JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで
JavaScriptの参考書として日本で一番売れているテキストです。とくに、C言語やJavaなどでのプログラミング学習経験がある方におすすめのテキストで、基礎的な事柄からオブジェクト指向構文、Ajaxなど応用的な内容についても丁寧に解説されています。
まったくのプログラミング初心者には少々ハードルが高いテキストなので、すでにエンジニアとして一定の経験がある方はぜひ購入を検討してみてください。
改訂3版JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで
JavaScriptを独学で勉強する際の注意点
JavaScriptを独学で勉強する際は、以下の5つのポイントに注意してください。
- 学習の目標・目的を決める
- 手を動かして学習する
- 質問できる相手を見つける
- 複数の勉強方法を取り入れる
- 継続的に繰り返し勉強する
学習の目標・目的を決める
JavaScriptに限らず、プログラミング学習は目的・目標を明確にしておくことが大切です。たとえば、「エンジニアとして転職したい」という目標と、「営業のために最低限の知識だけ身につけておきたい」という目標とでは、求められるスキルレベルが大きく異なります。
学習の目標・目的に応じて、必要なスキルレベルや最適な学習方法には差が生じます。目標が曖昧なままだと、学習を続けるモチベーションにも影響するため、なぜJavaScriptを学習するのか、事前に整理しておきましょう。
手を動かして学習する
手を動かして学習することを意識しましょう。プログラミングは、テキストやコードを眺めたり暗記したりして身につくものではありません。実際にコードを書いて実行し、実行結果をもとにコードを修正する、という作業を繰り返して少しずつ習得していくものです。
JavaScriptはブラウザで実行できるため、手を動かした学習が比較的しやすい言語です。テキストのチェックや動画講座の視聴も大切ですが、コードを書くことを重視して学習に取り組みましょう。
質問できる相手を見つける
質問できる相手を見つけることも、独学を続けるコツです。独学の場合、困った点や不明点があったときに自分で解決しなければなりません。いつまでも不明点が解決しないと挫折につながってしまいます。
質問できる相手を見つけることで、挫折のリスクを軽減できます。SNSの利用や勉強会への参加、質問対応サービスがあるプログラミング学習サイトへの登録などを検討してみましょう。
複数の勉強方法を取り入れる
複数の勉強方法を取り入れ、並行して学習を進めることも有効です。たとえば、メインの勉強には動画講座を使い、つまずいた時のリファレンスとして参考書を使う、といった勉強方法が効果的です。
複数の勉強方法を取り入れることで、それぞれのデメリットを解消し、メリットを最大化できます。特定の勉強方法や教材だけに集中していると飽きてしまうこともあるため、モチベーションの維持にも効果的です。
継続的に繰り返し勉強する
JavaScriptの習得には、継続的な学習が欠かせません。初心者でも比較的学習しやすい言語とはいえ、基礎的な部分を習得するだけでも1~3ヶ月程度の期間が必要となります。短期間で身につくものではないため、粘り強く学習を続けなければなりません。
ただ継続するだけでなく、同じ教材を繰り返し学習することも有効です。整理や復習を繰り返すことで知識が定着しやすくなるでしょう。さまざまな教材にチャレンジすることも大切ですが、一つの教材を理解しきるまで繰り返すことも意識してみてください。
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まとめ
JavaScriptは、エンジニアとしてぜひ習得しておきたいプログラミング言語のひとつです。需要が高く、習得できれば高い将来性も期待できるため、エンジニアといしての市場価値を高められます。
JavaScriptは初心者でも比較的勉強しやすい言語で、独学での習得も見込めます。独学する際は、Webサイトや書籍、動画講座などの中から自分に合った教材を選択しましょう。独学を成功させるには、手を動かした学習を重視し、質問できる相手を見つけるなど、いくつかのコツをおさえる必要があります。
JavaScriptを習得して、エンジニアとしての市場価値をさらに高めましょう。