インフラエンジニアの平均年収(給料)とは?年齢別の平均年収から将来性まで解説
「インフラエンジニアの平均年収ってどれくらい?」
「インフラエンジニアってよく聞くけど、将来性はあるの?」
などインフラエンジニアに不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そのような不安を持っている方に向けてインフラエンジニアの平均年収やインフラエンジニアとして年収1,000万円を目指すためのポイント、将来性について解説していきます。
エージェントサービス「エンジニアファクトリー」では、ITフリーランスエンジニアの案件・求人の紹介を行っています。紹介する案件の平均年商は810万円(※2023年4月 首都圏近郊のITエンジニア対象)となっており、スキルや言語によって高条件の案件と出会うことができます。
氏名やメールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒ですぐにサポートを開始できます。案件にお困りのITフリーランスの方やより高条件の案件と巡り合いたいと考えている方は、ぜひご登録ください。
- インフラエンジニアとは
- インフラエンジニアの仕事とは
- インフラエンジニアの年齢別の平均年収
- インフラエンジニアで年収1,000万円を目指すには
- インフラエンジニアの年収を上げるポイント
- インフラエンジニアの求人の特徴
- インフラエンジニアの求人ならEngineerFactory
- まとめ
インフラエンジニアとは
インフラエンジニアは、システムの基盤となるインフラの構築・設計・運用・保守を手がける職種です。日常生活で電気や水、鉄道といったインフラが必要であるのと同様に、システムやインターネットを使用するためには、サーバーやネットワークなどのIT分野におけるインフラが必要不可欠となっています。
企業やプロジェクトによってインフラエンジニアの業務内容は異なり、担当する業務内容によって「サーバーエンジニア」や「ネットワークエンジニア」などに細分化されます。
インフラエンジニアの仕事とは
インフラエンジニアは、ITインフラの設計や構築、運用、保守を担います。扱う仕事内容はサーバーやネットワーク、データベース、セキュリティなど幅が広くなっていますが、どの分野においても上流工程(要件定義・設計・構築)と下流工程(テスト・運用・保守)に分けられます。
インフラエンジニアの工程別の仕事内容は下記の表の通りとなっています。
要件定義 | 顧客の要望をヒアリングしどのような機能が必要かを明確にする |
設計 | 顧客のニーズに合わせてインフラの設計を行う |
構築 | 設計書に基づきインフラを作り上げる |
テスト | 構築したインフラの品質を確かめる |
運用・保守 | 構築されたインフラが安定して稼働させる |
インフラエンジニアの年齢別の平均年収
2017年に経済産業省が発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、高度SE・ITエンジニア(基盤設計担当・ITアーキテクト)の平均年収は、778.2万円でした。
インフラエンジニアの平均年収は一般的なITエンジニア職よりも高水準となっています。
ここからは、インフラエンジニアの年齢別の平均年収について解説していきます。
20代
20代のインフラエンジニアの平均年収は、約300〜450万円程です。20代は未経験の社員が多く、インフラエンジニアとしてのスキルがまだ無いことが多いため、年収が低くなっています。
ただし国税庁の「民間給与実態統計調査(令和3年分)」によると、20代後半(25〜29)の平均年収は371万円でした。インフラエンジニアが同世代と比較しても高い年収であることがわかります。
30代
30代のインフラエンジニアの平均年収は、約430〜580万円程です。年齢を重ねることでスキルアップし、PMなどのマネジメント職についている割合も多くなっています。
国税庁の「民間給与実態統計調査(令和3年分)」によると、30代の平均年収は431万円でした。20代同様、30代でも専門職であるインフラエンジニアの年収が高水準であることがわかります。
40代
40代のインフラエンジニアの平均年収は、約550〜700万円程です。40代になると技術力だけでなくマネジメント経験も豊富になり、管理職に就くケースが多くなっています。
国税庁の「民間給与実態統計調査(令和3年分)」によると40代後半の平均年収は537万円でした。どの世代においても専門職であるインフラエンジニアは、同年代の平均年収を上回っていることがわかります。
インフラエンジニアで年収1,000万円を目指すには
インフラエンジニアとして年収1,000万円を超えることは、誰もが簡単に達成できる目標ではありません。ここからはインフラエンジニアで年収1,000万円を目指すために必要な3つの方法について解説していきます。
- 大手企業に就職する
- 外資系企業に就職する
- フリーランスエンジニアとして独立する
大手企業に就職する
インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指すのに最も簡単な方法は、大手のIT企業に就職することです。
国税庁の「民間給与実態統計調査(令和3年分)」によると、資本金2,000万円未満の株式会社の平均年収は425万円、資本金10億円以上の株式会社では平均年収が635万円と、200万円ほどの差があります。
ただし、大手企業ほどエンジニアに求められるスキルや経験のレベルが高くなっているので、簡単に転職できる訳ではない点に注意してください。
外資系企業に就職する
もし今までにインフラエンジニアとしてのスキルや経験を持っていれば、外資系企業に就職することでも年収1,000万円を目指すことができます。
ただし、外資系企業は実力主義なので収入を上げるためには、成果を出し続ける必要があります。また、外資系企業ならば最新のIT技術に触れることができるため、更なるスキルアップを目指すことも可能です。
できるだけ早く年収1,000万円を目指したい方は、大手外資系企業の管理職を目指すことをおすすめします。
フリーランスエンジニアとして独立する
インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指す3つ目の方法は、フリーランスエンジニアとして独立することです。フリーランスエンジニアとして独立するには、それ相応のスキルや経験が必要となります。
フリーランス向けのインフラエンジニアの案件は数多く、スキル次第で会社員よりも簡単に年収アップを目指すことができます。また、働く場所や時間にとらわれないことからもフリーランスに転向する方が増えてきています。
インフラエンジニアの年収を上げるポイント
今の年収に満足していないインフラエンジニアが年収を上げるポイントについて、下記5つの観点から解説していきます。
- ベンダー資格を取得する
- プロジェクトマネージャーとしての経験を積む
- コミュニケーション能力をつける
- ITコンサルタントを目指す
- 転職エージェントを活用する
1.ベンダー資格を取得する
インフラエンジニアとして年収を上げるためには、日々最新のIT技術の動向にアンテナを張り新しい知識やスキルをアップデートしていく必要があります。
自分のスキルや知識を相手に伝えるためには、国家資格である応用情報技術者やAWS(Amazon Web Services)の資格、Microsoft Azureの資格を取得することをおすすめします。特にAWSやMicrosoft Azureの資格を持っているとクラウドに関する知識を有していることを証明できるため、身につけておくべきスキルと言えます。
2. プロジェクトマネージャーとしての経験を積む
プロジェクトマネージャー(PM)は、スケジュール管理やタスク管理など、プロジェクト全体を管理する職種です。ITに関わる職種の中でも特に年収が高くなっています。
ただし、プロジェクトを管理する必要があるためインフラエンジニアとしての経験やスキルのみならず、コミュニケーション能力やリーダーシップが問われる職種となっています。
もしプロジェクトマネージャーに興味がある方は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「プロジェクトマネージャ試験」の資格取得を目指すことをおすすめします。
3. コミュニケーション能力をつける
インフラエンジニアはITスキルだけあればいいと勘違いされがちですが、コミュニケーション能力も重要となります。なぜなら、インフラエンジニアの仕事は基本的にチームで進められ、プロジェクトを進める過程において顧客や上司、社内の別の部署と密にコミュニケーションを取る必要があるからです。
高いコミュニケーション能力を持っていれば、円滑にやりとりを進めることができ、様々なプロジェクトで実績を積むことが可能となります。コミュニケーション能力はインフラエンジニアだけでなく、他の職種でも必ず必要となる能力のため身につけておいて損はありません。
4. ITコンサルタントを目指す
ITコンサルタントとは、顧客の経営課題を解決することに焦点を置き、ITに関する専門的な知識をもとに顧客にコンサルティングを行います。ITコンサルタントの業務内容は、顧客とのヒアリングからでた課題やニーズを分析し、解決策の提案、サポートなどのマネジメントを行うことです。
インフラに関する知識だけでなく、豊富な知識や経験が必要となるため高年収を期待することができます。ただし、提案を顧客に納得させられるようなプレゼンテーション能力や分析能力、マネジメント能力も必要となります。
5. 転職エージェントを活用する
「インフラエンジニアとして年収をあげたいがどうしたらいいかわからない」という方には転職エージェントを活用することをおすすめします。転職エージェントは転職先の企業の候補だけでなく、年収の調査もサポートしてくれます。
転職したい企業へ年収を交渉する際に、自身の市場価値や相場を把握していないと、低い金額でも承諾してしまい結局年収が下がってしまうということも考えられます。転職エージェントを活用すれば、第三者が客観的な立場からサポートしてくれるため心強いです。
もし、年収アップのために転職を希望しているのであれば、無料のカウンセリングに参加してみることをおすすめします。
インフラエンジニアの求人の特徴
インフラエンジニアの需要は他のITエンジニアの職種と比較すると高くなっています。その理由として、ビッグデータやAI、IoTなど最先端技術が発達していることや多くの企業でオンプレからIaaSやPaaSなどのクラウドへ移行していることが挙げられます。そのため、インフラエンジニアの求人は数多く、比較的単価も高くなっています。
また、インフラエンジニアと言っても「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」など様々な職種があります。どの職種でも平均単価が60万円程からとなっており、特にデータベースエンジニアには高単価の求人が目立つ印象があります。
インフラエンジニアの求人ならEngineerFactory
もしインフラエンジニアの求人を探しているのであれば、ITフリーランス案件を3,000件以上も持つフリーエンジニア専門エージェントである、エンジニアファクトリーがおすすめです。
エンジニアファクトリーは、大手企業の案件だけでなく、勢いのあるベンチャー企業の案件も数多くあるため、自分の希望にマッチした案件を紹介してもらうことが可能です。
また、IT業界を知り尽くしたコンサルタントが、マンツーマンでキャリアに関する相談や転職をサポートをしてくれるためフリーランス初心者という方でも安心です。
無料でカウンセラーに相談をすることができるので、もし転職で悩みや迷いがある方はお気軽に相談ください。
まとめ
この記事ではインフラエンジニアの年齢別平均年収や年収を上げるために必要なポイント、将来性、年齢別の年収などを解説してきました。インフラエンジニアは専門性が高く仕事の幅も広いため、他の職種と比べても年収が高くなっています。
また、DX化の実現やクラウドの普及などによりインフラエンジニアの需要はこれからも高くなり続けると予想されます。インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指すためには、最新のIT技術を学び続け、資格や実績を積むことが大切です。