2024/03/04

フリーランスを後悔する12のポイントを紹介!フリーランスに向いている人の特徴や、脱サラ前にしておきたい準備も解説

カテゴリ 働き方
フリーランスを後悔する12のポイントを紹介!フリーランスに向いている人の特徴や、脱サラ前にしておきたい準備も解説

内閣府の調査によると生産年齢人口が減少している一方で、2017年以降、女性を中心にフリーランスを含む、従業員を雇っていない自営業主は増加傾向にあります。その一方で実際にフリーランスになってみたのはいいものの、思っていたような成果が出せずに後悔する人もいるでしょう。

本記事ではフリーランスを選んだ人が後悔しがちなポイントについてまとめます。また乗り越えていくための行動についても解説するので、困難に直面しているフリーランスの人は参考になさってください。

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フリーランスを後悔する12のポイント

フリーランスを後悔する12のポイント

ここでは会社員から独立しフリーランスを選んだ人が後悔するポイントを12個紹介します。

収入が 不安定である

会社員時代は出社をし、与えられた仕事をしていれば、毎月の給与と、年に数回ある賞与で安定的な収入を得ることができました。一方、フリーランスになると毎月固定で入る収入はなくなります。さらにケガや病気になってしまえば、その間の収入はゼロとなり資金不足に陥ることもあるでしょう。高額な案件を獲得して一定の収入が見込めたとしても、翌月に契約が切られて収入を失うこともあります。

家賃や住宅ローン、光熱費などの固定支出があるにもかかわらず、フリーランスの不安定な収入では計画的に貯金をすることもままなりません。

経験・スキル不足が故に、低単価案件しか獲得できない

フリーランスで仕事を獲得するには経験とスキルが重要です。実際にクライアントからこれまでの実績や経験を問われることもあり、その内容によって単価が決定されます。これまでに経験したことが無い分野でフリーランスになると、未経験者として見られて低単価案件しか獲得できません。

低単価案件で会社員時代と同様の収入を得ようと思うと数をこなす必要があります。その分、多くの時間を仕事に割かなければならなくなり、自由な時間を失って後悔する人も少なくありません。フリーランスになる前に、これまでの経験を活かしたり、副業で実務経験を積んだりして、事前に自分の価値を高めるようにしておきましょう。

事務作業や営業が大変

会社員時代には営業担当がいたり、経理担当がいたり自身の本業に集中できる環境が用意されていました。フリーランスになると本業以外の営業活動や、請求業務や支払い業務、税務処理といった事務作業も自分で行わなければなりません。

費用をかければ営業代行業者や、税理士などに仕事を依頼できます。しかし、なったばかりの余裕のないフリーランスであれば、少しでも費用を抑えるために自分でやるしかありません。ただ、自分でやるにしてもインボイスや電子帳票保存法への対応など、素人が作業するには困難な作業はストレスを抱える原因にもなります。

クレジットカードやローンの審査ハードルが上がる

クレジットカードやローンの審査は、会社員に比べるとフリーランスは通りにくくなります。会社員の場合には、審査が通りやすいだけでなく勤めている企業の社会的信用度が高かったり、有名で業績がよかったりすれば優遇される場合もあるのです。

一方、収入が不安定なフリーランスになると社会的信用度が下がってしまうため、簡単に審査が通らなくなります。クレジットカードやローンを利用する可能性がある場合は、会社員であるうちに申し込むことをおすすめします。同様の理由で不動産を賃貸する際でも条件が悪くなる場合もあるので気を付けましょう。

仕事とプライベートを切り替えづらい

会社員の頃には出社時間や休日が決められていたため、仕事とプライベートのオン・オフの切り替えが自然に行えました。フリーランスになるとどれだけ働くかは自分の裁量次第になってしまい、深夜や休日構わず働く人もいます。自由を求めてフリーランスを選んだはずなのに、気が付いたら何日も休みをとっていないという話も耳にします。

特に自宅で仕事をしている方は、仕事中に子どもが邪魔しにきてしまい集中できなくなることもあるでしょう。逆に家族と団らん中にクライアントから連絡が入ってすぐに仕事をしなければならない場合もあり、切り替えの難しさを感じる人もいます。

理解を得られず、結婚のハードルなどが上がる

会社員と比べるとフリーランスは収入が不安定であるなど、マイナスなイメージを抱えている人も少なくありません。その為、恋人の両親から信用を得られず結婚に反対されたり、結婚相談所に登録してもなかなか相手が見つからないといったケースも見られます。

また妻や両親などからフリーランスになることを反対される場合もあります。なかには妻に黙ってフリーランスを選んだ結果、離婚を迫られたというケースもあるようです。いずれにしても周囲の反対に対して、収入が確保できることや、制度面のデメリットはないなど論理的な説明ができるように準備しておきましょう。

福利 厚生・社会保障が無い

フリーランスになると会社員時代のような福利厚生がなくなり後悔する人もいます。例えば社員食堂が完備されている企業に勤めていれば、飲食店よりも安く食事ができて食費を抑えられます。ほかにも宿泊施設やレジャー施設の割引制度といったものもありますが、フリーランスになると利用できません。

また厚生年金から国民年金に変更になり、全額自己負担になる上に、将来受け取れる年金額も少なくなります。保険や社会保障は会社員時代よりも手薄になってしまうので、リスクに備えたい人は、民間の保険に加入するようにしましょう。

スキル アップのための勉強が大変

スキルアップを行う場合、企業に勤めている場合にはOJTで先輩などから指導を受けたり、会社が用意した研修に参加したりして経験を積むことができます。フリーランスになると、クライアントが教育環境を用意するケースは少なく、自身でスキルアップをするための勉強をしなければなりません。

近年ではAIなどの技術革新のサイクルも早くなっており、本業をこなしながら能動的に勉強しなければ案件を失いかねません。最新技術が学べるセミナーや勉強会に積極的に参加したり、スクールや資格取得の講座に通ったりすることが大事です。

フリーランスに向いていなかった

フリーランスを選んだ結果、自分がそもそもフリーランスに向いていなかったと後悔する方もいます。フリーランスに向く人、向かない人については後述しますが、事前に自分がフリーランスに向いているかを確認しておくことが重要です。無料でチェックできるリストを用意しているサイトもあるので活用するといいでしょう。

フリーランスになってから不向きだったと後悔する前に、実際にフリーランスになった人の体験談をネットで調べたり、実際に活動している人から直接話をしたりするのも良いでしょう。なかには丁寧にアドバイスをしてくれる人や、応援してくれる人と出会えるかもしれません。

チームで働くことが激減するので、人間関係が希薄になる

フリーランスになってから孤独を感じるようになったと言う人もいます。会社員時代には上司や部下などの仲間と一緒に仕事をしていた人も、フリーランスになった途端、同じ組織に所属している存在はいなくなります。基本的に一人で仕事を受け持つことも多く、仮にチームで仕事をするようになっても外部パートナーという立ち位置になるので、寂しさを感じる人もいるようです。

また関与する案件が終了すれば、これまで一緒に働いていたクライアントとの関係も終了するため、深い人間関係を築くのは困難です。人間関係を重要視する人は、同業者のコミュニティに参加するのもいいでしょう。

コミュニ ケーション能力は意外と求められる

人間関係の構築が苦手という方は、フリーランスになって後悔する場合があります。フリーランスは営業の段階からクライアントと関わり、打ち合わせや提案、その後のフォローアップまで良好な人間関係を築けるようにコミュニケーションをとる必要があります。本業の能力が高いというだけでは信頼関係を築くことは困難です。

相手が求めていることを聞き出す能力や、論理的に伝える能力などが大事です。また、本業に直接的につながるもの以外にも、場を和ませるための雑談力など、あらゆる場面でコミュニケーション能力が求められます。

老後などの中長期的な計画が立てづらい

フリーランスを選んだときには、肉体的にも精神的にも充実していることが多いのではないでしょうか。しかし年齢を重ねるうちに衰えが見え始め、体力や思考力は低下していくものです。会社員時代には先輩の働きぶりなどを見て、自分の未来図を作る参考にすることもできますが、フリーランスになるとそうはいきません。

また技術力が高くフットワークの軽い若い同業者が現れれば、仕事が取られる懸念も存在します。そんななかでいつまで現役で働くのか、今の仕事を続けるのかなど考えるべきことが多く、中長期的な計画は立てづらいです。

既にフ リーランスで後悔している人が取るべき行動

既にフ リーランスで後悔している人が取るべき行動

ここまでまとめたフリーランスが後悔する12のポイントに当てはまっているという人はどうしたらいいのか、2つの観点で説明します。

仕事の 探し方を変更し、高収入や法人化を目指す

仕事の単価や営業面で後悔しているという人は、仕事の探し方を見直してみましょう。高単価の案件が獲得できれば、労働時間を短くすることもでき自由な時間を増やすことができます。また継続案件が獲得できれば、安定収入につながり経済的にも精神的にも安心できるでしょう。

具体的にどのように見直したらよいかわからない人は、エージェントを利用するといいでしょう。エージェントを利用すれば、ご自身の経験や能力を客観的に分析し、よりよい条件の案件を提案してくれます。自分では思いもよらなかった強みがエージェントによって浮かび上がる場合もあるので、それだけでもメリットがあるといえるでしょう。営業活動をエージェントに任せることができるので、本業に集中できるというメリットもあります。

このように仕事の探し方を見直して、安定した高収入が得られるようになれば法人化するのがおすすめです。フリーランスから法人の代表になれば社会的信用度も高まり、福利厚生や社会保障でも有利になります。

会社員 に戻ることを検討する

いざフリーランスとして活動した結果、成果が出ず、自分には向いていなかったと落胆する人もいるかもしれません。ただ、フリーランスの経験は転職市場で役立つ可能性が大いにあります。フリーランスとして働いた期間のスキルや実績を、客観的にわかるように具体的な内容や数字でまとめておくと良いでしょう。

本業以外にも営業や事務作業など一通り経験したことが全て無駄ということはありません。また、コミュニケーション能力も磨かれていることでしょう。クライアントからの紹介や、転職エージェントを活用するなどして、以前より良い再就職先の獲得を目指してください。

フリーランスに向いていない、後悔する人の特徴3つ

フリー ランスに向いていない、後悔する人の特徴3つ

ここからはフリーランスに向いていない、もしくはフリーランスになった後に後悔してしまう人の特徴を3つ紹介します。

安定・現状維持を求めている

安定や現状維持を求めている人にとってフリーランスは不向きです。前述した通り、収入は会社員と比べると不安定ですし、スキルアップのために勉強をし続けなければなりません。案件ごとに業務内容も変化するため、柔軟に新しい環境に適応する力が求められます。現状維持を求める人にとっては、不向きな環境だといえるでしょう。

好きなことだけしていられると、甘い考えを持っている

フリーランスの人は好きなことを仕事にしているというイメージを持つ人もいるでしょう。このイメージに憧れてフリーランスになると、営業や事務作業など好きなこと以外にもしなければならない業務に直面します。

確かにYouTuberなど華やかな世界で働いている人を見ると、好きなことを仕事にして羨ましいと憧れる気持ちを持つのも理解できます。ただ彼らもカメラに向かって話をする以外に、動画の企画作成や地道な動画編集作業を繰り返して行っているのです。

好きなことしかやりたくないという人には、フリーランスの世界は不向きでしょう。

営業 が苦手

会社員のころは案件の獲得を営業に任せて、自分の業務に集中していたという人もいるでしょう。フリーランスになれば、ご自身で動かなければ誰も案件を獲得してきてくれません。営業が苦手だと思っていれば、いつまでたっても仕事が得られず収入もゼロのままです。ましては高単価の案件や、継続的な案件を獲得するためにはより高い営業力が求められます。

クライアントと信頼関係を築き、良質な案件を獲得するにはコミュニケーション能力も必要ですし、単価や作業時間の交渉も自分で行わなければなりません。営業力が苦手なままフリーランスになるのは辞めたほうがいいでしょう。

フリーランスに向いている、成功する人の特徴5つ

フリー ランスに向いている、成功する人の特徴5つ

それではどのような人がフリーランスに向いているのか、また成功するのか5つの特徴について見ていきましょう。

明確なビジョンがある

フリーランスになると1人で仕事をする機会が増え、モチベーションを維持するのが難しくなります。このモチベーションを維持する方法の1つが明確なビジョンを持つことです。明確なビジョンがあれば、そのために新しいスキルを得ようとしたり、前向きに取り組んだりできるためフリーランスに向いているといえるでしょう。

向上心が高い

日々変わる市場のなかで、自らの価値を高め続けられる人はフリーランスに向いています。向上心が低く、現状のスキルだけで仕事をしようとする人は、相対的な市場価値が低くなり、最悪の場合、仕事を失うこともあるでしょう。クライアントのニーズに応えるためにも、フリーランスにとって市場価値を高める努力は重要です。

自己管理能力が高い

企業で働いていたころは業務時間が決まっていて、仕事の内容やスケジュールも上司やリーダーに管理されることが多かったのではないでしょうか。急病で休むことになっても代わりの人が対応してくれます。フリーランスになればスケジュール管理はもちろん、体調管理も自分でやらなければなりません。

スケジュールを疎かにしたり、無茶をしすぎて健康を害したりしてはクライアントとの信頼関係を損なってしまいます。フリーランスは文字通り自由度の高い働き方であるからこそ、自己管理能力の高さが求められます。

新しい知識を貪欲に学べる

2023年に一気に広がった代表格がChatGPTです。ChatGPTを使ったサービスも多く生まれ、市場の変化を感じた人もいるでしょう。特にエンジニアやマーケッターの世界では、常に新しい知識が登場しており、学びをサボるとあっという間に浦島太郎状態になってしまうこともあります。

本業を理由に時間がないと言い訳をして、学ぶことを軽視しているとフリーランスとしての市場価値は下がる一方です。現状に満足せず、新しい知識や技術を学ぶことに関心を持つ人であれば、フリーランスの世界は楽しくて仕方ないかもしれません。

変化や 挑戦が好き

勤めてしまえば同じ文化のなかで過ごす企業とは異なり、フリーランスは案件ごとに環境が変化します。そのため案件が変わるたびに、これまでやったことない挑戦をする場合もあるでしょう。また全く異なる仕事を同時に行うことも選べます。変化や挑戦が好きという人にとってはフリーランスは理想の働き方といえるでしょう。

フリーランスになっても後悔しないための事前準備

フリー ランスになっても後悔しないための事前準備

ここからは実際にフリーランスを選ぶ前にやっておくといい事前準備についてまとめます。後悔を避けるためにも参考になさってください。

仕事がなくても1年生活できる貯金をしておく

フリーランスになってもすぐに案件が獲得できるとは限りません。経験や実績もない人をクライアントが好条件で採用することも考えにくいです。貯金が少ない状態で、そのような状況になると生活への不安が大きくなってしまいます。アルバイトなどで食いつなぐのもいいのですが、それでは本業に割く時間がなくなってしまい本末転倒です。

収入がなくてもしばらく生活に支障が出ないように、最低でも1年分の生活ができる貯金をしておくといいでしょう。

会社員のうちに副業を経験しておく

いきなり会社員を辞めてフリーランスになるのではなく、副業で経験と実績を積む方法もおすすめです。近年では副業を認める企業も増えてきているので、時間外を利用して仕事に取り組む人も増えています。副業で案件を獲得し、本業の年収がなくても生活できるようになってからフリーランスになっても遅くはありません。

フリーランスの案件・仕事紹介ならエンジニアファクトリー

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ここまでフリーランスになった場合の後悔や、フリーランスの向き・不向きについてまとめてきました。本記事を参考に、フリーランスになる準備をしたとしても、案件が獲得できなければ継続していくことは困難です。そんな案件探しの強い味方になるのがフリーランスエージェントです。

エンジニアファクトリーは特にエンジニアを得意としたフリーランスエージェントです。IT・プログラミング関連の案件を多く扱っており、自分のスキルと経験に適した案件を見つけることができます。案件探しにお悩みの方は、本サービスに登録してみてください。

まとめ

フリーランス 後悔 まとめ

今回はフリーランスで働く人が感じる後悔についてまとめました。フリーランスが抱く後悔の12のポイントに当てはまった人もいるのではないでしょうか。

既にフリーランスとなり後悔をしているという人は、本記事を参考に仕事の探し方を見直してみてください。また会社員に戻ることを検討するのもいいでしょう。

これからフリーランスを目指す人は、自分が向いているか向いていないかを分析し、できる事前準備にとりかかりましょう。後悔しないフリーランス生活を送ってくださいね。