フリーエンジニア・IT/WEB業界の求人案件

       
2024/08/29

フリーランスのSE(システムエンジニア)になるメリットや年収相場を解説

カテゴリ 働き方
フリーランスのSE(システムエンジニア)になるメリットや年収相場を解説

SE(システムエンジニア)として、会社員で働いている方のなかには、フリーランスとしての働き方に興味がある方もいるのではないでしょうか。

いざフリーランスへの転身を具体的に考えたとき、まず気になるのが年収かと思います。

  • 年収の相場はどれくらいなのか
  • 年収が今よりも上がるのか、下がるのか
  • 将来的に上がっていく可能性はあるのか

このような疑問の答えがわからないと、検討を進めることができませんね。
そこで今回は、フリーランスのSEとして働くメリットや年収相場をご紹介します。

エージェントサービス「エンジニアファクトリー」では、ITフリーランスエンジニアの案件・求人の紹介を行っています。掲載中の案件は7,000件以上。紹介する案件の平均年商は810万円(※2023年4月 首都圏近郊のITエンジニア対象)となっており、スキルや言語によって高条件の案件と出会うことができます。

氏名やメールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒ですぐにサポートを開始できます。案件にお困りのITフリーランスの方やより高条件の案件と巡り合いたいと考えている方は、ぜひご登録ください。

この記事の目次
  1. フリーランスSEの種類
  2. フリーランスSEの仕事内容
  3. フリーランスと正社員年収比較
  4. フリーランスSEになるメリット
  5. フリーランスSEになるデメリット
  6. フリーランスSEになるタイミング
  7. フリーランスのSEの仕事の探し方
  8. フリーランスのSEで収入を上げるには?
  9. SE(システムエンジニア)の求人ならエンジニアファクトリー

フリーランスSEの種類

一口にフリーランスSEといっても、働き方は大きく分けて2種類あります。常駐型と在宅型2種類働き方について整理しましょう。

常駐型

常駐型のフリーランスSEは、クライアントの会社に出勤して働くスタイルです。常駐型のフリーランスは、プロジェクトの進行状況をその場で確認できるため、問題が発生しそうなときや進捗遅延が起きそうな場合はすぐ対応することができます。また、チームメンバーと実際に顔を合わせるため、コミュニケーションも在宅型と比較すると円滑でしょう。

常駐型ではチームメンバーとともにプロジェクトを進行している感覚が掴みやすく、大規模プロジェクトや緊急対応が必要な業務にも適しています。同じオフィスで仕事をすることから、チームメンバーの役割や、自分以外の人が持っている仕事が可視化されやすいでしょう。また、クライアントとの信頼関係を築きやすく、次の案件獲得にもつながりやすいといえます。

在宅型

在宅型のフリーランスSEは、自宅でリモートワークを行います。通勤時間がかからないため、柔軟な働き方が可能です。とくに、プログラミングやシステム保守などのプロジェクトに適しています。

また、もともと会社員として在籍していた企業などから独立してフリーランス契約を結ぶ場合は、常駐型のようなプロジェクトでも採用されることがあります。これは、すでにクライアント先のメンバーと顔見知りでコミュニケーションが円滑に取れることなどが理由としてあげられます。

在宅型の働き方は自分のペースで仕事を進められるため、ワークライフバランスを重視する人に向いているでしょう。

フリーランスSEの仕事内容

フリーランスSEの具体的な業務内容はシステム設計や開発・テスト・運用保守がおもな業務です。そのため、仕事内容は会社員のSEとそれほど違いはありません。

システム設計では、クライアントの要件から最適なシステムの構築を計画し、各種設計書を作成します。対応する範囲はプロジェクトにもよりますが、要件設計・詳細設計などの設計書を作り、要件の過不足・考慮漏れがないように気をつけます。

開発段階では、プログラムを記述することもありますが、基本的にはプログラマーなどの担当者が実際の開発業務を担当することも多いでしょう。

さらにSEは、テストなどを経て完成した成果物の最終チェックを行い、クライアントに確認してもらいます。

フリーランスと正社員年収比較

フリーランスと正社員の年収に違いはあるのでしょうか?それぞれの報酬面についても踏み込んで見てみましょう。

正社員SEの年収相場

求人ボックスでSEの平均年収を見てみると、496万円となっています。(2024年7月時点)月給換算すると、41万円です。また、収入帯を詳しくみると1000万円を超えるSEもいるため、平均年収よりも高い報酬を狙うことも可能といえます。

また、社内SE求人に特化した社内SE転職ナビでは、2024年7月時点で年収800万円以上の求人数が3,107件、年収1,000万円以上の求人数が1,765件と非常に多くなっており、会社員のSEとして高収入を狙いたい場合には非常におすすめです。

フリーランスSEの年収相場

フリーランスSEの年収相場は、案件によって~30万円/月から~150万円/月と単価に差があるため、非常に幅広くなっています。

IT特化のフリーランス案件検索サイト・エンジニアファクトリーで保有するITエンジニア案件の平均単価は76.3万円となっています。これを年収として12か月で計算すると、915.6万円です。

フリーランスとして自由な働き方を手に入れながら高収入も狙えるため、ぜひエンジニアファクトリーを活用してみてください。

フリーランスSEになるメリット

ここからは、フリーランスSEになるメリットを紹介します。

  • 収入が上がる
  • 自由に仕事ができる
  • 諸費用を経費にできる

収入が上がる

フリーランスSEになると、収入が上がる点は1番のメリットでしょう。「フリーランスになれば報酬が上がる」と断定はできませんが、スキルや経験に応じて案件を自由に選べるフリーランスの働き方は、会社員よりも短期的に年収を上げやすいといえます。

フリーランスとして年収を上げるためには、実務経験を積み、スキルを研鑽するのが最も近道です。しかし、案件のなかにはカルチャーや環境にフィットすることを重視し、スキルや経験は徐々に身に着けていける案件もあるため「経験年数は長いけど、スキルに自信がない」といった場合にも諦めず、まずはエージェントに相談してみましょう。

また、収入については正社員のときの手取り金額と比較するのではなく、総支給の金額で比較するようにしましょう。

自由に仕事ができる

フリーランスSEは、自分のライフスタイルにあわせて柔軟に仕事ができるのも魅力です。たとえば自宅やコワーキングスペースなど、好きな場所で働くことができるのも魅力の1つでしょう。

自宅から勤務するのであれば、通勤時間を節約できます。通勤時間にかかっていた時間をプライベートな時間や自己研鑽にあてられるのは非常に魅力的でしょう。

諸費用を経費にできる

フリーランスSEになると、業務に関連する諸費用を経費として計上することができます。

たとえば、仕事に使うパソコンやソフトウェアの購入費用・インターネットの通信費などがあげられます。さらに、勉強のための書籍やセミナー参加費用など、明確に仕事のために使用した費用は経費計上できます。

ちなみに、諸費用の計算はこまめに行うようにしましょう。確定申告は年に1度ですが、申告期日ギリギリで仕分け作業を行うのは非常に大変ですので、月に1度は費用計上の作業を行うなど工夫をしましょう。

経費の扱いを理解し、適切に申告すると住民税の軽減などに繋がりますので、フリーランスとして活動する人はぜひ取り組んでみましょう。

フリーランスSEになるデメリット

フリーランスSEになるデメリットも実はいくつかありますので、独立する前によく確認しましょう。

  • 収入が安定しない
  • 福利厚生がない
  • 頑張れるかは自分次第
  • 雑務に時間を取られる
  • 社会的な信用が低い

収入が安定しない

フリーランスのデメリットとして真っ先にあげられるのは、収入の不安定さでしょう。フリーランスの収入はプロジェクト単位のため、案件参画していない間は無収入になってしまいます。フリーランスのSEとして働く人は、できるだけ長期の案件を選ぶ、案件の終了前に次の案件の見当をつけておく等、仕事をしていない期間をなくす工夫が求められるでしょう。

また、仕事をしながら次の案件を探すのが大変な場合は、エージェントを活用するとスムーズに次に案件を見つられます。収入の不安定さが心配な人は、まずはエージェントに相談してみてください。

福利厚生がない

福利厚生がない点もデメリットとしてあげられるでしょう。会社員であれば、福利厚生サービスを受けている人も多いかと思いますが、フリーランスはそのような制度が用意されているわけではありません。

ただしフリーランスでも、エージェントが福利厚生を用意していることがあります。例えばエージェントファクトリーでは、稼働後の報酬金額の即日払いが可能なFREENANCE(フリーナンス)や、病気やケガで働けなくなったときのための所得保障保険などがあり、万が一に備えることができます。

頑張れるかは自分次第

フリーランスとして頑張れるかは自分次第という点も、デメリットになるかもしれません。フリーランスは自分で仕事を獲得する必要があるため、自分で営業を頑張る必要があります。

また、獲得した案件先で継続案件を受けられるかどうかも仕事ぶりにかかっています。そのため、1つ1つのプロジェクトで手を抜かずに取り組むことが重要です。

雑務に時間を取られる

次にデメリットとしてあげられるのは、雑務に時間を取られる点です。たとえば、日々の帳簿付けや確定申告、営業活動等があります。特にフリーランスのITエンジニアにとって、本業とは異なる営業業務を「つらい」と思う人は多いようです。

重要なのはフリーランスだからといって、すべて一人で背負い込もうとしないこと。会計ソフトやエージェント等の外部サービスを上手に使って時短し、コア業務に注力できるようにしましょう。

社会的な信用が低い

社会的な信用が低いのも、フリーランスSEのデメリットかもしれません。やはり正社員などと比較すると、銀行のローンや大きな買い物をするのはやや難しい場合もあります。

そのため、独立する前に十分に貯金をする、大きな買い物が控えている場合は独立の時期を外すことも念頭に入れましょう。

フリーランスSEになるタイミング

フリーランスSEになるタイミングは、年収や営業力など、さまざまな面を考慮して慎重に考える必要があります。まず、自身のスキルセットが市場で十分に評価されるレベルに達していることが重要です。

数年間は企業に所属して実務経験を積み、多様なプロジェクトに関わると、業界知識やスキルも身についてきます。そのため、まずは会社員としてSEの実力を上げるのも良いでしょう。

また、人脈や信頼できるクライアントも必要です。できれば独立する前に案件獲得のためのネットワークや、横のつながりを増やしておくことをおすすめします。

フリーランスのSEの仕事の探し方

フリーランスSEは、どのようにして仕事を探しているのでしょうか。フリーランスが案件を探す方法としては、以下の3つが考えられます。

  • エージェントを利用する
  • 自分で営業する
  • クラウドソーシングサービスを利用する

エージェントを利用する

フリーランスSEとして独立するのであれば、エージェントを利用することをおすすめします。独立したばかりの頃は、営業先もそれほど多くないこともあり、安定して案件を獲得するために多大な時間と労力を要します。

エージェントはネットなどで登録しておくだけで案件情報を紹介してもらえるため、自分のスキルや希望にあったプロジェクトをすぐ見つけることができます。また、エージェントは契約や報酬交渉のサポートも行ってくれるため、安心してプロジェクトに集中できるでしょう。

本業にしっかり集中し、選択肢を増やす意味でもエージェントを利用することをおすすめします。

自分で営業する

すでに企業とのコネクションがある場合は、直接クライアントに営業してみましょう。自分で営業するためには、自身のスキルや強みを棚卸しし、クライアントのニーズに合わせた提案を行う必要があります。

また、直接のやり取りを通じてクライアントとの信頼関係を築くことができ、長期的な仕事の継続や新たな案件の紹介を受けるチャンスも増えます。ただし、営業活動には時間と労力がかかるため「営業したからすぐに仕事をもらえる」と安易に考えず、自分の名前を売り込む手段として考えましょう。

クラウドソーシングサービスを利用する

クラウドソーシングサービスは企業や個人が仕事を依頼するプラットフォームです。案件の種類や範囲が幅広いため、初心者からベテランまで自分のスキルレベルにあった仕事を選ぶことができるでしょう。

しかし多くのクラウドソーシングでは、利用者側にも手数料が発生することに注意しましょう。また大規模なクラウドソーシングサイトでは、発注者に対して仕事を請け負う人の数が多い傾向にあり、単価が低くなりやすいといえます。

しかし、スキルを磨きながら信頼性の高いクライアントとつながるチャンスを増やせるのは大きな魅力です。また、オンラインで仕事を受注できるため、仕事の合間で営業活動に取り組めるのも魅力の1つでしょう。

フリーランスのSEで収入を上げるには?

フリーランスのSEが収入を上げる方法は、おもに3つあります。それぞれの項目を確認しましょう。

  • 対応できる領域を広げる
  • 様々な実績を作る
  • スキルを考慮した単価を設定する

対応できる領域を広げる

まずは、対応できる領域を広げることです。クラウド技術の最新の技術を学習したり、データベースなども対応できる種類を増やしておくことをおすすめします。

また、今までサーバーサイドやフロントエンドに限定していた人は、フルスタックエンジニアのスキルを習得を目指すことで、対応できる領域も広がるでしょう。対応できる領域が広がると、案件の選択肢が増える以外にも報酬アップも目指せるため、自己研鑽を怠らないようにしましょう。

様々な実績を作る

さまざまな実績を積むと信頼性があがるため、より多くの案件を獲得しやすくなります。依頼する担当者も、実績が少ない人と実績が豊富にある人が応募してきた場合、やはり実績が豊富な人の方が頼みやすいというのが実情です。

会社員からフリーランスになる場合は、企業に所属していた時代の経験や実績もポートフォリオに盛り込みましょう。

また、フリーランスで獲得したい案件の仕事内容が明確な場合は、そのプロジェクトで利用されている言語やスキルを使ったプロジェクト実績を作ると良いでしょう。

さらに、技術ブログを運営するのもおすすめです。プロジェクトの経験があれば、どのような技術を学んでいるのかもアピールできます。さらに、自己学習で学んだことも発信すれば、技術習得に積極的な人材であることもアピールできるでしょう。

スキルを考慮した単価を設定する

スキルを考慮した単価を把握するのも非常に重要です。自分のスキルと案件の報酬額が見合っていない場合は、仕事のパフォーマンスにも影響が出る可能性もあります。

まずは自分のスキルセットと実績を洗い出し、需要の高い言語やフレームワークを自分が扱えるかを確認します。自分の持っているスキルが、市場ではどのくらいの価値があるかを洗い出すと、適正な単価を計算しやすいでしょう。

SE(システムエンジニア)の求人ならエンジニアファクトリー

プログラマーの求人ならエンジニアファクトリー

SEの案件探しならエンジニアファクトリーがおすすめです。エンジニアファクトリーで取り扱う案件数は6,000件以上。詳細条件での案件検索が可能な他、無料登録で業界知識豊富なキャリアコンサルタントがあなたのライフスタイルやキャリアパスを踏まえた求人を紹介してくれます。

非公開求人も多数保有しているため、ほかのエージェントや求人サイトにはない案件を見つけられる可能性があります。

「会社員として働いているがフリーランスとして独立したい」「より待遇の良いSE案件を探している」という方は、エンジニアファクトリーのコンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

フリーランスのSEは、報酬面で優遇されている分、営業や雑務といった業務もこなす必要があるとわかりました。しかし、企業でしっかり経験を積んだSEであれば、年収アップも目指すこともできるため非常に魅力的でしょう。

ある程度スキルに自信をつけた方はフリーランスとして独立することも、選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。