フリーランスになるには?失敗しない始め方・必要な準備・案件獲得方法を解説

フリーランスになるには?失敗しない始め方・必要な準備・案件獲得方法を解説

フリーランスになるには、会社員との違いや必要な手続きを理解したうえで、案件を獲得できる状態を作ることが大切です。開業届や保険・年金の手続きも必要ですが、収入の見込みがないまま独立すると、退職後に案件探しで苦労しやすくなります。

特にエンジニアとしてフリーランスを目指す場合は、実務経験の棚卸し、スキルシートの作成、希望単価や稼働条件の整理、案件獲得ルートの確保を進めておきましょう。

この記事では、フリーランスになるためにまずやること、会社員のうちに準備しておくこと、必要な手続き、案件獲得方法を解説します。

この記事でわかること

  • フリーランスになるには、開業手続きより先に案件獲得の見込みを作っておく
  • 会社員のうちに、生活費・実績・スキルシート・保険や年金まわりを準備しておく
  • 案件獲得方法は、エージェント、知人紹介、クラウドソーシング、SNS、直接営業などから、自分の経験や希望する働き方に合わせて選ぶ

フリーランスになるには?まずやることは案件獲得の見込み作り

フリーランスになるには、最初に「どの仕事で収入を得るのか」「どのように案件を獲得するのか」を決める必要があります。開業届や保険の切り替えも大切ですが、収入の見込みがないまま独立すると、退職後に案件探しで苦労しやすくなります。

まずは、自分のスキルや経験を整理し、どのような案件を狙えるか確認しましょう。そのうえで、生活費の準備、案件獲得ルートの確保、必要な手続きの確認を進めると、独立後の不安を減らしやすくなります。

フリーランスになるまでの流れは、次のように整理できます。

STEP
会社員とフリーランスの違いを理解する

雇用契約と業務委託契約、収入の得方、保険や年金の違いを把握します。

STEP
自分のスキル・経験を棚卸しする

これまで担当した業務、使用技術、成果、得意な領域を整理します。

STEP
生活費と事業資金を準備する

収入が安定しない期間に備え、生活費と仕事に必要な支出を見積もります。

STEP
案件獲得方法を決める

エージェント、知人紹介、クラウドソーシング、SNS、直接営業などから自分に合う方法を選びます。

STEP
開業届や保険・年金などの手続きを確認する

開業届、青色申告、健康保険、年金、会計管理など必要な手続きを確認します。

STEP
案件に応募・相談する

職務経歴書やポートフォリオを用意し、案件への応募やエージェント相談を進めます。

STEP
契約内容を確認して業務を開始する

報酬額、契約期間、業務範囲、支払い条件を確認してから仕事を始めます。

フリーランスは、開業手続きをすればすぐに安定して仕事を得られる働き方ではありません。独立前に案件獲得ルートを確認し、自分の経験で狙える案件や必要な準備を把握しておくことが重要です。

特にフリーランスエンジニアを目指す場合は、開発、インフラ、PM、PMO、ITコンサルタントなど、経験領域によって求められるスキルや案件の探し方が変わります。独立前に、担当工程や使用技術、希望条件を整理しておきましょう。

エージェント・Usami

会社員のうちに案件の選択肢を確認しておくと、独立後の動き方を決めやすくなります。特にエンジニアの場合、使用技術や担当工程によって紹介できる案件が変わるため、退職前の段階で「今の経験でどのような案件を狙えるか」を把握しておくことが大切です。

会社員のうちに準備しておくこと

フリーランスを目指す場合、会社員のうちに準備できることは多くあります。退職後にまとめて進めようとすると、案件探しと手続きが重なり、時間や資金に余裕がなくなりやすいです。

特に準備しておきたいのは、生活費の確保、実績の整理、案件獲得ルートの確認、保険・年金の切り替え、会計管理です。

準備すること内容
生活費の確保収入が途切れても数か月生活できる資金を用意する
実績の整理担当業務、使用技術、成果、ポートフォリオをまとめる
案件獲得ルートエージェント、紹介、SNS、直接営業などを検討する
信用面の手続きクレジットカードやローンなどを必要に応じて確認する
保険・年金の確認退職後の健康保険と年金の切り替えを把握する
会計管理請求書、経費、確定申告の管理方法を決める

会社員のうちは、毎月の給与があるため、準備に時間を使いやすい状態です。独立後に必要になる職務経歴書、スキルシート、ポートフォリオ、営業先リストなどは、退職前から用意しておくと案件探しを始めやすくなります。

また、退職後は会社の健康保険や厚生年金から外れるため、国民健康保険や国民年金への切り替えが必要になります。日本年金機構でも、会社を退職して厚生年金保険等の資格を喪失した場合は、国民年金第1号被保険者となる手続きが必要になると案内されています。

会社員のうちに「何を準備すればよいか」を把握しておくと、退職後の不安を減らしやすくなります。

生活費を確保する

フリーランスになる前に、まず生活費を確保しておきましょう。

フリーランスは、会社員のように毎月決まった給与が入る働き方ではありません。案件が決まるまでに時間がかかったり、報酬の入金までタイムラグがあったりします。独立直後から安定して収入を得られるとは限らないため、数か月分の生活費を用意しておくと安心です。

生活費を考えるときは、家賃、食費、通信費、保険料、年金、税金、ローン、家族の生活費などを含めて見積もりましょう。会社員時代は給与天引きだった社会保険料や住民税も、フリーランスになると自分で支払う場面が増えます。

また、仕事用のパソコン、モニター、ソフトウェア、会計ソフト、名刺、ポートフォリオ作成費など、事業に必要な支出も発生します。生活費と事業資金を分けて考えておくと、独立後の資金管理がしやすくなります。

実績・ポートフォリオを整理する

フリーランスとして仕事を獲得するには、自分が何をできるのかを相手に伝える必要があります。そのため、独立前に実績やポートフォリオを整理しておきましょう。

エンジニアの場合は、職務経歴書やスキルシートに、担当したプロジェクト、使用技術、担当工程、チーム規模、成果をまとめます。守秘義務がある情報は公開できませんが、業務内容や役割を抽象化して伝えることはできます。

Webデザイナーやライターの場合は、制作物や記事実績をまとめたポートフォリオが役立ちます。マーケターの場合は、担当施策や改善結果、広告運用額、CV数、検索流入など、数字で説明できる実績を整理しておくと提案しやすくなります。

実績が整理されていないと、案件に応募しても強みが伝わりにくくなります。独立前から、応募や相談に使える資料を整えておきましょう。

案件獲得ルートを作る

フリーランスになる前から、案件獲得ルートを複数持っておきましょう。

退職後に一から案件を探すと、収入がない状態で営業を始めることになります。会社員のうちに、フリーランスエージェントへの相談、知人への独立予定の共有、SNSやポートフォリオの整備、直接応募できる企業のリストアップを進めておくと安心です。

案件獲得ルートは、一つに絞る必要はありません。たとえば、実務経験を活かした中長期案件はフリーランスエージェントで探し、小規模案件は知人紹介やSNS経由で受けるなど、案件の種類によって使い分ける方法もあります。

特にフリーランスエンジニアの場合、案件の多くは実務経験や担当工程をもとに判断されます。独立前に自分の経験で狙える案件を把握しておくと、退職後の動き方を決めやすくなります。

退職後の保険・年金を確認する

会社員からフリーランスになる場合は、退職後の健康保険と年金を把握しておくと安心です。

会社員は勤務先の健康保険や厚生年金に加入していますが、退職後は国民健康保険や国民年金への切り替えが必要になる場合があります。日本年金機構では、会社を退職して厚生年金保険などの資格を喪失した場合、国民年金第1号被保険者となる手続きが必要になると案内しています。

国民健康保険の手続きは自治体ごとに案内されています。たとえば複数の自治体では、勤務先の健康保険をやめた場合、14日以内に国民健康保険加入の届出をするよう案内しています。具体的な必要書類や手続き方法は、住んでいる市区町村の窓口や公式サイトで確認しましょう。

退職直後は、案件探しや開業準備で慌ただしくなります。健康保険、年金、住民税の支払い時期を事前に確認しておくと、独立後の資金計画を立てやすくなります。

クレジットカードやローンの手続きを済ませる

フリーランスになる前に、必要なクレジットカードやローンの手続きも見ておくと安心です。

一般的に、独立直後は収入実績が少ないため、会社員時代よりも審査で不利になることがあります。事業用のクレジットカードや引き落とし口座を分けたい場合は、会社員のうちに準備しておくと管理しやすくなります。もちろん、不要な借入やカード作成を勧めるものではありません。必要なものがある場合に、退職前から確認しておくという考え方です。

フリーランスになると、仕事用の支出と生活費が混ざりやすくなります。事業用の支払い方法や口座を分けておくと、経費管理や確定申告の準備がしやすくなります。

フリーランスとは?会社員・個人事業主との違い

フリーランスとは、特定の会社や組織に雇用されず、案件ごとに契約して働く人を指します。働き方を表す言葉であり、職種や税務上の区分を指す言葉ではありません。

たとえば、エンジニア、Webデザイナー、ライター、マーケター、コンサルタントなど、さまざまな職種でフリーランスとして働く人がいます。企業と業務委託契約を結び、成果物の納品や一定期間の業務支援を行うケースが一般的です。

フリーランスと会社員の違い

フリーランスと会社員の大きな違いは、雇用契約の有無です。会社員は企業と雇用契約を結び、給与や福利厚生、社会保険などの制度のもとで働きます。一方、フリーランスは企業と業務委託契約などを結び、案件ごとに報酬を受け取ります。

比較項目会社員フリーランス
契約形態雇用契約業務委託契約など
収入給与として支給される案件ごとに報酬を受け取る
社会保険会社の制度に加入する自分で手続きする
仕事の獲得会社から業務を任される自分で案件を獲得する
働き方勤務時間や勤務地が決まることが多い案件ごとに条件が変わる
責任範囲会社の役割分担に沿う契約内容に沿って責任を負う

会社員は安定した給与や福利厚生を得やすい一方、仕事内容や働き方を自分だけで決めることは難しい場合があります。フリーランスは案件や働き方を選びやすい反面、収入や契約、税務、保険の管理を自分で行う必要があります。

どちらがよいかは、収入の安定性、働き方の自由度、自己管理の得意不得意によって変わります。独立前に、会社員との違いを理解しておきましょう。

フリーランスと個人事業主の違い

フリーランスと個人事業主は混同されやすい言葉ですが、意味が異なります。

フリーランスは働き方を表す言葉です。会社に雇用されず、案件ごとに契約して働く人を指します。一方、個人事業主は税務上の区分です。税務署に開業届を提出し、個人として事業を行う人を指します。

項目フリーランス個人事業主
意味働き方を表す言葉税務上の区分
主な特徴会社に雇用されず案件単位で働く個人で事業を行う
手続き働き方そのものに手続きは不要開業届の提出が関係する
業務委託で働くエンジニア開業届を出して事業を行う人

フリーランスとして働く人の多くは、個人事業主として活動します。ただし、法人を設立して仕事をする人もいます。まずは個人事業主として始め、売上や事業規模に応じて法人化を検討するケースもあります。

フリーランスになるメリット

フリーランスになるメリットは、働き方や案件を自分で選びやすくなることです。会社員と比べると、働く場所、時間、取引先、担当業務を自分で調整しやすくなります。

ただし、自由度が高い分、案件獲得や契約管理、収入管理も自分で行う必要があります。メリットだけで判断せず、自分に合う働き方かどうかをチェックしましょう。

働く場所や時間を選びやすい

フリーランスは、会社員と比べて働く場所や時間を選びやすい働き方です。

案件によっては、フルリモートや一部リモートで働ける場合があります。通勤時間を減らしたい人、地方に住みながら都市部の案件に関わりたい人、家庭の都合に合わせて働き方を調整したい人にとってはメリットがあります。

ただし、すべての案件で自由に働けるわけではありません。企業常駐が必要な案件や、平日日中の稼働を求められる案件もあります。特にフリーランスエンジニアの場合、プロジェクトの進行に合わせて定例会議やチーム開発に参加するケースもあります。

働く場所や時間を重視する場合は、案件を探す段階でリモート可否、稼働日数、出社頻度、稼働時間帯を確認するとよいです。

案件や取引先を自分で選べる

フリーランスは、自分で案件や取引先を選べる点もメリットです。

会社員の場合、配属先や担当業務は会社の判断で決まることがあります。一方でフリーランスは、案件内容、単価、契約期間、働き方、技術領域などを見て、受けるかどうかを自分で判断できます。

たとえば、開発に集中したい、上流工程に挑戦したい、PMやPMOの経験を積みたい、特定の業界に関わりたいなど、自分の希望に合わせて案件を選びやすくなります。

もちろん、希望条件に合う案件を獲得するには、スキルや実績が必要です。選べる自由がある一方で、選ばれるための準備も欠かせません。

収入を伸ばせる可能性がある

フリーランスは、スキルや実績、案件単価によって収入を伸ばせる可能性があります。

会社員の場合、給与は社内の評価制度や役職、年次に左右されることがあります。フリーランスでは、案件ごとの単価で報酬が決まるため、高単価案件に参画できれば収入アップを目指せます。

特にITエンジニアの場合、クラウド、AI、データ分析、セキュリティ、PM、PMO、ITコンサルタントなど、需要の高い領域で経験があると、高単価案件を狙いやすくなります。

ただし、収入が必ず上がるわけではありません。案件が途切れた期間は報酬が発生せず、税金や保険料も自分で管理する必要があります。月単価だけでなく、年間の収入、稼働期間、経費、税金まで含めて考えましょう。

得意な業務に集中しやすい

フリーランスになると、自分の得意な業務に集中しやすくなります。

会社員の場合、担当業務以外にも社内会議、評価対応、部署異動、社内調整などが発生することがあります。フリーランスは契約した業務範囲に沿って働くため、開発、設計、運用、PMO支援など、自分が得意な領域に集中しやすい点があります。

たとえば、開発工程に集中したいエンジニアであれば、開発中心の案件を選ぶことができます。上流工程やマネジメントに強みがある人は、PMやPMO、ITコンサルタント案件を選ぶこともできます。

ただし、契約範囲が曖昧なままだと、想定外の業務まで任されることがあります。案件に参画する前に、担当範囲や成果物、稼働条件を確認しておきましょう。

フリーランスになるデメリット

フリーランスは自由度が高い一方で、会社員よりも自己管理の範囲が広がります。収入の安定化、案件獲得、税金・保険の手続き、契約管理、スキルアップまで自分で対応しなければなりません。

独立後に慌てないためにも、デメリットを理解したうえで事前に対策しておきましょう。

収入が不安定になりやすい

フリーランスは、収入が不安定になりやすい働き方です。

会社員は毎月給与が支払われますが、フリーランスは案件ごとに報酬を受け取ります。案件が終了して次の仕事が決まっていなければ、その期間の収入は止まります。

また、報酬の入金タイミングにも注意が必要です。業務を行った月と入金月がずれる場合があるため、独立直後は資金繰りに余裕を持つ必要があります。

収入の不安を減らすには、生活費を確保しておく、複数の案件獲得ルートを持つ、案件終了前に次の仕事を探すなどの準備が必要です。

営業や案件獲得を自分で行う必要がある

フリーランスは、自分で仕事を獲得する必要があります。

会社員であれば、会社が受注した仕事や社内の役割に沿って業務を担当します。一方、フリーランスは、案件を探し、応募し、面談を受け、契約条件を確認して仕事を始めます。

営業が得意な人であれば、知人紹介や直接営業で案件を獲得できる場合もあります。ただし、稼働中に次の案件を探す時間が取れないこともあります。

営業の負担を減らしたい場合は、フリーランスエージェントの利用も選択肢です。希望条件や経験を伝えておくことで、条件に合う案件を紹介してもらえる場合があります。

税金・保険・契約を自分で管理する必要がある

フリーランスになると、税金、保険、年金、契約、請求を自分で管理します。

会社員の場合、給与計算や社会保険料の手続き、年末調整などは会社が行います。フリーランスは、売上や経費を記録し、請求書を発行し、必要に応じて確定申告を行います。

また、契約書の内容も自分で確認する必要があります。報酬額、支払い時期、契約期間、業務範囲、秘密保持、成果物の扱いなどを曖昧にしたまま進めると、後からトラブルになることがあります。

税務や契約に不安がある場合は、会計ソフト、税理士、専門家、エージェントなどを活用しながら管理体制を整えましょう。

スキルアップを自分で続ける必要がある

フリーランスは、自分で学ぶ領域を決め、スキルアップを続ける働き方です。

会社員であれば、研修制度や上司からのフィードバック、異動によって経験の幅が広がることがあります。一方でフリーランスは、次の案件につながる経験を自分で選び、学習や実務を通じて強みを伸ばしていく必要があります。

特にITエンジニアは、技術の変化が早い職種です。開発言語、フレームワーク、クラウド、セキュリティ、AI、データ分析など、需要のある領域は変化します。今のスキルだけに頼ると、応募できる案件が限られることもあります。

長くフリーランスとして働くには、現在の案件で経験を積みながら、次に狙う案件に必要なスキルを計画的に伸ばしていきましょう。

フリーランスに向いている職種

フリーランスは、専門スキルや実務経験を活かして仕事を受ける働き方です。職種によって案件の探し方や求められる経験は異なります。

ここでは、フリーランスとして働きやすい主な職種を紹介します。

ITエンジニア

ITエンジニアは、フリーランスとして案件を探しやすい職種の一つです。Webシステム開発、アプリ開発、インフラ構築、クラウド運用、PM、PMO、ITコンサルタントなど、案件の種類が幅広くあります。

フリーランスエンジニアの案件では、実務経験や対応できる工程が重視されます。たとえば、要件定義、設計、開発、テスト、運用保守、プロジェクト管理など、どの範囲を担当できるかによって狙える案件が変わります。

会社員エンジニアとして経験を積んでいる人は、これまでの業務内容を整理することで、フリーランス案件に応募しやすくなります。

あわせて読みたい
SE(システムエンジニア)とは?仕事内容や年収、なる方法や将来性まで徹底解説! IT業界で重要な役割を担っているSE(システムエンジニア)。SEの名前を知っていても、具体的な仕事内容などを知らない人も多いのではないでしょうか。 本記事では、SEに...

Webデザイナー

Webデザイナーは、WebサイトやLP、バナー、UIデザインなどを担当する職種です。フリーランスとして働く場合は、デザインスキルだけでなく、制作実績やポートフォリオが重要になります。

企業や個人から直接依頼を受けるほか、クラウドソーシング、制作会社からの外注、SNS経由の問い合わせなどで案件を獲得する方法があります。

デザインだけでなく、HTML/CSS、WordPress、UI/UX、マーケティング視点まで対応できると、受けられる案件の幅が広がります。

あわせて読みたい
フリーランスWebデザイナーとは?メリットや準備すべきポイントを解説 フリーランスWebデザイナーとして独立したいと考えている方の中には、「収入が不安定なのでは?」と心配している方も少なく無いでしょう。 この記事では、フリーランスW...

マーケター

マーケターは、広告運用、SEO、SNS運用、コンテンツマーケティング、データ分析などを担当します。企業が集客や売上改善を目的に外部人材へ依頼するケースがあります。

フリーランスとして活動する場合は、担当施策だけでなく、どのような成果を出したかを示すことが大切です。広告費、CV数、CPA、検索順位、流入数、売上など、数字で説明できる実績があると提案しやすくなります。

マーケターは業務範囲が広いため、自分が得意な領域を明確にしておく必要があります。

あわせて読みたい
フリーランスのWebマーケターの年収相場や将来性を解説 フリーランスのWebマーケターの年収相場は、正社員のマーケターと比較すると金額に差はあるのでしょうか?独立を検討している人のなかには、フリーランスの待遇面や働き...

ライター・編集者

ライターや編集者は、記事制作、取材、SEOライティング、ホワイトペーパー、メールマガジン、採用広報などの案件があります。

未経験から始めやすい印象を持たれやすい職種ですが、継続的に案件を獲得するには、専門領域や実績が必要です。IT、金融、人材、医療、不動産など、特定分野に強みがあると案件を受けやすくなります。

編集者の場合は、構成作成、ライター管理、校正、品質管理、メディア運用まで対応できると、単発の執筆だけでなく継続案件につながりやすくなります。

コンサルタント

コンサルタントは、企業の課題解決を支援する職種です。IT、業務改善、経営、マーケティング、人事、DXなど、専門領域によって案件内容は異なります。

フリーランスコンサルタントとして働く場合は、過去のプロジェクト経験や成果が重視されます。資料作成や分析だけでなく、クライアント折衝、プロジェクト推進、関係者調整まで任されるケースもあります。

高単価を狙いやすい一方で、求められる責任範囲も広くなります。経験や得意領域を明確にしたうえで、対応できる業務範囲を整理しておきましょう。

あわせて読みたい
ITコンサルタントの求人ガイド|必要なスキルや成功のポイントを解説 「ITコンサルタントに興味があるものの、どんなスキルが必要?」「本当に転職できる?」といった不安を抱える人向けに、ITコンサルタントの基本的な情報と、転職に必要...
あわせて読みたい
ITコンサルタントの年収(給料)とは?年齢別の平均年収から年収の上げ方まで紹介 ITコンサルタントとは、クライアントのビジネス戦略を理解し、その方針に基づいてIT関連の投資プランを立案、実施、およびサポートを業務としておこなう人のことです。 ...

未経験からフリーランスになるには

未経験からフリーランスを目指すことはできますが、すぐに安定した案件を獲得するのは簡単ではありません。フリーランス案件では、即戦力として対応できるスキルや実績を求められることが多いためです。

未経験から始める場合は、いきなり独立するのではなく、副業や小規模案件で実績を作る、ポートフォリオを整える、会社員として実務経験を積むなど、段階的に準備する方法があります。まずは、対応できる業務範囲を明確にし、実績として見せられる制作物や職務経歴を用意しましょう。

たとえば、Webデザイナーであれば制作実績、ライターであれば執筆記事、マーケターであれば担当施策や改善結果を整理します。エンジニアの場合は、学習経験だけでなく、実際に作ったもの、担当できる工程、使用技術、チーム開発の経験などを示せる状態にしておくことが重要です。

未経験に近い状態で案件を探す場合は、クラウドソーシングや知人紹介、副業案件などから小さく始める方法があります。一方で、フリーランスエージェントで紹介される案件は実務経験を求められることが多いため、経験が浅い場合は、まず実績作りや会社員としての経験を優先した方がよいケースもあります。

あわせて読みたい
システムエンジニア(SE)になるには?未経験から独学でも可能?方法を徹底解説 IT企業への就職を目指す方の中には、システムエンジニアの職種を希望する方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、システムエンジニア(SE)は未経験でも目指せ...

フリーランスエンジニアになるには、実務経験を案件向けに整理する

フリーランスエンジニアになるには、まず自分の実務経験を案件に応募できる形で整理する必要があります。エンジニア案件では、使用技術だけでなく、担当工程、開発環境、チーム規模、業務領域、成果まで見られます。

会社員としてエンジニア経験がある場合でも、そのまま独立できるとは限りません。案件を獲得するには、企業やエージェントに自分のスキルを正確に伝えられる状態にしておくと安心です。

実務経験を棚卸しする

最初に、これまで担当した業務を棚卸ししましょう。

「Javaが使える」「AWS経験がある」だけでは、案件に対応できる範囲が伝わりにくくなります。どのようなシステムで、どの工程を担当し、どの役割で関わったのかを整理する必要があります。

整理する項目
使用技術Java、PHP、Python、JavaScript、AWS、Docker、MySQL
担当工程要件定義、基本設計、詳細設計、開発、テスト、運用保守
業務領域業務システム、EC、SaaS、金融、物流、社内システム
役割メンバー、リーダー、PM、PMO、テックリード
成果機能追加、性能改善、障害対応、運用改善、リプレイス

実務経験を棚卸しすると、自分が狙いやすい案件も見えやすくなります。開発に強いのか、上流工程に強いのか、インフラに強いのか、マネジメント経験を活かせるのかを整理しましょう。

スキルシート・職務経歴書を作る

フリーランスエンジニアとして案件を探す場合、スキルシートや職務経歴書が必要になります。企業やエージェントは、それらをもとに案件との相性を判断します。

スキルシートには、プロジェクトごとの担当業務、使用技術、期間、チーム規模、担当工程、成果を書きます。単に「開発を担当」と書くのではなく、「基本設計から結合テストまで担当」「既存機能の改修と新規機能追加を担当」など、業務範囲がわかるように書きましょう。

職務経歴書やスキルシートは、一度作って終わりではありません。案件が終了したタイミングで担当業務や成果を追記しておくと、次の案件に応募するときに直近の経験を伝えやすくなります。

エージェント・Usami

スキルシートでは、使用技術だけでなく、担当工程やチーム内での役割まで確認されます。「開発経験があります」だけでは判断しにくいため、基本設計から対応したのか、実装中心だったのか、運用保守まで担当したのかを具体的に整理しておくと、案件との相性を見極めやすくなります。

あわせて読みたい
【テンプレート無料DL】スキルシートの書き方とポイントとは?採用担当者に評価されるフォーマット 「スキルシートって何を書けばいいの?」「採用担当者に響くフォーマットがわからない」そんな悩みを抱えるITエンジニアもいるのではないでしょうか。フリーランスや転...

希望単価・稼働条件を決める

案件を探す前に、希望単価や稼働条件を決めておきましょう。

フリーランス案件では、月単価、稼働日数、リモート可否、出社頻度、契約期間、稼働開始日などを確認されます。条件が曖昧なままだと、紹介された案件を判断しにくくなります。

ただし、最初から条件を細かく絞りすぎると、応募できる案件が少なくなることがあります。希望条件は、譲れない条件と調整できる条件に分けて整理しておくと相談しやすくなります。

条件整理する内容
希望単価現在の収入、希望月額、最低ライン
稼働日数週5日、週4日、週2〜3日など
働き方フルリモート、一部出社、常駐可否
参画時期すぐに参画可能、現職退職後、現案件終了後
担当業務開発中心、上流工程、PM、PMO、保守運用など

希望条件を整理しておくと、案件紹介や面談で話が進みやすくなります。自分の条件が市場と合っているか不安な場合は、エージェントに相談して相場感を確認する方法もあります。

あわせて読みたい
“スキルはあるのに単価が上がらない”を脱却。評価される見せ方に変え、単価60万円→95万円を... フリーランスエンジニアとして一定の経験を積んでいるのに、なぜか単価が上がらない——そんな悩みを抱えるエンジニアは少なくありません。 「スキルには自信があるのに、...
あわせて読みたい
案件単価を10万円上げる!単価交渉の成功パターンと実例 「単価を上げたいけど、どう交渉すればいいか分からない」「交渉して断られたら、契約を切られそうで怖い」 こうした悩みを抱えるフリーランスエンジニアは非常に多い。...

エンジニア案件に合う獲得方法を選ぶ

フリーランスエンジニアになるには、自分の経験や希望条件に合う案件獲得方法を選ぶことも大切です。

実務経験を活かして中長期案件を探したい場合は、フリーランスエージェントを利用する方法があります。開発、インフラ、PM、PMO、ITコンサルタントなど、経験領域に応じて案件を相談しやすいためです。

一方で、副業や小規模案件から始めたい場合は、クラウドソーシングや知人紹介が合うこともあります。案件の規模や求められる経験は獲得方法によって異なるため、自分の状況に合うルートを選びましょう。

あわせて読みたい
エージェント面談とは?フリーランスが受けるメリットと活用のコツを解説! フリーランスエージェント面談は、案件紹介を受ける前に、これまでの経験やスキル、希望単価、働き方、参画時期などをすり合わせる場です。採用面接のように合否を決め...

フリーランスとして仕事を獲得する方法

フリーランスとして働くには、継続的に仕事を獲得する必要があります。案件の探し方は一つではありません。職種、経験年数、希望単価、働き方によって合う方法は変わります。

主な案件獲得方法は、フリーランスエージェント、クラウドソーシング、知人紹介、SNS・ポートフォリオ、企業への直接営業です。それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合う方法を選びましょう。

案件獲得方法向いている人注意点
フリーランスエージェント実務経験を活かして中長期案件を探したい人面談や選考に時間がかかる場合がある
クラウドソーシング副業や小規模案件から始めたい人単価競争になりやすい
知人・前職経由の紹介人脈を活かせる人条件が曖昧になりやすい
SNS・ポートフォリオ発信や制作実績を見せられる人案件化まで時間がかかる
直接営業提案力や営業力がある人営業先の選定や契約交渉を自分で行う必要がある

フリーランスエージェントを利用する

フリーランスエージェントは、フリーランス向けの案件を紹介してくれるサービスです。希望する職種、スキル、単価、稼働条件などを伝えると、条件に近い案件を提案してもらえます。

エンジニアの場合、開発、インフラ、PM、PMO、ITコンサルタントなど、経験領域に応じた案件があります。実務経験を活かして中長期案件を探したい人や、営業・条件交渉の負担を減らしたい人に向いています。

また、会社員からフリーランスになる前に相談しておくと、自分のスキルでどのような案件を狙えるか把握しやすくなります。独立するか迷っている段階でも、案件の傾向や単価感を知ることで準備を進めやすくなります。

ただし、登録すれば必ず案件が決まるわけではありません。実務経験、希望条件、募集状況によって紹介される案件数は変わります。希望条件を伝えたうえで、紹介された案件を比較して判断しましょう。

エージェント・Usami

フリーランスエージェントは、案件を紹介するだけでなく、単価感や稼働条件、参画時期の相談にも活用できます。すぐに独立するか決めていない段階でも、自分の経験で狙える案件を確認しておくと、退職時期や準備すべき内容を判断しやすくなります。

クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングは、Web上で案件を検索し、応募できるサービスです。サイト制作、システム改修、デザイン、ライティング、データ入力など、幅広い案件があります。

単発案件や小規模案件を探しやすいため、副業から始めたい人や実績を作りたい人には使いやすい方法です。未経験に近い状態から小さな案件を受け、実績を積む手段としても活用できます。

一方で、応募者が多い案件では単価競争になりやすく、希望する報酬で受注できないこともあります。作業範囲、納期、修正回数、支払い条件を確認せずに受けると、想定以上に負担が大きくなる場合があります。

クラウドソーシングを使う場合は、単価だけでなく、作業量と納期が見合っているかを確認してから応募しましょう。

あわせて読みたい
クラウドソーシングで稼げない理由とは?発注・受注側の問題と高単価案件獲得の全戦略 クラウドソーシングを始めたものの、思うように稼げず挫折した経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか? 本記事では、クラウドソーシングにすでに挑戦したが挫...

知人・前職経由で紹介を受ける

知人、前職の同僚、過去の取引先から案件を紹介してもらう方法もあります。

紹介経由の案件は、相手との信頼関係がある状態から始まるため、話が進みやすいことがあります。過去の仕事ぶりを知っている相手からの紹介であれば、スキルや人柄を説明しやすい点もメリットです。

ただし、知人紹介では条件が曖昧になりやすい点に注意が必要です。報酬額、業務範囲、稼働時間、納期、支払い条件を口約束のまま進めると、後からトラブルになることがあります。

関係性を守るためにも、紹介案件であっても契約内容は書面やメールで残しておきましょう。

SNSやポートフォリオから問い合わせを得る

SNSやポートフォリオを活用して、案件につなげる方法もあります。

X、LinkedIn、GitHub、個人ブログ、ポートフォリオサイトなどで実績や専門性を発信していると、企業や個人から問い合わせが来ることがあります。エンジニアであれば、技術記事、登壇資料、GitHubの成果物、開発実績などを見せることで、できることを伝えやすくなります。

SNSやポートフォリオ経由の案件は、自分の得意領域に関心を持った相手から相談されることがあります。そのため、価格だけで比較されにくくなる場合もあります。ただし、発信を始めてすぐに案件化するとは限りません。短期的に仕事を獲得したい場合は、エージェントや紹介、直接営業などと併用するとよいでしょう。

企業へ直接営業する

企業に直接営業したり、採用ページや業務委託募集ページから応募したりする方法もあります。

直接営業では、自分のスキルや実績を企業に提案し、業務委託として契約できないか相談します。企業の課題に合わせて提案できる人や、過去の成果を具体的に示せる人に向いています。

エージェントを介さないため、企業と直接条件を話し合える点はメリットです。一方で、営業先の選定、提案文の作成、商談、条件交渉、契約確認まで自分で行う必要があります。

直接営業を行う場合は、職務経歴書やポートフォリオを整えたうえで、企業にどのような価値を提供できるかを明確にしておきましょう。

フリーランスになるために必要な手続き

案件獲得の見込みや働き方の方向性を整理したら、税務や社会保険まわりの手続きも確認しておきましょう。

フリーランスとして働く場合、開業届、青色申告承認申請書、健康保険、年金、会計管理などを確認する必要があります。すべての人が同じ手続きを行うわけではありませんが、会社員から独立する場合は、退職前に全体の流れを把握しておくと安心です。

手続きの期限や必要書類は状況によって変わるため、この記事で流れをつかんだうえで、実際に手続きする際は国税庁、自治体、日本年金機構などの公式情報を確認しましょう。

手続きやること確認先
開業届個人事業を始めることを税務署へ届け出る国税庁・税務署
青色申告承認申請書青色申告を利用するために申請する国税庁・税務署
健康保険国民健康保険、任意継続、扶養などを確認する市区町村・加入していた健康保険
年金国民年金への切り替えを確認する市区町村・日本年金機構
会計管理請求書、経費、帳簿、確定申告の管理方法を決める会計ソフト・税理士など

開業届を提出する

個人事業主としてフリーランスを始める場合は、税務署に開業届を提出します。開業届は、個人として事業を始めたことを税務署に知らせるための書類です。開業届の提出方法は、次のように整理できます。

提出先:納税地を管轄する税務署
提出方法:税務署の窓口へ持参、郵送、e-Tax
記入する主な項目:氏名、住所、納税地、職業、屋号、開業日、事業の概要など
屋号:必須ではないが、事業用口座や請求書で使う場合は決めておく
控え:事業用口座の開設や各種手続きで必要になることがあるため保管する

屋号は必須ではありませんが、事業用口座や請求書で使いたい場合は、あらかじめ決めておくとよいでしょう。また、窓口や郵送で提出する場合は、控えを受け取れるように準備しておくと安心です。

あわせて読みたい
フリーランスと個人事業主の違いは?メリットとデメリットから開業届について解説   これから個人として独立して働こうと考えている方の中には、「フリーランスと個人事業主って何が違うの?」「税金や社会保険ってどうなるの?」などたくさんの疑問があ...

青色申告承認申請書を提出する

青色申告を利用したい場合は、開業届とは別に青色申告承認申請書を提出します。青色申告は、一定の要件を満たして帳簿を作成することで、所得税の申告時に特典を受けられる制度です。

青色申告承認申請書の提出方法は、次のように整理できます。

提出先:納税地を管轄する税務署
提出方法:税務署の窓口へ持参、郵送、e-Tax
提出期限:開業日や青色申告を始めたい年によって変わる
記入する主な項目:氏名、住所、納税地、職業、屋号、所得の種類、簿記方式など
準備すること:売上、経費、請求書、領収書を管理できる状態にする

青色申告を利用する場合は、帳簿づけが必要になります。会計ソフトを使うのか、表計算ソフトで管理するのか、税理士に相談するのかを早めに決めておくと、確定申告前に慌てにくくなります。

あわせて読みたい
【2026年版追記】フリーランス1年目でも安心!確定申告の基本と実践ガイド 【2026年版(令和7年分/2025年分)追記】この記事は、フリーランスの確定申告の基本をまとめたものです。申告ルールの基本は大きく変わりませんが、申告期間やe-Taxの運...

国民健康保険・国民年金へ切り替える

会社員からフリーランスになる場合は、退職後の健康保険と年金の切り替えが必要になる場合があります。会社の健康保険や厚生年金から外れた後は、自分で加入先や手続きを確認します。

退職後の健康保険・年金の手続きは、次のように整理できます。

健康保険の選択肢:国民健康保険、会社員時代の健康保険の任意継続、家族の扶養など
年金の手続き:厚生年金から国民年金への切り替え
手続き先:住んでいる市区町村の窓口、または加入していた健康保険
必要になりやすい書類:退職日がわかる書類、本人確認書類、マイナンバーがわかる書類など
注意点:退職後に自動で切り替わるわけではないため、早めに手続きする

請求書・経費・帳簿の管理方法を決める

フリーランスになると、売上、経費、請求書、領収書、帳簿、確定申告を自分で管理します。会社員時代のように、給与計算や年末調整を会社が行ってくれるわけではありません。

会計管理の方法は、次のように整理できます。

管理するもの:売上、経費、請求書、領収書、帳簿、確定申告
管理方法:会計ソフト、表計算ソフト、税理士への相談など
請求書:発行方法、送付タイミング、入金確認のルールを決める
経費:領収書やレシートを保存し、仕事用の支出を記録する
帳簿:売上や経費を後から確認できるように記録する

独立前に管理方法を決めておくと、案件が始まってから請求書発行や経費整理で慌てにくくなります。エンジニアの場合でも、技術力だけでフリーランスとして働き続けられるわけではないため、契約、請求、税金、保険の管理まで含めて準備しておきましょう。

フリーランスとして長く活躍するためのポイント

フリーランスとして長く働くには、案件を獲得するだけでなく、継続して選ばれる状態を作る必要があります。スキルアップ、契約管理、営業準備、相談先の確保を続けることで、収入や案件の不安を減らしやすくなります。

独立直後だけでなく、案件に参画した後の動き方も意識しておきましょう。

案件が途切れる前に次の準備をする

フリーランスは、案件が終了すると次の仕事を自分で探します。契約終了が近づいてから慌てないよう、早めに次の案件を見据えて動き始めましょう。

稼働中は目の前の業務に追われ、営業や案件探しの時間を確保しにくくなります。契約終了時期、更新可否、次に希望する案件条件を整理しておくと、次の案件探しを進めやすくなります。

フリーランスエージェントを利用している場合は、契約終了前に担当者へ次の希望条件を伝えておくと、次回案件の提案を受けやすくなります。知人紹介やSNSを使う場合も、余裕があるうちに動き始めましょう。

あわせて読みたい
案件参画中に次の案件を確保する裏戦略【再受注率80%を実現】 「今の案件が終わったら次をどうしよう…」と焦った経験はないだろうか。 フリーランスとして活動する多くのエンジニアが、案件終了後に慌てて次を探すという負のサイク...

契約条件を曖昧にしない

フリーランスとして働く場合、契約条件を曖昧にしたまま進めないようにしましょう。

報酬額、支払い時期、契約期間、業務範囲、稼働時間、成果物の扱い、秘密保持などを確認しないまま進めると、後からトラブルになることがあります。

特に、知人紹介や直接契約では「あとで決めればよい」となりがちです。関係性がある相手ほど、最初に条件を明確にしておくとトラブルを防ぎやすくなります。

契約内容に不安がある場合は、専門家やエージェントなど、第三者に相談できる環境を持っておくと安心です。

継続的にスキルを磨く

フリーランスとして長く働くには、継続的なスキルアップが欠かせません。

一度案件を獲得できても、同じスキルだけで案件を取り続けられるとは限りません。特にITエンジニアは技術の変化が早く、クラウド、セキュリティ、AI、データ分析、上流工程、マネジメント経験など、求められる領域も変化します。

スキルアップは、学習だけでなく案件選びでも進められます。現在の強みを活かしながら、次に狙いたい案件につながる経験を少しずつ増やしていきましょう。

相談できる相手やサービスを持つ

フリーランスは一人で判断する場面が多い働き方です。案件選び、単価交渉、契約条件、今後のキャリアなどを一人で抱え込むと、判断に迷いやすくなります。

相談できる相手やサービスを持っておくと、案件を選ぶときの不安を減らしやすくなります。知人のフリーランス、税理士、専門家、フリーランスエージェントなど、相談内容に応じて頼れる先を用意しておくとよいでしょう。

特にフリーランスエンジニアの場合、自分のスキルで狙える案件や単価感、今後伸ばすべき経験を知ることは、案件選びの判断材料になります。独立後だけでなく、会社員のうちから相談しておくと、フリーランスになる準備を進めやすくなります。

フリーランスに関するよくある質問

フリーランスになるには何から始めればいいですか?

フリーランスになるには、まず自分がどの仕事で収入を得るのかを決めましょう。

開業届や保険の切り替えも必要ですが、最初に整理すべきなのは、スキル、実績、案件獲得方法です。どの職種で働くのか、どの経験を活かせるのか、どのように案件を探すのかが曖昧なまま独立すると、退職後に仕事探しで苦労しやすくなります。

エンジニアの場合は、使用技術、担当工程、業務領域、希望単価、稼働条件を整理し、スキルシートや職務経歴書を用意するところから始めるとよいでしょう。

未経験からフリーランスになれますか?

未経験からフリーランスを目指すことはできますが、すぐに安定した案件を獲得するのは簡単ではありません。まずは副業や小規模案件で実績を作る、ポートフォリオを整える、会社員として実務経験を積むなど、段階的に準備しましょう。

特にエンジニアの場合は、学習経験だけでなく、実際に作ったものや担当できる工程を示せる状態にしておくことが大切です。

フリーランスになる前に会社員のうちにやることはありますか?

会社員のうちに、生活費の確保、実績整理、案件獲得ルートの準備、保険・年金の確認を進めておきましょう。

退職後は、収入が不安定になりやすいうえ、開業手続きや案件探しも自分で進める必要があります。給与があるうちに数か月分の生活費を用意し、職務経歴書やポートフォリオを整えておくと、独立後に動きやすくなります。

また、会社員のうちにフリーランスエージェントへ相談し、自分の経験でどのような案件を狙えるか確認しておく方法もあります。独立前に案件の傾向や単価感を知っておくと、退職時期や準備内容を判断しやすくなります。

フリーランスになるには開業届が必要ですか?

個人事業主として事業を始める場合は、税務署に開業届を提出します。

開業届は、個人として事業を始めたことを税務署に届け出る書類です。提出方法や期限、必要書類は国税庁の案内を確認しましょう。青色申告を利用したい場合は、青色申告承認申請書の提出も必要になるため、あわせて確認しておくと安心です。

ただし、手続きの要否や内容は状況によって異なります。副業から始める場合や収入状況によって判断が変わることもあるため、不安な場合は税務署や税理士に相談しましょう。

フリーランスエンジニアはどうやって案件を探せばいいですか?

フリーランスエンジニアの案件獲得方法には、フリーランスエージェント、知人紹介、クラウドソーシング、SNS、企業への直接営業があります。

実務経験を活かして中長期案件を探したい場合は、フリーランスエージェントを利用する方法があります。担当者に経験や希望条件を伝えることで、自分に合う案件を紹介してもらえる場合があります。

一方で、副業や小規模案件から始めたい場合は、クラウドソーシングや知人紹介が合うこともあります。案件の探し方を一つに絞らず、複数のルートを持っておくと、収入が途切れるリスクを抑えやすくなります。

フリーランスエンジニアの案件探しはエンジニアファクトリー

フリーランスエンジニアを目指す方は、独立前に自分の経験やスキルで狙える案件や単価感を確認しておくことが大切です。退職後に案件を探し始めると、収入がない状態で条件を判断しなければならない場合があります。

エンジニアファクトリーでは、公開案件10,000件以上のフリーランスエンジニア向け案件を紹介しています。開発、インフラ、PM、PMO、ITコンサルタントなど、経験やスキルに応じた案件を探せます。登録、案件紹介、顧客交渉は無料で、すぐに案件を受けるか決めていない段階でも相談できます。

取引社数1,700社以上、1人あたりの案件紹介数8.4社、継続率95.6%の実績があり、条件が合えば案件紹介から受注まで最短24時間以内で進むケースもあります。会社員からフリーランスになるか迷っている方は、まず希望条件に合う案件があるか確認してみてください。

まとめ

フリーランスになるには、開業手続きより先に、どの仕事で収入を得るのか、どのように案件を獲得するのかを整理しておくことが大切です。

会社員からフリーランスを目指す場合は、生活費の確保、実績の整理、スキルシートやポートフォリオの準備、保険・年金の確認を退職前から進めておきましょう。収入があるうちに案件獲得ルートを作っておくと、独立後の不安を減らしやすくなります。

特にフリーランスエンジニアは、実務経験と希望条件を整理しておくことで、案件を探しやすくなります。自分だけで判断するのが難しい場合は、フリーランスエージェントに相談し、今のスキルで狙える案件や単価感を把握する方法もあります。

新着の案件一覧

New

【リモート併用/Python・Go】金融AIエージェント新規プロダクト開発

  • リモート可
  • 月額~90万円
  • 東京都
  • バックエンドエンジニア
  • データサイエンティスト
  • Java
  • Python
  • Go言語
  • Rust
  • TypeScript
  • C#
  • kubernetes
  • AWS
  • Git
  • Docker
  • 機械学習
  • ソフトウェア・情報処理
  • 金融(銀行・保険・証券)

金融AIエージェントの新規プロダクト立ち上げを担当します。企画構想から参画し、アーキテクチャ設計や技術・モデル選定、LLM/エージェント基盤の実装を推進します。マーケットデータ、板情報、チャート、投資情報、顧客の保有資産などのコンテキストを活用し、投資家の意思決定や証券会社の業務を支援するサービスを構築します。ツール実行、RAG、マルチエージェント構成、評価パイプラインなどのエージェント基盤を実装します。既存の取引システムや投資情報サービスとの接続設計、API設計、プロンプト設計、精度評価と改善サイクルの構築も担当します。金融領域で求められる出力制御、ガードレール、監査ログなどの安全設計にも携わります。仕様が決められた開発だけではなく、プロダクトの企画段階から社内外関係者と仕様を検討し、PoCから本番サービス化まで一貫して推進するポジションです。【技術スタック】・開発言語:Python / Go言語 / Java / C# / TypeScript / Rust・AI・機械学習:LLM / 生成AI / RAG / ベクトル検索 / マルチエージェント・エージェント基盤:LangChain / LangGraph / MCP・インフラ:AWS / Docker / Kubernetes・データベース:リレーショナルデータベース・メッセージキュー:Kafka・リポジトリ管理:Git / GitHub【開発内容】・金融AIエージェントのアーキテクチャ設計・技術選定・LLM/エージェント基盤の実装・既存取引システム・投資情報サービスとの接続設計・API設計・プロンプト設計、精度評価・改善サイクル構築・出力制御、ガードレール、監査ログ等の安全設計・企画段階からの仕様検討・PoCから本番サービス化までの推進【作業時間】10:00~19:00

New

【基本リモート/全社BPR】SaaS事業の全社基盤構築プロジェクトマネージャー

  • リモート可
  • 長期案件
  • 月額~90万円
  • 東京都
  • プロジェクトマネージャー
  • Salesforce
  • ソフトウェア・情報処理
  • 建築・土木

建設業界向けSaaSを展開する企業の全社横断BPRプロジェクトにおいて、複数のサブプロジェクトを横断するプロジェクトマネジメントを担当します。顧客・契約・ID・請求データを扱う顧客基盤の再設計・再構築を目的として、統合CRM、販売管理・課金請求、認証認可基盤・顧客向けフロント、統合データベースの各領域を統括します。プロジェクト全体のマスタースケジュールおよびWBSを策定・維持し、各サブプロジェクトの計画を接続してクリティカルパスを可視化します。各領域の相互依存関係を構造化し、決定すべき論点や順序を整理してプロジェクト全体の意思決定を推進します。業務プロセス、データモデル、システム相関などのToBeを整理し、選択肢やトレードオフを明確化した上で経営層への上程を支援します。ステアリングコミッティ、執行役員会議、取締役会向けの報告・決議資料を設計し、進捗、課題、リスク、投資判断材料を整理します。課題管理、リスク管理、変更管理の仕組みを運用し、遅延兆候を早期に検知してリカバリープランを策定します。RFP作成、SaaS・SIerのベンダー選定、見積比較、契約・SOW締結、導入進捗管理などのベンダーコントロールも担当します。既存の内製基幹データベースから新基盤への段階的な移行計画を策定し、システム移行だけでなくオペレーションや組織の役割変更まで含めて設計します。また、上場企業に求められるJ-SOXなどの内部統制要件を要件定義やシステム選定から織り込みます。最終的には、ドキュメント統制、レビュープロセス、意思決定基準などのプロジェクト運営方法を標準化し、社内メンバーへ段階的に移譲します。【技術スタック】・CRM/SFA:Salesforce、HubSpot等・認証認可:IdP、SSO、権限設計・データ基盤:DWH、データ連携API・データ設計:論理設計、物理設計、エンティティ設計、マスタ統合・業務基盤:販売管理、サブスクリプション課金・請求管理・内部統制:J-SOX、業務記述書、フローチャート、RCM【開発体制】・プロジェクトオーナー、PM、PMO、各サブプロジェクトのPL・SLによるレイヤー構造・統合CRM、販売管理、認証認可・顧客向けフロント、統合データベースの4サブプロジェクト・外部SaaS導入と自社開発を並行して推進・週次でPM/PMO定例、ステアリングコミッティ、全体定例、PM/PL定例を実施・四半期ごとに内部監査室へ報告