業務委託の面接とは?エンジニアがよく聞かれる質問と単価交渉の進め方

業務委託の面接とは?エンジニアがよく聞かれる質問と単価交渉の進め方

「業務委託の面接って、正社員の面接と何が違うの?」「どんな質問が来るのか不安…」そんな疑問や不安を抱えていませんか?

本記事では、業務委託案件を希望するエンジニア向けに、面接でよく聞かれる質問や評価ポイント、事前準備のコツ、単価交渉の進め方までを網羅的に解説します。

案件をスムーズに獲得するための実践的なポイントも紹介していますので、初めての面接に臨む方はもちろん、今後の交渉力を高めたい方にもおすすめの内容です。

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業務委託の面接とは?正社員の面接との違い

「業務委託の面接」という言葉をよく見かけますが、実際には正社員採用のような“面接”というより、“条件のすり合わせを行う面談”に近いのが実情です。

業務委託は契約ベースの働き方であり、目的は「この業務を、この条件で任せられるか」という合意形成です。そのため、「志望動機」や「キャリアビジョン」といった質問は基本的に行われず、即戦力としてのスキルや稼働条件が重視されます。

企業は必要なスキルや経験を確認し、フリーランス側は業務内容や契約条件が希望と合っているかを見極める。両者が納得して契約に進むためのミーティング、それが「業務委託の面接」の本質です。

「面接」という言葉が使われることは多いですが、実際には対等な立場で条件調整やマッチングを行う場であることを理解しておくと、無用な緊張や不安を感じずに臨めるでしょう。

業務委託の面接で聞かれる質問や評価ポイント

業務委託の面接でよく聞かれるのは、「実績やスキル」「稼働条件」「コミュニケーション力」「報酬」に関する質問です。

これらの質問は、候補者のスキルセットを確認するだけでなく、プロジェクトにうまく適応できる人物かどうかを見極める目的でも行われます。特に、フリーランスとしての自律性やチームへの適応力は、企業にとって重要な評価項目です。

たとえ技術的に優れていても、コミュニケーションや報連相がうまくいかないとプロジェクトに支障をきたすため、面接では人柄や姿勢、対応力などの「人物面」も重視される点を意識しておきましょう。

プロジェクト実績と対応可能な業務範囲

1つ目のポイントは、過去のプロジェクト実績と対応可能な業務です。面接でよく聞かれる「これまでの実績」については、単に「やってきたこと」を話すのではなく、以下の4つの視点を意識して整理しましょう。

①背景:プロジェクトの目的や課題、発足の経緯
②役割:自身が担当したポジションやタスクの範囲
③技術:使用した言語・ツール・フレームワーク
④成果:工数削減率やCV向上率など、できるだけ数字で示す

たとえば、「Reactを用いた業務管理システムのフロントエンド開発を担当し、業務効率を約30%改善」といったように、要素を分けて伝えると相手に伝わりやすくなります。

また、「どんな業務範囲に対応できるか」も一緒に整理しておくと、ミスマッチを防げます。対応可能な領域・不得意な領域の両方を伝えると信頼感が高まるでしょう。

稼働時間・契約期間の希望

2つ目のポイントは、稼働できる時間や契約期間の希望です。事前に働ける曜日や時間帯、連絡が取れる時間帯を整理し、実際に伝える際も細かく伝えましょう。

企業側はプロジェクトを進めるために、時間がどれだけ確保できるか正確に知りたいと考えています。そのため、無理に調整するのではなく、可能な稼働時間を正直に伝え、相手と自分の希望が合うかを確認しましょう。

また、柔軟に対応できる範囲と絶対に対応できない時間帯も説明しておけば、後からのトラブルを防げたり、案件獲得のチャンスが増えたりする可能性もあります。例として「基本的に平日の9時~17時ですが、場合によっては平日の22時まで対応可能です.」などと伝えるのがおすすめです。

クライアントとのコミュニケーションのスムーズさ

3つ目のポイントは、クライアントとのコミュニケーションのスムーズさです。リモートワークが中心の業務委託では、テキストでの会話も多め。スムーズなコミュニケーションが重要なため、面接での対話を通してスキルを評価されています。特に、話の上手さではなく、相手に伝える力や相手の話を理解する力が重視されているのです。

コミュニケーションについて質問された際は、会話やチャットをする際に工夫していることなどを具体的に述べると、説得力のある回答になります。

また、プロジェクトではコミュニケーションツールが使われるのが一般的。そのため、SlackやChatworkなどのツールを使った経験があれば話しておくと、スムーズに進められると判断してもらえるかもしれません。

報酬・単価のすり合わせ

4つ目のポイントは、報酬・単価のすり合わせです。面接では、報酬や単価に関する話題がほぼ確実に出てくるため、希望条件をあらかじめ整理しておきましょう。

希望単価を伝える際には、「スキル」「担当範囲」「稼働時間」などの要素を踏まえ、相手が納得しやすいように説明するのがポイントです。また、相場と希望単価に開きがある場合は、その理由や背景を丁寧に伝えることで、単なる希望ではなく“妥当な提案”として受け入れてもらいやすくなります。

これらのやり取りは、報酬額の調整だけでなく「業務範囲」「納期」などにも関係するため、対話の中で相手の期待と自分の希望のバランスを見極めることが重要になってくるでしょう。単価交渉の詳細や戦略については、次章「業務委託の単価交渉の進め方」で詳しく解説します。

業務委託の面談では、「何を聞かれるのか不安」という声もよくいただきますが、事前に共有いただければ、よくある質問や評価されやすいポイントを踏まえてアドバイス可能です。

業務委託の面接前に準備すべきこと

ここでは、業務委託の面接前に準備すべきことを、以下の3つのポイントに分けて説明します。

  • 職務経歴書・ポートフォリオの準備
  • 市場相場と希望単価の確認
  • 面接で確認すべき事項の整理

職務経歴書・ポートフォリオの準備

業務委託の面接前には、実績を具体的に示す職務経歴書とポートフォリオを準備しましょう。履歴書はスキルや簡単な実績といった基本情報を書き、職務経歴書でプロジェクトの詳細な内容を記載するのが一般的です。

プロジェクトについて記載する際は、各プロジェクトで使用した技術や担当した工程、チームの規模などを具体的に書き、成果は数字で示すのがポイント。具体的にできることを伝えられれば、即戦力としての価値をアピールできます。GitHubやポートフォリオサイトを活用し、技術力を目に見える形で示すのがおすすめです。

また、職務経歴書では、技術やツールのバージョンなど具体的な情報を盛り込むと説得力が増します。職務経歴書にはトラブルを乗り越えた事例も含めると、技術的なスキルだけではなくビジネススキルの評価にもつながるでしょう。

市場相場と希望単価の確認

面接前には、自分のスキルや希望に合った適正な単価を把握しておくことが重要です。市場相場は、スキルセットや実務経験だけでなく、稼働形態(常駐・リモート)や業界、地域、プロジェクトの規模や期間などによっても変わってきます。そのため、エージェントサイトや求人情報を活用し、複数の条件パターンで相場を調べることをおすすめします。

また、面接でスムーズに話を進めるために、「理想の単価」と「最低限受け入れられる単価」の2つを事前に決めておくとよいでしょう。希望が通らなかった場合でも、柔軟に対応しながら納得感のある交渉がしやすくなります。

適正単価の見極め方や高単価を実現する方法については、以下の記事が参考になりますので、ぜひ読んでみてください。

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面接で確認すべき事項の整理

業務委託の面接前には、面接で確認すべきことの整理をしましょう。業務委託の面接は、正社員面接のように企業側から一方的に質問はされず、お互いが確認しながら進められます。そのため、企業側からの説明を聞くだけでなく、自分から確認すべき事項を事前に整理しておくことが重要。確認しておくポイントの一例は以下の通りです。

  • プロジェクトの概要
  • 自分の役割(業務範囲)
  • 使用する技術
  • プロジェクトの進め方
  • 契約形態
  • 働く時間・期間
  • リモートワークの可否
  • 報酬・支払い方法

ほかにも、引き継ぎの方法や資料の有無、成果物の評価基準や検収の流れについても質問しておくとスムーズに業務が始められます。面接は、知りたいことを直接聞ける貴重な場。事前に質問をリストアップし、面接時に聞き忘れがないようにすることが大切です。

業務委託の面接後にすべきこと

業務委託案件の面談を終えたあと、「このまま契約して大丈夫かな?」「何か確認し忘れてないかな」と不安になることは少なくありません。とくにフリーランスとして動いている場合は、契約に進む前の確認や対応を自分で行う必要があるため、曖昧なまま進めてしまうとトラブルにつながることもあります。

ここでは、契約に進む前にやっておきたい基本的なポイントを紹介します。

面接後のフォローアップ

面談後のフォローアップは、エージェント経由の場合は特に不要なことも多いです。案件紹介から面談調整、条件交渉、契約締結までをエージェントが担っているため、フォローアップ連絡などは基本的にエージェント側が行ってくれます。

一方で、直契約の案件や、企業担当者と直接面談した場合には、面談後のフォローが印象に関わるケースもあります。その場合は、面談後24時間以内を目安に、簡単なお礼と意思表示をメールで送っておくと丁寧です。ただし、メールを送ることが評価されるというよりは、「条件面を正しくすり合わせておく」ことが重要なポイントです。

契約前の最終確認

面接を終えた後は、契約前の最終確認をしましょう。契約書の内容を細かく確認し、報酬・稼働時間・契約形態・業務範囲・納期などが希望と合っているか確認することが大切です。契約書の分からない点や曖昧な表現は必ず企業側に確認してください。

特に、企業と直接契約を結ぶ場合は、実質的に「雇用」のような働き方になっていないか(=偽装請負)を意識して確認しておくと安心です。ただし、エージェントを経由している場合は、契約形態や現場管理が事前に整理されているため、偽装請負のリスクは基本的に低いと考えてよいでしょう。

また、報酬の支払日や振込手数料の負担、遅延時のペナルティなどの支払いの条件を確認したり、成果物の著作権や二次利用の権利について明確にしたりしておくのも大切。ほかにも、契約内容に関して不明点がある場合は、必ずクライアントに確認しましょう。

エージェント・Hagiwara

業務委託の面談では、「何を聞かれるのか不安」という声もよくいただきますが、事前に共有いただければ、よくある質問や評価されやすいポイントを踏まえてアドバイス可能です。

業務委託の単価交渉の進め方

ここでは、業務委託の単価交渉について以下のポイントを説明します。

  • 単価交渉の基本戦略
  • 単価交渉の注意点

単価交渉の基本戦略

業務委託の単価交渉というと、「希望金額をどう伝えるか」「どこまで強気でいけるか」といった話になりがちですが、実際にはもっと柔らかく、かつ戦略的なアプローチが求められます。

重要なのは、金額だけを提示するのではなく、条件全体をどう組み立てるか。希望単価の背景や対応範囲、稼働時間といった要素も含めて、妥当性を説明できる状態にしておくことが第一歩です。

たとえば、「相場が月75万円の領域で、提示額が60万円。時給換算すると4,000円を下回るため、週4日稼働では難しい」といったように、数字と前提をセットで伝えると、相手も判断しやすくなります。

また、交渉時には単価だけにフォーカスせず、「週2日であればその金額でも可能です」「要件整理を含めるなら+◯万円」といったように、金額と業務内容をセットで調整する感覚が大切です。無理に押し切るより、落としどころを一緒に探す会話の姿勢が、かえって信頼を生みます。

単価交渉の注意点

スキルや経験が市場相場に対してどう位置付けられるのかを客観的に見極めずに進めてしまうと、「自己評価が高すぎる人」と見なされてしまうリスクもあります。

中には「単価は固定です」と最初から交渉余地のない企業もありますし、スキルごとにグレードと単価が定まっている場合もあります。そのようなときは、単価交渉ではなく「条件調整」や「将来的なアップの打診」へ切り替えることも一つの戦略です。

もし実績がまだ少なく、希望単価では通りづらいと感じたら「単価そのものより経験を積めるかどうか」に価値を置く判断もあり得ます。ただし、相場から極端に離れた金額を提示された場合は、無理に合わせるのではなく、「自分が納得できるかどうか」で判断する視点を忘れずに。

単価交渉は駆け引きではなく、お互いが納得したうえで良いパートナー関係を築けるかどうかの確認作業です。強気でも弱気でもなく、現実的な条件整理ができるかどうか。それが、フリーランスとしての信頼につながります。

エージェント・Hagiwara

エージェントをご利用いただく場合には、希望条件や市場相場をふまえて企業と単価交渉を代行します。言いづらいことや不安なことも事前に相談してもらえれば、双方が納得できる形で調整できるようしっかりサポートしますので、ご安心ください。

業務委託の面接で失敗する原因

業務委託の面接でうまくいかない理由は、スキル不足というよりも「伝え方」や「準備の不足」によるケースがほとんどです。ここでは、現場でよく見られるつまずきポイントを紹介します。

スキルや実績を適切にアピールできない

業務委託の面接でよくある失敗に、「スキルや実績をうまく伝えられなかった」というケースがあります。特にフリーランスの場合、書類や面談の場での自己アピールがそのまま評価につながるため、伝え方の工夫が欠かせません。

たとえば、「Webアプリを作りました」「サーバー側を担当しました」など、あまりにざっくりした表現では、相手の印象に残りにくく、評価もしづらくなります。具体的にどんな技術を使い、どのような役割で何を担当したのかを示すことが大切です。

例:
NG:Webアプリを作った
OK:ReactとTypeScriptを用いた営業管理システムのフロントエンドを新規開発し、UI設計からAPI連携の実装までを担当した

また、「使いやすくなった」「安定した」など、ふんわりとした成果だけで終わってしまうのも避けたいポイントです。できるだけ数字で伝えるようにすると、説得力がぐっと増します。

例:
NG:パフォーマンスが改善した
OK:DBインデックスの見直しにより、検索機能のレスポンスタイムを平均2.8秒→0.9秒に短縮

さらに、「チームで開発しました」といった言い方では、自分の貢献が見えません。どの工程に関わったのかを明確にするために、次のように伝えるのがおすすめです。

例:
NG:チームで機能開発を行った
OK:詳細設計書のレビューを担当し、冗長なクラス構造の見直しを提案。成果物の品質改善につなげた
OK:運用マニュアルの構成を再設計し、非エンジニアでも理解できるよう図解・用語説明を追加した

こうした伝え方ひとつで、相手の受け取り方は大きく変わります。面接に向けては、担当した案件を「技術・役割・成果」という視点で整理し直し、数字を添えて言語化しておくと、スムーズかつ説得力のある自己紹介につながるでしょう。

希望単価や契約条件を明確に伝えられない

希望単価や契約条件を明確に伝えられないことも、業務委託面接の失敗の原因として挙げられます。後から伝えると、契約に結び付かなかったりトラブルになったりする可能性も。

希望単価については、面接前に市場相場を調べ、自分の希望単価を根拠付きで説明できるよう準備しておきましょう。働く時間や期間などの契約条件についても、面接をスムーズに進めるために事前にまとめておくのがおすすめです。

面接においては、条件が合わないことが案件を獲得できない原因となるため、正直に希望条件を伝えることを心がけましょう。単価に幅を持たせる場合も、最低金額ははっきりさせておくことが大切です。

交渉できる条件と譲れない条件を事前に整理しておき、交渉は一方的にせずにお互いの事情を汲み取って合意するのが大切であることを頭に入れておきましょう。

クライアントとの意思疎通が不十分

面接に失敗する原因として、クライアントとの意思疎通が不十分という理由も良く挙げられます。認識のずれが発生すると、契約後のトラブルにつながる可能性も。

トラブルを避けるために、面接時には業務範囲や納期、期待される成果などを細かく質問し、不明点をなくすようにしましょう。聞き取りにくい点は遠慮せずに確認してください。

また、面接中の態度や言葉遣いも評価の対象となるため、ビジネスにふさわしいコミュニケーションを心がけましょう。質問に対して明確に答えられるよう、事前に想定される質問への回答や自己アピールのポイントを整理しておくと安心です。

意思疎通で勘違いが起こらないよう、曖昧な表現は避け具体的な言葉で伝えることも大切。専門用語を使用する際は、相手の理解度に合わせて話しましょう。

契約内容の確認を怠る

契約内容の確認を怠ることも、面接後の失敗の原因となるため、注意が必要です。特に、契約面で注意するのが「偽装請負」に当たらないかという点。企業のオフィスで常駐したり、直接指示を受けたりする形態は偽装請負のリスクがあります。業務委託であるにもかかわらず、雇用関係のような働き方を強制される場合は違法となる恐れがあるため、契約内容を正確に理解し、疑問点は契約前に必ず確認しましょう。

契約書の法的なリスクについては、状況に応じて専門家に相談し、口頭での約束はせずに文書化するのが大切です。契約後は、契約書と実際の業務内容にズレが生じていないか定期的に確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。

過度な単価交渉で信頼を損なう

業務委託の面接中に過度な単価交渉をすると、信頼を損い、契約まで進まない可能性があります。単価交渉をする際は、自分のスキルを市場の相場と照らし合わせて客観的に判断し、実力に見合った単価を提示しましょう。市場の相場から大きく外れて単価交渉してしまうと、常識外れや自己認識不足といった悪い印象を与えてしまうかもしれません。

交渉では、企業側との長期的な信頼関係構築を優先し、企業側の状況や予算感を考えた現実的な提案をしましょう。企業は、稼働前にはスキルの判断ができずに急な単価アップができない場合も多いので、稼働後の段階的なアップを提案すると受け入れられることがあります。単価交渉の際は根拠を明確に示し、一方的な要求ではなく、お互いが納得できるような交渉にしましょう。

エージェント・Hagiwara

単価や契約条件の交渉、言いづらいことほど私たちに任せてください。フリーランスの方が不利にならないよう、相場感をふまえて企業と調整し、トラブルの芽も事前に潰していきます。

面談では伝えづらいこともフォローできるので、ご自身の希望は率直にお伝えいただければ大丈夫です。

業務委託の面接に関するよくある質問

業務委託の面接を初めて受けるとき、多くの人が「これって聞いていいの?」「正解はあるの?」と戸惑います。ここでは、実際によく聞かれる疑問に対して、実務に即した視点でお答えします。

業務委託の面接で「選考落ち」することはある?

業務委託の面接は条件のすり合わせが目的ですが、企業のニーズと合わなければ契約に至らないことも珍しくありません。スキルや経験がマッチしない、コミュニケーション面に不安がある、稼働日数や報酬条件が折り合わないなど、理由はさまざまです。

「選考」というより、「契約相手としての適合性を見ている」と考えるとよいでしょう。案件ごとに求められる要件は異なるため、事前に内容を確認し、的確に応えられる準備をしておくことが大切です。

面接時の服装は?

業務委託の面接時の服装は、正社員の面接に比べると服装の自由度が高く、ビジネスカジュアルが一般的。Tシャツや短パン、サンダルなど、カジュアルすぎる服装は避け、ジャケットや襟付きシャツ、チノパンやスラックスがおすすめです。

なお、金融や法律関連などの業界の案件で働く場合は、よりフォーマルな服装が求められる場合もあります。どちらか迷った場合は、フォーマルな服装を選びましょう。

清潔感を重視し、匂いや汚れ、シワなどにも注意しましょう。オンラインと対面どちらの面接であっても、同じような服装で臨みましょう。オンライン面接では背景や照明にも気を配り、対面の場合は派手なアクセサリーや香水は控えめにすることを意識してください。

単価交渉はいつ行うべき?

単価交渉は「面接時」と「企業との信頼関係ができた後」に行うことが多いです。新規契約の面接時には、仕事内容と同時に報酬も相談するのが一般的。市場相場や企業側の事情を踏まえつつ、自分のスキルや経験を基に単価交渉しましょう。

面接で単価交渉をする場合、業務が始まっていない状態なので、はっきりと単価を上げる根拠を示す必要があります。面接前にエージェントのサイトやフリーランス向けのサイトから市場相場を調べておき、自分のスキルと照らし合わせておきましょう。

単価交渉は、企業側との信頼関係ができた後の方が成功する場合も多いといわれているため、タイミングを見極めるのが重要です。

エージェント経由と直接契約の面接の違いは?

エージェント経由と直接契約の面接では、進め方が異なります。エージェント経由の面接では、まずエージェントとの事前面接から始まるのが特徴。企業面接は、エージェントが同席する場合もあります。エージェントが同席すると、進行役を務めてくれたり質問を代わりにしてくれたりといったメリットがあります。

一方、直接契約の面接は企業担当者によって進行されるのが基本です。直接契約の場合は、自分で企業情報を集め、質問事項も自分で考える必要があるでしょう。

エージェント経由では、条件交渉をエージェントが代行してくれることも多いですが、直接契約では全て自分で行います。また、エージェント経由は面接のやりとりはスムーズですが、直接契約の方が自由に質問できるため、企業の本音を聞きやすいというメリットがあるのです。具体的には、以下の記事が参考になりますので、ぜひ読んでみてください。

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面接時に聞いてはいけないNG質問は?

面接時に聞いてはいけないNG質問は、調べれば分かる基本情報や説明済みの内容を繰り返し質問することです。同じような質問を何度も聞くと、しつこいと思われることもあるでしょう。

また、給与や待遇に関する質問ばかりするとマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。質問する際は、さまざまな角度から聞けるようバランス良く質問を準備し、給与について聞く場合は、それだけを聞くのではなく他の質問と組み合わせると良いでしょう。

他の案件や競合他社と比較するような質問や企業の過去のプロジェクト失敗例など、否定的に思われるような質問も避けるべきです。案件で求められる役割や準備しておくべきことなど、前向きな質問を心がけましょう。

希望条件と合わなかった場合の対応は?

希望条件と合わなかった場合は、まず交渉できる可能性があるのかを見極めましょう。例えば、単価面で折り合いがつかない場合は、業務範囲や稼働時間の調整を提案するという代替案があります。

譲れない条件と妥協できる条件を自分の中ではっきりさせ、短期的な条件だけでなく、将来のキャリアアップに役立つかといった長期的な視点で判断することも大切です。スキルアップや業界での実績作りにつながる案件なら、一時的に条件面で妥協することも考えましょう。

また、将来的な単価アップや契約条件の見直しについて確認するのもおすすめです。企業によってはスキルレベルにより単価を設定している場合もあるため、長期で契約しながら徐々に単価アップを目指す方法もあります。

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まとめ

業務委託の面接は、選考ではなく条件のすり合わせの場です。事前準備として、市場相場の把握や職務経歴書づくり、確認事項のリストアップなどは必須。面接ではスキルや実績のアピール、稼働条件のすり合わせなどが求められます。フリーランスは自分で企業と直接やり取りするため、偽装請負など、法的なリスクに悩むこともあるでしょう。

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