フリーランスになることを不安に感じる理由として「仕事探しの方法が分からない」という点があるかもしれません。
一時的に仕事が見つかったとしても、安定して継続的に見つけられるかどうかを不安に感じることもあるでしょう。
そこで本記事ではフリーランスが仕事を探すための5つの方法と安定して受注するコツを解説します。

エージェントサービス「エンジニアファクトリー」では、ITフリーランスエンジニアの案件・求人の紹介を行っています。掲載中の案件は7,000件以上。紹介する案件の平均年商は810万円(※2023年4月 首都圏近郊のITエンジニア対象)となっており、スキルや言語によって高条件の案件と出会うことができます。
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フリーランスの主な仕事探しの方法5選とメリット・デメリット
フリーランスが案件を探す5つの方法を解説します。それぞれの「メリットとデメリット」「獲得できる仕事の種類」「単価の傾向」について見ていきましょう。
1-1 1.エージェント
まず、フリーランス向けのエージェントサービスを利用するという方法があります。登録すると「実績・スキル」「単価」「希望の働き方」などの条件に合った案件を紹介されるというサービスです。
エージェントサービスの担当者が案件を探してくれるので、自分で仕事を探すために時間を割かずに済むというメリットがあります。単価の高い案件や非公開の案件が見つかりやすい点もメリットです。
エージェントサービスは通常無料で利用できるので、登録しておいて損はありません。ほかの方法と併せて利用すれば、効率的に仕事を探すことができます。
サービスごとに紹介できる仕事の種類が異なるため、目的に合わせて利用することが重要です。「エンジニアファクトリー」は、IT業界専門のエージェントで、IT/Web系のフリーランス案件を豊富に取り扱っています。
1-2 2.クラウドソーシング
次に、クラウドソーシングを利用して、フリーランス向けの案件を検索するという方法もあります。
クラウドソーシングとは、クライアントが業務委託の案件を不特定多数のワーカーに依頼できるサービスです。サイト上で契約締結から報酬の受け取りまで可能で、気軽に利用できる便利さから、多くの企業が利用しています。
フリーランスにとっては、気軽に仕事を検索できることがメリットです。未経験者歓迎の仕事も多くあり、フリーランス初心者が実績を作る目的でも利用できます。
ただし単価の低い案件も多くあるため、仕事内容をよく確認しながら利用することが重要です。 基本的には納品物ベースで案件の依頼がくるのでフリーランスのデザイナーさんが仕事探しをする際に向いているサイトと言えるかもしれません。
1-3 3.求人サイト
企業の求人情報や採用ページを検索できる求人サイトでも、フリーランスの仕事探しができます。
クラウドソーシングと比べると雇用契約の求人が多い傾向がありますが、業務委託契約の案件も登録されていることがあるため、フリーランスでも利用可能です。
また一時的に企業と雇用契約を結んでから、その後フリーランスへ移行するという方法もあります。契約社員やパート・アルバイトとして働いた実績を利用して、フリーランスとしての仕事を始めるという方法です。
ただし求人サイトには多種多様な求人があるため、条件に合った仕事を探すのに手間がかかるというデメリットがあります。検索する際は「フリーランス エンジニア 仕事」 や「フリーランス 30代 仕事」など複数キーワードで検索するといいでしょう。年齢が高いと案件がないのではないかと思う方もいるかと思いますが、40代・50代歓迎、60代でも活躍してますという案件もあるので探してみるといいでしょう。
1-4 4.SNS
フリーランスが仕事を探すためにSNSも利用可能です。
企業の担当者がSNS上で「このような人材を募集しています」などの投稿をしていることがあります。投稿のリンクから、採用ページなどに移動して、求人の詳細を確認できるという流れです。
多くの場合は雇用契約を結ぶ前提の案件ですが、イラストレーターやライターなど、フリーランスのクリエイター向けの案件が募集されることもあります。
とはいえ頻繁に投稿されるものではないため、ほかの方法を利用しながら「並行してSNSもチェックする」という使い方がおすすめです。
1-5 5.企業の採用ページ
企業の公式ホームページなどにある採用ページをチェックするという方法もあります。
採用ページに掲載されている求人は通常、雇用契約が前提の内容ですが、業務委託契約での募集が全くないわけではありません。
また、掲載内容から「その企業は今、人材を必要としている」ということが確認できます。その企業に対して直接交渉することで、フリーランスとしての案件を獲得できるかもしれません。
求人サイトなどに掲載されていない場合には、競争率が低いことが期待できるのがメリットです。
飛び込み営業に近い感覚ですが、チャレンジしたい企業があれば採用ページをチェックしてみましょう。
フリーランスが自分に合う仕事の探し方を選ぶポイント
フリーランスとしての仕事を探すために、どの方法を選べばよいのでしょうか。自分に合った探し方を選ぶ6つのコツを紹介します。
2-1 職種・キャリアパス
希望する職種を見つけやすい方法で仕事を探しましょう。
エージェントや求人サイトごとに得意とする業種・職種が異なります。自分の希望する仕事内容に合ったサービスを選ぶことが重要です。
まずは「エンジニア」「デザイナー」「マーケター」「コンサルタント」など希望する職種を明確にしましょう。今の段階で参画しやすい職種だけでなく将来的にどのような職種で働きたいのかを計画し、キャリアパスの形成に役立つ職種を選ぶことも重要です。
例えば「エンジニア」でも、「上流」「管理」「開発」など方針を定めてキャリアパスを描いたうえで、それに沿う案件を探すことがポイントです。さらにより細かい「Web制作」というジャンルでも、専門知識を深めてエンジニアやデザイナーとしての実績を積みたいのか、それとも将来的にはディレクターなどの管理職に就きたいのかによって、選ぶべき職種が変わってきます。
フリーランスとしてのキャリアパスに沿った方法で仕事を探しましょう。
2-2 スキル・経験
自分のスキルや経験に合った探し方を選ぶことも重要です。
例えば専門性の高い「エージェント」は、比較的スキルの高い人材向けのサービスです。一方「クラウドソーシング」はオールマイティで、実績がなくても応募できる案件も多くあります。
まずは初心者向けの方法で仕事を探し、実績ができたら専門的なサービスに移行するなど、スキルと経験に合わせて仕事の探し方を変えることも重要です。
フリーランス案件では即戦力が求められるようになるため、仕事を通じて常にスキルアップしなければなりません。そのためには自分のスキルと経験に合った方法で仕事を探す必要があります。また、そうして出会う案件に対して、「この案件に参画して身につくスキルによって、今後、自分の市場価値が高まるか」も考えましょう。
2-3 案件数
できるだけ、保有する案件数の多い求人サイトやエージェントを利用することも重要です。
案件数が多いサービスの方が希望する条件に合った仕事を見つけやすくなります。特に「自分の希望する職種の案件数」で比較しましょう。非公開案件を多く保有するエージェントなど、ほかのサービスでは見つからないような案件を紹介してくれるサービスを利用することも重要です。
また複数のエージェントに同時に登録しておけば、好条件の仕事を紹介してもらえる可能性がさらに増えます。
2-4 報酬
利用する求人サイトやエージェントについて、登録されている案件の報酬金額でも比較しましょう。
希望する職種の単価相場を比較して、できるだけ「高単価の案件が多いサービス」で仕事を探すことが重要です。
ただし報酬の高い案件を獲得するにはスキルと実績が必要という点に注意しましょう。
実績が少ないうちは単価が低い案件が多いサービスを利用してでも、まずは実績を作ることを優先した方がよい場合があります。
2-5 働き方
希望する働き方の案件が多く登録されているかどうかも比較しましょう。
「リモート・在宅の案件が多い」や「週2〜3日の案件が多い」など、利用するエージェントや求人サイトごとに選べる働き方が異なります。
「こだわり条件」などの機能を利用して案件を検索し、希望する条件に合った案件が多いかどうかを比較しましょう。
2-6 サポート
利用するサービスのサポート体制を比較することも重要です。
例えば求人サイトの多くは自身で仕事を探す仕組みで、一部のサービスを除いてサポート体制が用意されていないこともあります。
クラウドソーシングでは、使い方のサポートサービスや福利厚生の付帯サービスが用意されていることがありますが、仕事探しは基本的に自己責任です。
エージェントサービスは、担当のコーディネーターが仕事探しやクライアントとの交渉を代行してくれるので、手間の削減になります。
できるだけサポートの充実したサービスを利用することが重要です。
フリーランスが着実に仕事を獲得するためには
フリーランスとしての仕事を着実に獲得し、成功するために、どのような点を意識すればよいのでしょうか。以下に挙げる3つのポイントが重要です。
3-1 複数の受注源を確保する
1つの取引先に絞るのではなく、複数の取引先とのつながりを保つことが重要です。
「フリーランス白書2020」によると、年収が高いフリーランスほど多くのクライアントと取引しており、「800万円以上」のグループのうち32.3%もの回答者が10社以上と取引しています。
複数のエージェントに登録しておくなど、案件の「受注源」を多くするように意識しましょう。そうすることで仕事の供給量が増えれば、「複数の選択肢から良質な案件を選ぶ」ことも可能になります。
案件の「量」と「質」を保つために、複数の受注源を確保することが重要です。
3-2 信頼を積み重ねる
継続的・安定的な仕事の受注にはクライアントとの信頼関係が欠かせません。
納品物の品質が高いことはもちろん、納期を厳守することや、スムーズなコミュニケーションができることなど、信頼関係に影響する要素はさまざまです。
メールやチャットにはすぐに返信し、丁寧な文面を心がけるなど、小さなことでもクライアントへの印象に大きな影響を与えます。
フリーランスとしての評価や評判は口コミとして広がり、次の案件の紹介につながることも珍しくありません。
評価と信頼関係を構築することを意識して、1つひとつの案件に対応していきましょう。
3-3 ポートフォリオを充実させる
実績や作品集などをまとめたポートフォリオを充実させることも、仕事の獲得に影響する要素です。 特にWebクリエイターやITエンジニアにとってポートフォリオは、「何ができるか」を効果的に伝える強力なツールとなります。
過去の仕事で携わったWebサイトやアプリケーション、自主制作の作品などでポートフォリオに掲載できるものを整理しておきましょう。
エージェントサービスのプロフィールやブログなどにポートフォリオを掲載することで、それを見た新規クライアントからの受注が期待できます。
フリーランスが仕事探しをする際の注意点
フリーランスが仕事を探すうえで注意するべき3つのポイントを解説します。
4-1 条件を細かく確認する
フリーランス案件を契約する前に、その仕事内容や条件を十分に確認しましょう。以下の点などに注目してください。
- 職務範囲・仕事の進め方
- 納品の方法 報酬の金額と条件
仕事の内容が「想定したものではなかった」というトラブルを避けるため、どの工程までを担当するかという「職務範囲」や、使うツールやミーティングの回数など「仕事の進め方」をよく確認しましょう。
「納品の方法」についても納品物のデータ形式などをよく確認し、自分のスキルで対応できるかどうかをチェックします。
報酬の「金額」だけでなく、それを得るまでにどれほどの期間やリソースが必要になるかという「条件」についても、十分に確認することが重要です。
以上の点について、案件詳細に記載がない場合には、こちらから問い合わせて確認しておきましょう。
4-2 良質な案件を見極める
案件の職種や仕事内容としてのレベル・質も見極めましょう。
スキルが身につかない案件や、実績として弱い案件などは避けることも重要です。
仕事がない状態だと、低単価の案件でも飛びつきたくなるかもしれません。とはいえ無闇に仕事を受注するのではなく、長期的な視点でプラスになる案件を選んで契約しましょう。
例えば客先常駐型の案件では「仕事のない期間が長い」「案件の期間が短い」という懸念を持つ企業もいるので注意が必要です。
4-3 特定の方法に固執しない
特定の探し方だけに固執せず、さまざまな方法を試すことも重要です。 例えば求人サイトやクラウドソーシングで仕事を探すにはコツが必要で、探すタイミングによっては条件に合った案件が少ないこともあります。
1回は上手くいったとしても、次回以降も成功するとは限りません。
この記事で紹介した探し方を全て利用するつもりで、あらゆる方向から仕事を探していくことが、安定して仕事を得るコツだといえます。
継続的に優良案件を獲得するならエージェントの活用も

フリーランスが仕事を探すには、求人サイト・クラウドソーシング・SNSなどを使って自分で探す方法と、エージェントサービスに代行してもらう方法の2種類があります。
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