フリーエンジニア・IT/WEB業界の求人案件

       
2024/08/19

【2023年】セキュリティエンジニアの年収・給料は?1,000万は可能?収入アップの方法も解説

カテゴリ キャリア
【2023年】セキュリティエンジニアの年収・給料は?1,000万は可能?収入アップの方法も解説

「セキュリティエンジニアの年収はどのくらい?1,000万もらうことは可能?」「セキュリティエンジニアとして年収を増やすには、具体的に何をしたらいい?」

セキュリティエンジニアへの転職を考えている方の中には、上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この記事では、セキュリティエンジニアの年齢別の平均年収や収入アップの方法を解説していきます。

エージェントサービス「エンジニアファクトリー」では、ITフリーランスエンジニアの案件・求人の紹介を行っています。紹介する案件の平均年商は810万円(※2023年4月 首都圏近郊のITエンジニア対象)となっており、スキルや言語によって高条件の案件と出会うことができます。

氏名やメールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒ですぐにサポートを開始できます。案件にお困りのITフリーランスの方やより高条件の案件と巡り合いたいと考えている方は、ぜひご登録ください。

セキュリティエンジニアの年齢別の平均年収

まず初めに、セキュリティエンジニアの年齢別の平均年収を紹介します。令和3年分民間給与実態統計調査求人ボックスdodaの平均年収ランキングを参考に、独自に調査を行いました。

20代の平均年収

20代のセキュリティエンジニアの平均年収は、約350万円です。

20代のセキュリティエンジニアは、まだ経験が浅いため比較的年収は低めです。しかし、近年はセキュリティの重要性が高まっていることから、経験を積むにつれて年収がアップしていく傾向にあります。

また、一般的な新卒の初任給は約21万円程度であるため、年収にすると約300万円となります。そのため、セキュリティエンジニアの年収は、同世代の他の職種と比較しても高めに設定されています。

30代の平均年収

30代のセキュリティエンジニアの平均年収は、約530万円です。20代と比較すると年収が大幅にアップしていることがわかります。

30代のセキュリティエンジニアは、ある程度の経験やスキルを身につけているため、要件定義などの上流工程に携わる機会が増えてきます。加えて、管理職に就き、マネジメントスキルを発揮する場面も増えるため、より責任のある仕事を任されるようになります。

また、資格取得やセミナーに積極的に参加しスキルアップをすることで、さらに年収アップを期待することができます。

40代の平均年収

40代のセキュリティエンジニアの平均年収は、約620万円です。30代と比較するとさらに年収がアップしています。

40代のセキュリティエンジニアは、豊富な経験と専門的な知識を持っているため、セキュリティコンサルタントのように、企業や組織のセキュリティを統括する重要なポジションを任されるようになります。

また、マネジメントや若手社員の教育などの業務も担うようになるため、年収も仕事内容に応じて高くなります。

セキュリティエンジニアの雇用形態別の平均年収

続いて、セキュリティエンジニアの雇用形態別の平均年収を紹介します。求人ボックスフリーランススタートを参考に、調査を行いました。

正社員の平均年収

正社員のセキュリティエンジニアの平均年収は約458万円です。

正社員のセキュリティエンジニアの年収には、経験やスキル、勤務する企業の規模や業界によって差があります。大企業や外資系企業では、セキュリティ対策に多額の予算を割り当てることが多く、年収も高くなる傾向です。

一方で、中小企業やスタートアップ企業では予算の制約があるため、年収は低めになりやすいです。しかし、福利厚生の一環として株式報酬やインセンティブを支給する企業もあり、年収が低くなり過ぎないように調整されることもあります。

フリーランスの平均年収

エンジニアファクトリーが保有するセキュリティエンジニアの案件単価は、平均70.4万円/月となっています。(2024年7月時点)年収換算では844.万円で、正社員よりも高い年収が期待できることがわかります。案件によって求められるスキルや業務内容が異なるため、高度なスキルや豊富な実務経験を持つフリーランスは、さらに高額な報酬を得られるでしょう。

フリーランス案件の月額単価には幅があり、高額案件では200万円/月のものもあります。このような高額案件は、特定の専門分野における深い知識や技術力、またはマネジメントスキルを持つセキュリティエンジニアが獲得しやすい傾向です。

セキュリティエンジニアの年収が高い理由とは

セキュリティエンジニアの年齢別の平均年収からもわかるように、セキュリティエンジニアは同世代よりも年収が高くなっています。その理由は以下の2点が考えられます。

  1. セキュリティ対策が必要不可欠となっているため
  2. スキルや経験が求められるため

1.セキュリティ対策が必要不可欠となっているため

近年、ランサムウェアやDDoS攻撃など、さまざまなサイバー攻撃が頻発しており、サイバー攻撃の脅威はますます高まってきています。また、ITが私たちの生活に欠かせないものとなっている現代社会において、企業や組織は顧客情報や財務情報など、さまざまな機密情報を取り扱っています。

これらのことから、企業や組織のセキュリティ対策は必要不可欠なものとなっています。セキュリティ対策を怠り、サイバー攻撃による被害が発生すると、企業は顧客や株主からの信頼を失うだけでなく大きな損害を被る可能性があります。

セキュリティエンジニアは、企業や組織のセキュリティ対策を行うために重要な役割を担っています。そのため、セキュリティエンジニアの需要が高まり、年収も高くなる傾向にあります。

2. スキルや経験が求められるため

セキュリティエンジニアには、幅広い知識やスキルが求められます。具体的には、以下のようなスキルや経験です。

  • ネットワークやシステムの知識
  • セキュリティ対策に関する知識やスキル
  • 法律に関する知識
  • 暗号化や認証技術に関する知識
  • プログラミングスキル
  • セキュリティインシデントの対応スキル

セキュリティ対策の重要性から、セキュリティエンジニアの需要は高まっています。

しかし、これらのスキルや経験を身につけるためには、日々の勉強や実務経験などが必要となります。そのため、上記の専門的な知識や経験を持つセキュリティエンジニアは依然として不足し、セキュリティエンジニアの年収が他の職種に比べて高くなっています。

セキュリティエンジニアで年収1,000万円を目指すには

セキュリティエンジニアで年収1,000万を目指すことは可能です。そのためにまずは、専門的な知識やスキルを身につけ、セキュリティエンジニアとしての経験を積むことが欠かせません。例えばネットワークセキュリティやアプリケーションセキュリティ、クラウドセキュリティ等、特定分野で強みを持つようにしましょう。

また実務経験では、大規模なプロジェクトに参加した経験や、複雑なシステムに関わる経験、ゼロイチのセキュリティ構築経験等が評価されやすいでしょう。

次の章で、具体的にどのようなポイントがセキュリティエンジニアの年収を上げることになるのかを見ていきましょう。

セキュリティエンジニアの年収を上げるポイント

ここからは、セキュリティエンジニアが年収を上げるポイントについて、以下の5点を紹介します。

  • 難易度の高い資格を取得する
  • 管理職を目指す
  • 外資系企業に転職をする
  • セキュリティコンサルタントへのキャリアチェンジを目指す
  • フリーランスとして働く

難易度の高い資格を取得する

セキュリティエンジニアとして年収を上げるには、難易度の高い資格を取ることが一つです。具体的におすすめする資格は以下のとおりです。これらの資格については次の章で解説します。

  • CCNP
  • CCIE
  • 公認情報セキュリティマネージャー(CISM)
  • 情報処理安全確保支援試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験

上記の資格を取得することで、セキュリティエンジニアとしてのスキルの高さを証明することができ、年収アップにつながります。また、CISMやCCIEなどの高難易度の資格を所有していると、転職時にも役立ちます。

管理職を目指す

セキュリティエンジニアが年収を上げる方法として、管理職を目指すことが挙げられます。企業や経験にもよりますが、セキュリティエンジニアの管理職であれば、年収は800万円以上にもなります。

管理職は主に「プロジェクトの進捗管理」や「品質管理」「プロジェクトメンバーの育成」などを行います。そのため、管理職はリーダーシップの他にマネジメント能力やコミュニケーション能力など、求められるスキルが多くなります。そのため、管理職になることで年収アップが可能となります。

外資系企業に転職をする

セキュリティエンジニアが年収を上げる方法として、外資系企業に転職することが挙げられます。

外資系企業は、成果主義であり、求められるスキルが高くなっています。成果をあげればあげるほどインセンティブが増えるため、高いスキルや経験のあるセキュリティエンジニアであれば外資系企業に転職することで年収を上げることが可能です。

ただ注意したいのが、外資系企業は福利厚生が少ない傾向にあることです。日本企業が福利厚生の手厚さを重視する一方で、外資系企業では福利厚生にかかる費用を報酬として還元する方針とするところが多いようです。外資系企業への転職の際には、福利厚生の有無、内容を入念にチェックするようにしましょう。

セキュリティコンサルタントへのキャリアチェンジを目指す

セキュリティエンジニアが年収を上げる方法として、セキュリティコンサルタントへのキャリアチェンジを目指すこともおすすめできます。セキュリティコンサルタントの仕事内容は、顧客情報をサイバー攻撃から守るため、企業のセキュリティレベル向上のための施策の提案や支援を行います。

具体的な仕事内容は以下の通りとなります。

  • セキュリティ戦略の立案
  • マネジメント支援
  • 運用サポート
  • リスク評価

セキュリティコンサルタントへのキャリアチェンジは難易度が高いですが、その分年収も上がるので挑戦する価値はあります。

フリーランスとして働く

セキュリティエンジニアが年収をあげる方法として、フリーランスとして働くことが挙げられます。

フリーランスITエンジニアの案件を6,000件以上掲載しているエンジニアファクトリーでセキュリティエンジニアの案件単価を見てみると月60〜100万円が多くなっています。平均単価では70.4万円で、年収換算すると844.8万円です。

フリーランスのセキュリティエンジニアは、会社員として働くより高い年収を期待できることがわかります。しかし一方で、フリーランスは案件を獲得できないと収入を得られないため、安定した収入を得ることが難しい、というリスクがあります。

案件参画までをスムーズにして収入のない期間をなくすためには、フリーランス就業支援のエージェントを活用しましょう。エンジニアファクトリーでは案件検索~応募ができるだけでなく、業界経験豊富なキャリアコンサルタントがプロジェクト参画を徹底サポ―ト。あなたに合った案件をご紹介するので、営業活動に時間をかける必要はありません。案件紹介から受注まで最短24時間以内で、スムーズな案件参画が可能です。

セキュリティエンジニアの年収を上げるためにおすすめの資格

先ほど紹介した、セキュリティエンジニアの年収を上げるためにおすすめの資格について詳細に解説していきます。

  1. CCNP
  2. CCIE
  3. 公認情報セキュリティマネージャー(CISM)
  4. 情報処理安全確保支援試験
  5. 情報セキュリティマネジメント試験

CCNP

CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、シスコシステムズ社が実施するネットワークエンジニアのプロフェッショナルレベルの資格です。

CCNA(Cisco Certified Network Associate)の上位資格であり、大規模ネットワークの設計、構築、運用、セキュリティに関する高度なスキルと知識を有していることを証明できます。そのため、セキュリティエンジニアが年収を上げるためには取得しておきたい資格となります。

CCIE

CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)は、CCNPの一段階上の難易度でエキスパートレベルの資格です。

CCIEの試験は、実技試験とラボ試験(筆記試験)の2つに分かれています。ラボ試験に合格すると実技試験を受験することができるようになり、両方の試験に合格することで資格認定されます。

CCIEは、ネットワークの知識やスキルを証明する資格の中で最も取得が難しい資格であるため、取得することが出来れば他のセキュリティエンジニアとの差別化が可能となります。

公認情報セキュリティマネージャー(CISM)

公認情報セキュリティマネージャー(CISM)は、情報システムコントロール協会(ISACA)が認定する情報セキュリティの資格です。

公認情報セキュリティマネージャーの資格を取得すると、企業や組織の情報セキュリティ担当として、リスク管理や情報セキュリティに関する戦略などをマネジメントするスキルの証明が可能となります。

公認情報セキュリティマネージャーに認定されるには、試験に合格後、情報セキュリティの実務経験を5年以上、かつそのうちの3年はセキュリティマネジメント経験を積むことが必要となります。

情報処理安全確保支援試験

情報処理安全確保支援試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する、サイバーセキュリティに関する国家資格です。この資格を取得することで、インシデント対応と事業継続などのセキュリティマネジメントやセキュリティ運用などの技術を有していることを証明することが可能です。

また、情報処理安全確保支援士は、情報系試験の中で唯一の「士業」です。「士業」とは、高度な専門知識や技能を有する職業の総称で、情報処理安全確保支援士の他に弁護士、司法書士、税理士、行政書士などが当てはまります。

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、情報処理安全確保支援試験と同様に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する、情報セキュリティマネジメントに関する国家試験です。

情報セキュリティマネジメント試験は午前と午後に分かれており、午前の試験ではネットワークやシステム監査、経営管理、情報セキュリティ関連法規など、情報セキュリティに関わる基礎知識が出題されます。また、午後の試験では実際の現場における情報資産管理やリスクアセスメントなど、情報セキュリティ管理の実践力が問われます。

この試験は今まで紹介した試験より難易度が低く、業種や職種、部門を問わず、企業の情報システム担当者などを対象としています。

セキュリティエンジニアの年収を上げるために必要なスキル

セキュリティエンジニアが年収を上げるためには、スキルアップも欠かせません。ここでは、身につけておきたいスキルについて解説します。

  1. セキュリティにおける深い知識・スキル
  2. コミュニケーションスキル
  3. マネジメントスキル
  4. 法律や制度の知識

セキュリティにおける深い知識・スキル

セキュリティエンジニアが年収を上げるためには、セキュリティにおける深い知識とスキルが必要です。これには、ネットワーク・システム・アプリケーションに関するセキュリティ技術、データ保護技術などの幅広い分野が含まれます。

知識・スキルの習得には専門書籍を活用するだけでなく、実務経験を通じてスキルを高めていくこともおすすめです。セキュリティ関連のプロジェクトに参加し、実際のシステムやネットワークを扱うことで、理論だけでない実践的なスキルを得られます。

セキュリティにおける深い知識とスキルを身につけるために、理論的な学習と実践的な経験の両方をバランス良く取り入れましょう。

コミュニケーションスキル

セキュリティエンジニアとして年収を上げるためには、技術的なスキルだけでなく、優れたコミュニケーションスキルも必要です。セキュリティ対策は技術的に複雑なものが多く、十分に理解していないクライアントや他部門のスタッフに対して、わかりやすく説明する能力が求められます。

たとえば、セキュリティリスクの報告・対策の提案を行う場合は、専門用語を使わずにリスクの本質を伝えることで経営層が判断しやすくなります。また、クライアントや他部署との対話を通じて、要望を的確に把握する姿勢も大切です。専門用語を避けて、わかりやすく説明できるよう、語彙力や話し方を日頃から磨いていきましょう。

マネジメントスキル

セキュリティエンジニアが年収を上げるためには、マネジメントスキルも大切です。プロジェクト管理のほか、チーム内でリーダーシップを発揮することで、組織全体のセキュリティレベルを向上できます。

マネジメントスキルを高めるには、リーダーとしてチームを率いる経験を積むことをおすすめします。メンバーの能力に応じて役割分担を行い、予算・スケジュールを意識してプロジェクトを遂行することで、俯瞰して物事を見るスキルが身につくでしょう。

マネジメントスキルを磨くことで、後に年収の高いプロジェクトマネージャーへの転向もしやすくなるため、リーダー経験のチャンスがあれば積極的に引き受けましょう。

法律や制度の知識

セキュリティエンジニアが年収を上げるためには、法律や制度に関する知識も不可欠です。とくに、情報セキュリティに関連した規制についての知識は、企業がコンプライアンスを守るために重要な役割を果たします。

たとえば、個人情報保護法やGDPR(一般データ保護規則)の規制は、個人データの収集・使用・保存に厳しい基準を設けています。セキュリティエンジニアが法律に精通し、適切なデータ保護対策を講じるための助言ができれば、企業は法的リスクと顧客からの信頼低下を回避できるでしょう。

法律や制度の知識を持ち、リスクへの対策ができると市場価値が高まり重宝されるため、スキルの習得をおすすめします。

セキュリティエンジニアが求められている業界

セキュリティエンジニアが求められている業界9つを順番に紹介します。

  1. コンサルタント
  2. セキュリティベンダー
  3. ECサイト
  4. メーカー・製造業
  5. SIer系企業
  6. 金融機関
  7. 官公庁・行政機関
  8. インフラ業
  9. 小売・卸売業

コンサルタント

コンサルタント業界では、企業の情報セキュリティ戦略の策定やリスクアセスメントを行うために、セキュリティエンジニアが必要です。

コンサルタントとして働くセキュリティエンジニアは、クライアント企業の現状を分析し、最適なセキュリティ対策を提案します。これにより、企業はサイバー攻撃のリスクを最小限に抑え、コンプライアンスを維持することができます。

クライアント企業のセキュリティ強化に大きく貢献することから、今後もセキュリティエンジニアの需要が伸びていく業界と言えるでしょう。

セキュリティベンダー

セキュリティベンダーは、セキュリティ製品を開発・提供する企業で、製品の設計・開発・脆弱性の評価・顧客サポートなどにセキュリティエンジニアが欠かせません。高度な専門知識を持つセキュリティエンジニアは、製品の品質を保証し、顧客の信頼を獲得する役割を担います。

また、顧客向けにセキュリティ教育やトレーニングを実施することもあります。セキュリティエンジニアは、最新の脅威と対策についてのセミナーを開催し、顧客のセキュリティ意識を高める役割です。製品と顧客からの信頼性を向上させるためには、欠かせない存在ですしょう。

ECサイト

ECサイト業界でのセキュリティエンジニアは、データ保護や不正アクセス防止のための対策を実施し、顧客情報の安全確保が求められています。とくに、オンラインショッピングの普及にともない、個人情報やクレジットカード情報の保護が重要です。

具体的な仕事として、データ漏洩が発生した場合に、速やかに被害を封じ込めて影響を受けた顧客に対して適切な通知と対応が求められます。顧客情報の保護と企業の信頼維持に不可欠な存在なため、セキュリティエンジニアの需要はますます高くなっていくでしょう。

メーカー・製造業

メーカー・製造業界での製品開発・生産管理においても、セキュリティエンジニアが求められています。とくに自動車・航空機・医療機器などの分野では、サイバー攻撃が直接安全性に影響を及ぼすため、高度なセキュリティ対策が必要です。

セキュリティエンジニアは、設計段階からセキュリティを考慮し、製品の安全性を確保します。ほかにも、データ暗号化やアクセス制御の利用で、企業の知的財産を守っています。生産プロセスでセキュリティを強化できる技術力を持つエンジニアは重宝されるでしょう。

SIer系企業

SIer(システムインテグレーター)系企業では、クライアントのITシステムの設計・構築・運用を行っており、セキュリティエンジニアが不可欠です。求められているのは、システムの脆弱性を評価し、適切なセキュリティ対策を実装する役割です。

また、SIerは多くの業界と取引があるため、各業界特有のセキュリティ事情に対応しなければなりません。さらに、問題発生時には、システムの隔離・攻撃経路の特定・修復作業の実施・再発防止策を含めた対応が重要です。セキュリティエンジニアの需要は今後も増えるでしょう。

金融機関

銀行や証券会社などの金融機関では、安定的なシステム稼働・情報保護のために、セキュリティエンジニアが欠かせません。膨大な量の個人情報や金融データを安全に扱えるよう、高度なセキュリティ対策を設計・実装しています。

また、金融機関ではリアルタイムでの脅威監視が必要となり、セキュリティエンジニアは24時間365日体制でネットワークの監視を行っています。異常な活動や攻撃の兆候を検知した場合、迅速に対応して被害を最小限に抑えることが必要で、金融機関でのセキュリティエンジニアのニーズは絶えないでしょう。

官公庁・行政機関

官公庁・行政機関では、国民の個人情報や機密データの保護のために、セキュリティエンジニアが求められています。システムの安全性を確保し、外部からの攻撃を防ぐための対策を講じています。また、政府機関においては、国家レベルのセキュリティ戦略の策定にも関与する場面もあるでしょう。

官公庁や行政機関では、サイバー攻撃のリスクが高いため、リアルタイムでの監視が必要です。国家や公共のセキュリティをさらに強化することが求められており、セキュリティエンジニアはますます重宝されるでしょう。

インフラ業

インフラ業界におけるセキュリティエンジニアは、社会基盤を支える重要な役割を担っています。インフラにはサービスの継続性と安全性が求められるため、システムの脆弱性を評価し、サイバー攻撃からの防御策を講じることが不可欠です。

また、物理的な攻撃を防止するために、発電所・配電施設への不正アクセスを防ぐための監視カメラ・アクセス制御システムを導入する役目も担います。社会の安定を支えるために高度なセキュリティ対策が重要で、そのためにセキュリティエンジニアは必要とされるでしょう。

小売・卸売業

小売・卸売業界におけるセキュリティエンジニアは、顧客データの保護と取引の安全性を確保するために重要な役割を担っています。オンラインショッピングの普及で、顧客の個人情報やクレジットカード情報を扱う機会が増え、それにともなうセキュリティリスクも増加傾向です。

また、セキュリティエンジニアは、顧客データの保護・オンライン決済の安全性確保・不正アクセスの防止などを担当します。フィッシング対策やパスワード管理について、従業員に向けた研修実施も行い、セキュリティの意識向上に今後も貢献するでしょう。

セキュリティエンジニアの求人の特徴

セキュリティエンジニアの求人の特徴

セキュリティエンジニアの求人では、スキルや経験が重要視されるのが特徴です。企業や組織の情報資産を守る重要な役割を担うセキュリティエンジニアは、特に情報セキュリティに関する資格や、実務経験を求められるケースが多いです。

またセキュリティエンジニア求人の特徴として、近年、サイバー攻撃が頻発によりセキュリティエンジニアの需要が高まっていることから求人数が増加していること、年収が高い傾向にあることも挙げられます。大手企業や外資系企業では、年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。

セキュリティエンジニアの求人ならエンジニアファクトリー

セキュリティエンジニアの求人ならエンジニアファクトリー

セキュリティエンジニアの求人ならエンジニアファクトリーがおすすめです。エンジニアファクトリーは、ITエンジニアのフリーランス支援に特化したエージェントです。セキュリティエンジニアの求人も豊富に扱っており、経験やスキルに合わせて最適な求人を紹介してもらえます。

エンジニアファクトリーの特徴は、以下のとおりです。

  • 経験豊富なキャリアアドバイザーによる、一人ひとりに寄り添ったサポート
  • 非公開求人も多数保有
  • 高額年収と再受注率が業界トップクラス

完全無料ですので、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

氏名やメールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒ですぐにサポートを開始できます。案件にお困りのITフリーランスの方やより高条件の案件と巡り合いたいと考えている方は、ぜひご登録ください。

まとめ

この記事では、セキュリティエンジニアの年収や収入アップの方法について解説してきました。

  • 情報セキュリティの重要性が高まり、年収が高くなる傾向にある
  • 高難易度の資格を取得することで、セキュリティエンジニアとしてのスキルや知識をアピールできる
  • スキルや経験が豊富な方はフリーランスとして独立するのもおすすめ

セキュリティエンジニアは、企業や組織の情報資産を守るために、常に新しい技術や知識を学び続ける必要があります。サイバー攻撃の脅威は日々進化しており、それに対抗するためには、最新のセキュリティ動向を把握し自らのスキルや知識をアップデートすることが大切です。