フリーエンジニア・IT/WEB業界の求人案件

       
2024/07/09

PM(プロジェクトマネージャー)とは?仕事内容や求められるスキル、年収について

カテゴリ キャリア
PM(プロジェクトマネージャー)とは?仕事内容や求められるスキル、年収について

システム開発プロジェクトの全責任と管理を担うPM(プロジェクトマネージャー)。プロジェクトを成功に導くため、PMの業務は多岐にわたり、高いスキルが求められます。

本記事では、PMの具体的な仕事内容や必要なスキル、年収、持っておくとよい資格について解説しています。PMを目指している人や興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

エージェントサービス「エンジニアファクトリー」では、ITフリーランスエンジニアの案件・求人の紹介を行っています。紹介する案件の平均年商は810万円(※2023年4月 首都圏近郊のITエンジニア対象)となっており、スキルや言語によって高条件の案件と出会うことができます。

氏名やメールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒ですぐにサポートを開始できます。案件にお困りのITフリーランスの方やより高条件の案件と巡り合いたいと考えている方は、ぜひご登録ください。

PM(プロジェクトマネージャー)とは?

PMとはProject Manager(プロジェクトマネージャー)の略称です。頭文字をとって、PMと表記されたり、プロマネと呼ばれたりすることもあります。PMはプロジェクトの全体的な管理、全責任を担う役割を担っています。
例えば、プロジェクトの立ち上げ、期間やコスト、品質、人員、リスクなどの計画を設定し、実行、進歩状況の管理などです。プロジェクトを的確なマネジメントで成功へ導き、納期までに成果物を納め、会社の利益を最大化することがPMには求められます。そのためプロジェクトが成功するかは、PMの力量によって大きく左右されます。

PM (プロジェクトマネージャー)とPL(プロジェクトリーダー)の違いは?

PM(プロジェクトマネージャー)とPL(プロジェクトリーダー)は仕事内容や管理対象が異なります。
PLは、計画されたプロジェクトを実行する役割を担い、管理対象はプロジェクトメンバー全員です。一方でPMはプロジェクトの計画、管理を担当します。管理対象には、プロジェクトメンバーに加え、クライアントや経営陣、株主なども含まれます。
つまり、PMはPLと比べて、プロジェクトの計画から携わり、プロジェクトに関わる全ての人と円滑なコミュニケーションを行いながら管理していく必要があるため、より広い範囲でプロジェクトに携わっていると言えます。

PM(プロジェクトマネージャー)の仕事とは?

PMの仕事はプロジェクトを遂行し、会社の利益を最大化することです。計画の作成からプロジェクト完了までの、初めから終わりまで取りまとめる、非常に重要な役割を担います。PMの仕事は大きく3つの仕事に分けられます。

システム開発計画の作成

システム開発計画を作成することは、PMの大きな仕事の一つです。PMはクライアントとのやりとりの中でニーズを把握し、プロジェクトの目的・目標を明確にしていきます。クライアントや経営者、責任者などを交えて情報を共有しながら予算や納期の交渉を行い、最終的にPMが開発計画書を取りまとめます。
開発計画書を作成後は、具体的なスケジュールや各フェーズの工数などを算出し、人員計画も決定。その後、クライアントと最終調整をして予算・納期・システムの内容を決定してシステム開発を進めます。

プロジェクトチームの編成と対人関係の調整

PMは、システム開発計画をもとにチーム編成も行います。メンバーのスキルを考慮して最適なチーム編成をしなければなりません。社内で人員が足りないときは、外注の検討も必要です。無駄なコストを発生させないためにも、適切な人員配置がPMには求められます。
編成したチームで円滑にプロジェクトを進めていくには、チーム内のコミュニケーションが重要視されます。そのため、対人関係の調整もPMには重要な仕事のひとつです。あらゆる場面で、クライアントや経営者、そのほか関係者とチームメンバーとの橋渡しの役割を担います。

プロジェクトの推進・管理・開発後の評価

進捗状況を確認しながら、予定通りにプロジェクトを管理・進行する役割もPMの重要な仕事です。納期へ向けてプロジェクトを進めていく中で、トラブルが起きたときはPMが問題解決へ導きます。クライアントへ報告や交渉、開発チームへの対応など、プロジェクト進行中PMには柔軟な対応が求められます。
成果物の納品後は、完成したプロジェクトに対する評価を行い、今後のプロジェクトのノウハウとなるようプロジェクト完了報告書も作成します。

PM(プロジェクトマネージャー)に求められるスキルは?

PMはプロジェクトの総合的な責任を担う立場なので、一つのスキルだけ突出するのではなく、必要なスキルをバランスよく兼ね備えていることが理想的です。PMに求められるスキルは主に次の3つです。

  • 管理スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 計画・提案・問題解決スキル

管理スキル

PMは限られた納期と予算の範囲内で成果物をクライアントへ提出しなければなりません。そのためには的確な管理スキルが求められます。PMはプロジェクト全体に携わるため、スケジュールや予算、リスクなど管理する項目は多岐にわたります。人員も過不足なく配置し、状況に応じて調整が必要です。また自分だけでなく幅広い視野で、チームメンバーや関係者の進捗状況を見ながら、ペース管理できるスキルが求められます。

コミュニケーションスキル

PMは、チームメンバーのみならず、クライアントや経営者、社内他部署、外注先など多くの人と関わりながら仕事を進めます。それぞれ立場や関係性が異なる中、プロジェクトを円滑に進めるには、高いコミュニケーションスキルが求められます。例えば、プロジェクト進行中に何か遅れが発生した場合、クライアント対応やチーム内の調整に追われることもあります。適切なコミュニケーションとリーダーシップで、プロジェクトに携わる人々をまとめる力が必要です。

問題解決スキル

プロジェクト開発において問題が発生した際も、常に冷静に対処し、問題を解決に導くスキルはPMにとって必須です。問題への対処が遅れると、スケジュールに支障をきたすことも。その結果、クライアントやチームメンバーから信頼を失います。
問題発生時はPMの責任ある行動と、的確な判断、スピード感を持って対応し問題解決へ導くスキルが求められます。プロジェクト全体を見て、どのような障害や問題が起きる可能性があるのかをリスクマネジメントしておき、問題が起こったときに迅速に解決できることがPMに求められるスキルです。

PM(プロジェクトマネージャー)の業務に役立つ資格

PMになるために資格は必要ありませんが、資格を有していると仕事の獲得や転職の際、スキルの証明として役立ちます。また資格の勉強を通じて仕事を進める力などの知識が深まるでしょう。代表的な2つの資格を紹介します。

プロジェクトマネージャー試験(PM)

プロジェクトマネージャー試験は、経済産業省所管の情報処理推進機構(IPA)が認定している国家資格です。計画の策定やチームマネジメント、リスク管理、分析など幅広い専門知識とスキルを証明します。プロジェクトマネージャー試験を有していると、年収増加や好条件での転職、キャリアアップに役立つでしょう。

参考:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)プロジェクトマネージャー試験(PM)

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP®)

PMP®とはPMI本部(アメリカのプロジェクトマネジメント協会)が認定している、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。プロジェクトマネジメントに関する経験や教育、専門知識を有していることを証明するためのものであり、プロジェクトマネジメントスキルの評価基準として、広く認知されています。

参考:一般社団法人 PMI 日本支部 PMP®資格について

PM(プロジェクトマネージャー)の平均年収は?

プロジェクトマネージャーの平均年収は733.6万円(※1)、月額に換算すると約61万円です。
勤務先の規定によって異なりますが、PMはSEやプログラマとしてキャリアをスタートし経験を積んだ後、キャリアアップによりPMに就くのが一般的とされているため、情報処理技術者の中では給料水準が高くなります。
参考までに、2017年に経済産業省から発表されたデータでは、SE・プログラマー(顧客向けシステムの開発・実装)の平均年収は593.7万円となっています。

※1出典:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)
※参考:経済産業省 2017年8月IT関連産業の給与等に関する実態調査結果

PM(プロジェクトマネージャー)の将来性・キャリアパスは?

IT業界の需要がある限り、PMは必要とされるポジションのため将来性は高いといえるでしょう。PMを経験後、キャリアアップとしてさまざまな職種の選択があります。PMの代表的なキャリアパスを3つ紹介します。

  • PMO (プロジェクト マネジメント オフィス):マネジメントを専門的に推進するための部門を指しており、高いマネジメントスキルを要します。PMの補佐の役割を担うこともあります。
  • ITスペシャリスト:経済産業省が策定した高いITスキル基準に達する人材。システム開発の現場でIT技術をより極めていきたい人に向いています。
  • ITコンサルタント:IT技術を活用してクライアントの問題を解決・提案するコンサルティングの専門家。高いコミュニケーションスキルが必要です。

PM(プロジェクトマネージャー)の求人ならエンジニアファクトリー

PMの求人なら、IT業界に精通しているコンサルタントに相談できるエンジニアファクトリーがおすすめです。エンジニアファクトリーでは、ライフスタイルに合わせて働きたい、スキルアップしたいなど、一人ひとりの具体的な希望に合った求人の紹介に注力しています。担当コンサルタントとの面談を通して、自分の適性に合った案件を提案してもらえることも。エンジニアファクトリーでは非公開案件も豊富にあります。PMになりたい方は、IT業界の話やPMの求人状況について、エンジニアファクトリーのコンサルタントと面談をしてみてはいかがでしょうか。

下記サイトから、どのようなPMの案件があるのか参考にしてください。

氏名やメールアドレス・使用できる言語を入力するだけで、簡単60秒ですぐにサポートを開始できます。案件にお困りのITフリーランスの方やより高条件の案件と巡り合いたいと考えている方は、ぜひご登録ください。

まとめ

PM(プロジェクトマネージャー)まとめ

PM(プロジェクトマネージャー)とはプロジェクトの総合的な管理と責任を担う、重要なポジションです。クライアントへのヒアリングからシステム開発、開発後のレビューまで業務は多岐にわたります。そのためプロジェクトが成功するかどうかは、PMの力量によって左右されます。

PMは需要があり将来性も高い職種です。しかし高い技術や知識、経験を求められるため、常に最新技術にも目を向け学び続ける姿勢も大切です。PMを目指す人は技術やコミュニケーションスキルを磨くことでスキルアップを目指していきましょう。