2024/03/04

厚生労働省的には36歳までポテンシャルだけど、スマートキャンプ、訓練校いけばエンジニアになれる?何歳までキャリアチェンジできるの?

カテゴリ 働き方
厚生労働省的には36歳までポテンシャルだけど、スマートキャンプ、訓練校いけばエンジニアになれる?何歳までキャリアチェンジできるの?

近年、私たちの生活にはIT技術が必要不可欠となってきました。しかし、テクノロジーの進化と共にエンジニアの需要は高まる一方、日本ではエンジニア不足が深刻です。

そのため、未経験者でも採用をする企業も少しずつ増えてきており、エンジニアへキャリアチェンジを考えている人も多いのではないでしょうか。エンジニアへのキャリアチェンジを決めたものの、本当になれるのか?年齢に上限があるのか?という不安もあるかもしれません。

今回はエンジニアのキャリアチェンジの実態について具体的に解説していきます。

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未経験でもITエンジニアになれるか?

未経験でもエンジニアにキャリアチェンジできる可能性は十分にあります。理由としては、やはりITエンジニアの人材が圧倒的に不足している現状が続いているためです。ポテンシャル採用という形で未経験者の採用をしている企業もあり、チャンスは十分にあると言えるでしょう。しかし、高度な知識と技術力が求められる専門職であるため、事前に基礎知識を付けておくことは必須になります。

最近では、職業訓練校やスマートキャンプのような全くの未経験者に対して基礎知識や技術を教えてくれる場所もあるので安心です。実際に訓練校に通い就職できた人は多く存在するため、訓練校やスクールなどをうまく活用し、就職することは可能と言えますが近年は未経験からエンジニア目指す方が増えてきてますので競争率は高くなってきています。

エンジニアに向いている人の特徴

エンジニアへのキャリアチェンジに興味はあっても、適性がなければ実際に仕事として続けていくのは難しいかもしれません。エンジニアは高度な知識と技術力が求められる職種であるため、常に新しい技術や知識に関心を持って努力し続けることが大切です。またエンジニアは地道に作業を行うことになるため、苦にならない人の方が適性はあると言えるでしょう。以下では具体的にそれぞれの適性について解説します。

新しい技術や知識に関心がある人

IT技術は日々進化しており、新しい技術も常に生まれています。そのため、エンジニア職は先進的な技術をうまく活用できる人材の方が価値が高まるのです。他にないアイディアや知識を積極的に取り入れることができる人材になれるかがカギ。自らがユーザー視点に立ち、「やってみたい」「使ってみたい」という視点を持てると理想です。新技術に対して情報収集や交換しながら、一から学ぶことが苦にならないタイプはエンジニアに適性があると言えるでしょう。

地道な作業ができる人

エンジニアの仕事と言っても多岐に渡りますが、いずれもシステムやサービス、アプリケーションの開発や設計に携わることになります。組織体制は企業によっても異なるものの、システムやアプリの完成に向けて設計、製造、テストなど、様々な工程を地道に踏んでいくのです。また、制作の途中でエラーや不具合が生じた場合には原因追求から修正までも行うことになります。このように完成までの過程を地道にコツコツ積み上げられる人の方が適性があると言えるでしょう。

常に自己研鑽ができる人

エンジニアはシステムやサービス、アプリの開発や設計を行う仕事ですが、その先には必ずユーザーの課題解決というミッションがあります。つまり、ユーザーが課題と感じていることをシステムやアプリを提供することで最善の形で解決するということです。そのためには妥協することなく、新しい知識や技術をインプットし、アイディアを出していくというサイクルを常に回していく必要があります。言われたことだけを行うのではなく、トライアンドエラーを繰り返してより良いものを作れる人がエンジニアとして重宝されるでしょう。

エンジニアへのキャリアチェンジは何歳まで?

巷ではエンジニアの定年は35歳という定説があり、未経験からのキャリアチェンジに年齢制限があるのか?を気にする方も多いでしょう。結論としては「明確な基準は存在しないが30歳までが有利」と言えます。そもそもエンジニアの定年が35歳と言われている理由は「エンジニアも体力勝負」であり、35歳以上になると「マネジメントへのステップアップを見据える」から。よって、35歳以下で実務経験を積んでマネジメント層に上がるというのが王道です。そのため、やはり未経験の場合は30歳までのキャリアチェンジが有利です。ただし、未経験であっても転職先の業種に精通している場合は採用されやすいケースもあります。年齢で諦める必要はないですが、今後のキャリアプランについてはよく検討しておきましょう。

年代別:未経験プログラマーに求められること

キャリアチェンジの年齢制限は明確に設けられていないものの、同じ未経験であっても求められることは年代によって変わってきます。やはり若ければ若いほど、これから時間があるため、求められることの難易度は低くなるのです。企業側は若者に対してエンジニアとしてのスキルはもちろん、社会人として教えて育てようと考えています。逆に年齢が上がるほど、エンジニアスキルだけでなく社会人としての基本スキル(コミュニケーション能力や文書作成能力)に対する期待値が高くなるのです。これらを理解した上でキャリアチェンジを検討することをおすすめします。

新卒〜20代前半

20代前半まではエンジニアになる上では一般的な年齢です。企業側としても将来性を買って採用しているので「今はできなくても教えて育てていく」というスタンス。そのため、最低限の知識さえ持っていれば、実績は問われることは少ないでしょう。どちらかと言えば、ポテンシャルの有無の方が重要視される傾向にあります。ここでいうポテンシャルというのはエンジニアの適性や伸び代です。粘り強く地道に作業が続けられるか、常に自己研鑽ができるか、新しい技術に興味があるか、などのポテンシャルの有無を重視されています。

20代後半

20代後半までであれば、未経験であっても十分エンジニアになれる年代ではあります。第二新卒という形でキャリアチェンジを狙う方もいるでしょう。この年代は未経験だったとしても基本的には即戦力を期待されることもありますので、Githubなどで自身の実力を認めてもらうのもよいでしょう。

就職経験があるのであれば、過去の経験をどのように活かせるかをうまくアピールすることが大切です。例えば、「チームリーダーの経験がある」「新人教育経験がある」などと言えると効果的。就業経験がなくても、自身の過去の経験がどれくらい活かせるかという視点に立ってアピールできると良いでしょう。

30代以降

30代以降からは企業としては今後、マネジメントクラスへの昇進も考える年代に突入します。企業側は第一線のエンジニアとしてのスキルのみならず、リーダーとしてのポテンシャルを期待しています。社内のエンジニアをまとめてプロジェクトを牽引し、他部署や社外関係者とコミュニケーションが取れるような人材であることが望ましいでしょう。また技術面においてはすぐに一人前になるのは難しいため、長期的には相当な努力が必要です。そのため、粘り強く目標に向かって取り組めない場合は難しいでしょう。

エンジニアへキャリアチェンジするためにやっておいた方が良いこと

ITエンジニアへキャリアチェンジすることが決まれば、準備を始めましょう。まず、ITエンジニアは技術力が求められる専門職になるため、一定のスキルを身につけておく必要があります。手ぶらで転職活動をしても採用は難しいでしょう。また、スキルを身につけたところで、実務上どれだけ貢献度があるかは図れません。そのため、評価してもらうために資格を取ったり、自分のサービスを作ったりしてみると良いでしょう。

自分で一定のITスキルを身につける

全くゼロの状態でエンジニア転職は難しいため、キャリアチェンジを決めた段階から自分自身で一定のITスキル(主にプログラミング)を身につけるようにしましょう。職業訓練所やオンラインスクールなどで学ぶことも方法の一つです。費用や時間があまり割けない場合でも書籍や学習サイトなどを有効活用し、触れることから始めてください。ITエンジニアはプログラミング言語を使うことが基本になるため、取り組みやすい言語や企業側が求めている言語を事前に学んでおくと有利でしょう。

資格を取得する

いざ、ITエンジニアに必要なプログラミングスキルを勉強してもレベルは測りづらいものです。実際に作成したソースコードを見せられるようになれば力量はある程度測れます。しかし、書類選考の時点ではソースコードを見てもらえる機会は少ないのが実態です。書類選考通過のためにも、履歴書に記載可能な公的資格があれば有利に働きます。資格=即戦力とはなりませんが、一定のスキルを持っているという時点で教育コストがかからないというアピールはできます。

自分でアプリやシステムを作る

ITエンジニアとしてのスキルをアピールするために有効なのは学んだスキルでアプリやシステムを自作することです。実際にアプリやシステムをポートフォリオとして提示することで自分の設計・開発スキルを目にわかる形で評価してもらうことができます。自分で動くアプリやシステム開発をするには時間と労力がかかるので、もちろん簡単なことではありません。しかし、実際に動くシステムやアプリを作ることができるレベルになってようやくエンジニアとしてスタート地点に立てるのです。

高いコミュニケーション能力を身につける

ITエンジニアといってもパソコンに向かって作業するだけでなく、他部門の人とやりとりをすることになります。例えば、クライアントとの打ち合わせでは、相手側の課題を汲み取って問題解決する力が必要です。つまり、相手の話を聞く能力や的確に答える能力などの高いコミュニケーション力が求められるのです。普段からコミュニケーションを円滑に取れるような言葉遣いや表現力を鍛えたり、ロールモデルになる人を探してみたりするといいかもしれません。

エンジニアへのキャリアチェンジで失敗しないコツ

エンジニアは専門職であるため、実際にやってみないとわからないこともたくさんあります。ここでは転職してから後悔しない・失敗しないためのコツを見ていきましょう。

  • 企業が求めるスキルを習得する

各企業が求めるスキルを習得しておけば人材価値は高まります。

  • 自分のキャリアの棚卸しをする

自分のキャリアを見直し、転職後のキャリアプランを明確にすることで実感を持って働けることができるでしょう。

  • 情報収集を徹底する

「自分と思っていた仕事と違う」とならないためにも、会社自体や職場の雰囲気など含めて客観的に情報を集めることが大切です。

まとめ

今回はエンジニアへのキャリアチェンジについて解説しました。昨今のエンジニア不足ということもあり、未経験の採用は今後も増えてくるでしょう。しかし、高度な知識と技術が求められる専門職であるからこそ、適性を見極めて事前に知識を学んだりしておくことが求められます。また、就職できたとしても、常に新しい技術や情報を追い続けることが必要不可欠です。これらの覚悟と高いモチベーションがあってこそ、未経験からエンジニアになることができると言っても過言ではありません。しっかり自分自身と向き合って、納得のいくキャリアチェンジができるようにしてくださいね。