PM(プロジェクトマネージャー)案件とは?仕事内容や高単価案件獲得のコツとキャリア戦略

PM(プロジェクトマネージャー)案件とは?仕事内容や高単価案件獲得のコツとキャリア戦略

「PM(プロジェクトマネージャー)案件に興味があるけれど、具体的な仕事内容や高単価案件の獲得方法がわからない」と、悩みを抱える方も多いでしょう。

PMは豊富な経験と高いスキルをもつことで、安定した高収入を得ることができます。特に、高単価案件を獲得するためには、適切なキャリア戦略と、案件に対する正しいアプローチが重要です。

本記事では、PMの具体的な仕事内容や単価相場を詳しく解説します。さらに、どうすれば高単価案件を効率よく獲得できるか、そのコツについてもご紹介します。

PMとして高収入を得たい方や、キャリアアップを目指す方にとって、本記事は今後の戦略を考える上で大いに役立つ内容となっています。

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この記事の目次
  1. PM(プロジェクトマネージャー)案件とは?
  2. 業務委託のPM案件の単価相場
  3. 業務委託のPM案件を獲得する際の注意点
  4. 業務委託の高単価PM案件を獲得するためのコツ
  5. 業務委託の高単価PM案件を獲得できる人の特徴
  6. 業務委託のPM案件で成功するためのキャリア戦略
  7. PM案件ならエンジニアファクトリー
  8. まとめ

PM(プロジェクトマネージャー)案件とは?

PM案件とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、以下の3つに分けて解説していきます。

  • PM案件の具体的な仕事内容
  • PM案件を受ける際の契約形態
  • PMO案件との違い

PM案件の仕事内容はプロジェクト全体の進行管理、リソース配分、関係者との調整などが主な業務です。契約形態はフリーランスや業務委託が多く、PMO案件との違いは、PMがプロジェクトを統括する一方で、PMOは支援役に回ることがあります。

PMとしてキャリアアップを目指すためには、スキルや知識を的確に身につけることが重要です。高単価なPM案件を獲得したい方は、ぜひ参考にしてください。

PM案件の具体的な仕事内容

PM案件の主な仕事内容は、プロジェクト全体を管理し、成功へ導くことです。まず、クライアントから要望をヒアリングし、それに基づいて開発の計画を策定します。

たとえば、PM案件を受注したシステムエンジニアとして新しいシステムを構築する際には、クライアントの業務ニーズをしっかりと理解し、最適なソリューションを提案します。その後、プログラミングやフレームワークなどプロジェクトに必要なスキルをもつメンバーを選定し、チームを編成します。

プロジェクトが始動した後は、進行管理が重要です。PMはスケジュールや納期、リソース配分を調整し、メンバーに的確な指示を出します。問題が発生した場合も、迅速に顧客との調整を行い、トラブル解決を図ります。納期が遅れそうな場合、顧客とのスケジュールの再調整やリソースの再割り当てが必要になるでしょう。

また、プロジェクト終了後には、成果を振り返り、改善点を洗い出す作業もPMの担当です。これにより、次のプロジェクトでさらなる改善が期待できます。

こうした業務を通じて、PMはプロジェクトの成否を左右する重要な役割を担い、高単価案件の獲得にもつながります。PM案件に挑戦することで、キャリアアップや収入増加が期待できるため、挑戦する価値は十分にあります。

PM案件を受ける際の契約形態

PM案件を受ける際、契約形態は自身のキャリアや働き方に大きく影響をもたらします。一般的には、以下の3つの契約形態があります。

  • 業務委託契約
  • 派遣契約
  • 正社員契約

まず「業務委託契約」は、フリーランスとして働くPMが選ぶことの多い契約形態です。プロジェクトごとに契約を結び、請負契約や準委任契約として報酬が支払われます。

請負契約では納品物に対して報酬が固定されるため、成果に応じた対価を得ることができますが、プロジェクトが難航した場合のリスクは高くなります。準委任契約では、労働時間や使用したリソースに基づいて支払われるので、比較的リスクは少ないですが、労働量に応じて報酬が変動します。

次に「派遣契約」は派遣元企業に雇用され、派遣先企業で働く形態となります。特定の期間内でプロジェクトを進める形態です。企業の指示に従って働くため安定した収入を得やすいですが、契約終了後に収入ゼロの期間ができるなどキャリアプランに影響が出ることもあります。

最後に「正社員契約」は、企業に長期的に雇用される契約です。安定した収入と福利厚生が魅力ですが、プロジェクトの選択権は企業にあり、柔軟性が制限されることがあります。

自身のキャリア戦略に応じて、これらの契約形態を選ぶことで、より自分に合った働き方を実現できます。

PMO案件との違い

PM案件とPMO案件は、どちらもプロジェクトの成功に重要な役割を担いますが、仕事内容や立場に大きな違いがあります。PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体のリーダーとして、進行やリソースの配分、クライアントとの調整など、すべての管理を行います。

たとえば、大規模なシステム開発プロジェクトでは、予算管理やスケジュールの調整を担当し、プロジェクトのゴールを達成するために全体を見渡す必要があります。

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)は、PMをサポートする役割をもつ存在です。PMOはプロジェクトの進捗管理や品質管理を中心に担当し、必要なデータ分析や報告を行うことで、PMが戦略的な判断をできるようサポートします。たとえば、プロジェクトが遅延している場合、その原因を分析し、適切な改善策を提案するのもPMOの役割です。

PMがプロジェクト全体をリードするのに対し、PMOはその一部を補佐しますが、どちらもプロジェクトを成功に導くために欠かせない存在です。PM案件はリーダーシップが求められるため難易度が高いですが、スキルを磨けば高単価の案件獲得も十分に期待できるでしょう。

業務委託のPM案件の単価相場

「業務委託のPM案件の単価相場が気になるが、どれくらい稼げるのだろうか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、PM案件の平均単価は約80万円/月で、想定年収は約960万円です。案件によっては月単価200万円を超えるものもあるので、年収2,000万円を超えることも可能でしょう。

ここでは、業務委託のPM案件における具体的な単価相場について、以下の2点に分けて解説していきます。

  • PM案件の平均単価と想定年収
  • 職種別案件の平均単価比較

PM案件に挑戦したい方や、キャリアアップを目指している方にとって、この情報は役立つはずです。しっかりと単価相場を理解し、自身のスキルを最大限に活かして高単価案件を手に入れるためにも、ぜひ参考にしてください。

PM案件の平均単価と想定年収

PM案件における平均単価や想定年収は、経験やプロジェクトの規模に大きく左右されます。

エンジニアファクトリーが保有するPM案件の平均単価は79.2万円で、×12か月として年収換算で951万円です。これは国税庁の令和4年民間給与実態調査に基づく日本人の平均年収約458万円を大きく上回り、およそ2倍程度の年収を得られる職種といえます。

職種      平均単価/月       年収換算(×12か月)
ITコンサルタント99.7万円1196万円
フロントエンドエンジニア69.9万円838万円
バックエンドエンジニア65.5万円786万円
クラウドエンジニア73.9万円887万円
PM(プロジェクトマネージャ―)79.2万円            951万円
PMO(プロジェクトマネジメントオフィサー)78.0万円936万円
webデザイナー・UIUXデザイナー59.2万円711万円 
Webマーケティング63.9万円767万円 
エンジニアファクトリー保有案件の平均単価(2024年9月時点)

また、年齢を重ねることで経験やスキルが蓄積され、より大規模なプロジェクトを任される機会が増えることで年収も上がっていきます。さらに、IT系の資格を取得することで、PMとしての市場価値を高め、さらに高単価な案件獲得を目指すこともできます。

高収入を得たいと考えている人にとって、PM案件は非常に魅力的なキャリアパスです。大規模なプロジェクトを成功させたときの達成感や、キャリアのステップアップによる年収の向上を目指して、ぜひ挑戦してみてください。

職種別案件の平均単価比較

プロジェクトマネージャー(PM)案件の単価は、一般的にも他のITエンジニア職種と比べて高い傾向があります。

たとえば、経済産業省のIT関連産業の給与等に関する実態調査結果 ではPMの平均年収は約891.5万円となっています。これに対して「高度SE・ITエンジニア」は778.2万円、「SE・プログラマ」は593.7万円、「IT運用・管理」は608.6万円と、PM案件の単価がほかの職種より高いことがわかります。

PMは技術的な知識に加え、リーダーシップやコミュニケーション能力など、プロジェクト全体を指揮する役割をもつため、ほかのITエンジニアよりも高い報酬が期待できます。

高単価なPM案件を狙うためには、技術力だけでなくビジネス的な視点やチームをまとめる力が必要です。これにより、ITエンジニアとしてのキャリアアップも加速できるでしょう。

業務委託のPM案件を獲得する際の注意点

業務委託のPM案件をインターネットで探していると「本当に高単価の案件が取れるのか?」と疑問に思うことがあるかもしれません。

インターネット上のPM案件には以下の3つの特徴があります。

  • 単価相場を下回る案件が多い
  • 地雷案件がある
  • 競争力が高くなかなか案件を獲得できない

ここでは、業務委託のPM案件をインターネットで獲得する際に知っておきたい注意点を詳しく解説します。適切な注意を払うことで、時間を無駄にせず、高単価な案件を効率的に見つけることができるようになります。

単価相場を下回る案件が多い

業務委託のPM案件をネットで探す際、単価相場を下回る案件も多い点に注意が必要です。例えばクラウドソーシングなど大規模なサイトでは競争が激しくなりやすく、相場よりも低い単価での案件がよく見られます。

低単価の案件では、スキルや経験に見合わない報酬で働くことになり、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。特にPMは責任が大きく、適切な報酬が得られないと続けていくのが難しくなる恐れもあります。

そのため、案件を選ぶ際には自分のスキルや経験に合った報酬設定かどうかをしっかり確認することが重要です。高単価の案件を目指すなら、自分の強みや実績をアピールし、信頼を得ることで相場に見合った報酬を得られるチャンスが広がります。

地雷案件がある

業務委託のPM案件をネットで探す際には、地雷案件に注意することも重要です。たとえば、クライアントの要望が不明確な場合、プロジェクトの方向性が途中で変わることが多く、結果として納期が大幅に遅れる可能性があります。

また、プロジェクト進行に問題がある場合、リソースが不足していたり関係者間のコミュニケーションが円滑に行われないことがあります。すると、PMとしての業務がスムーズに進まず非常に困難になるでしょう。

地雷案件を回避するためには、事前に以下の2つのようなプロジェクトの詳細をしっかり確認することが大切です。

  • クライアントの要求や期待値が明確か
  • 必要なリソースやスケジュールが現実的か

特に、過度なスコープの変更が予測される場合や、過去にトラブルが多いクライアントは避けるべきです。適切な案件を選ぶことができれば、高単価案件を安定して獲得できる可能性が高まります。慎重な案件選びが、PMとしてのキャリアを成功に導く鍵です。

競合が多くなかなか案件に参画できない

業務委託のPM案件を獲得する際、競争が激しいことが課題となります。特に、PM案件は高いスキルを要求されるぶん報酬が高くなること、キャリアパスが開かれているなどから、エントリー数が多くなります。そのため、案件を獲得するハードルが高くなりやすいのです。

競争力を高めるには、PMとしての自己PRや実績の見せ方に工夫が必要です。具体的には、過去に成功させた案件プロジェクトのデータや、PMとしてどのようにチームをリードして成果を上げたかを示すことで、ほかの応募者との差別化ができます。

また、PM案件は特に即戦力を求められることが多く、リーダーシップやプロジェクト管理ツールの知識などを強調することが、競争を勝ち抜くためのポイントとなります。

業務委託の高単価PM案件を獲得するためのコツ

「業務委託のPM案件を探しているけれど、なかなか高単価の案件に巡り合えない」と悩んでいませんか?結論としては、業務委託の高単価PM案件を獲得するコツは以下の3つです。

  • 非公開案件をもつエージェントを活用する
  • ネットワーキングを活用する
  • リファラルから紹介してもらう

高単価なPM案件を獲得できると、報酬だけでなくキャリアの成長やスキルアップも実現できます。特に、エージェントから提供される非公開案件は競争率が低く、条件の良いPM案件が見つかりやすいのが大きなメリットです。

また、ネットワーキングやリファラルを活用すれば、信頼できるクライアントや案件の紹介を受けやすくなり、継続的な案件獲得が期待できます。PMとして今後のキャリアを成功させるために、ぜひこれらのコツを取り入れて、高単価案件を獲得しましょう。

エージェントで非公開案件を獲得する

高単価なPM案件を獲得したいなら、エージェントを活用して、自身のスキルや経験に合った案件を提案してもらうのがおすすめです。エージェントはネット上に公開している案件の他に、非公開案件も持っています。

非公開案件とは、企業が一般的な求人サイトや公募で公開しない特別な求人のことです。たとえば、企業の戦略的なプロジェクトや重要なポジションで募集がかかることが多く、高単価であるケースが一般的です。

これらの非公開案件は、エージェントを通じてしか知ることができません。特に「エンジニアファクトリー」は、7,000件以上の公開案件があり、非公開案件も多数保有しています。そのため、高単価案件を効率的に探すことができます。IT業界の知識が豊富なキャリアコンサルタントが、あなたのライフスタイルやキャリアに合わせたPM案件を提案するため「キャリアに見合っていない」と困ることがありません。

「より高単価な案件を探している」「会社員からフリーランスへ移行したい」と考えている方は、エンジニアファクトリーのコンサルタントに相談することで、理想の案件に巡り合えるでしょう。

非公開案件にアクセスできると、ほかの人には見つけられない貴重なチャンスを手に入れることができるので、モチベーションを高めながらPMとしてのキャリアアップを進められます。

ネットワーキングを活用する

高単価のPM案件を獲得するには、技術スキルに加え、ネットワーキングを積極的に活用することも重要です。特に業務委託のフリーランスPMとして成功するには、人脈を広げ、質の高い関係を築くことが必要です。

フリーランス協会の調査では、61.6%のフリーランスが「人脈を通じて仕事を得た」という結果があり、ネットワーキングの重要性が明確です。たとえば、業界の交流会やセミナーに参加することで、共通の課題をもつ企業やプロジェクト関係者と直接つながることができます。すると、案件獲得のチャンスが広がり、信頼関係を築くことで安定した案件を確保できるでしょう。

SNSやビジネスマッチングアプリも効果的なツールです。特にLinkedInなどのプロフェッショナルなSNSを活用することで、自分の実績やスキルをアピールし、企業とのつながりを強化できます。

また、前職の同僚やクライアントとの関係を維持することも、高単価なPM案件の獲得に役立ちます。信頼関係が既にあるため、スムーズにプロジェクトを進行できるうえ、新たなPM案件を紹介される機会も増えるでしょう。最終的には、積極的にネットワーキングをつくることが、高単価なPM案件獲得への大きな一歩となります。

リファラルから紹介してもらう

高単価のPM案件を獲得するうえで、リファラルは非常に有効な手段です。リファラルは過去のクライアントや同僚など、信頼できるネットワークを通じて案件を紹介してもらう方法です。特にPMのようなポジションでは、信頼関係が重要なため高評価を得やすいです。

リファラル案件は、過去に一緒に仕事をした人が評価してくれるので、スキルや実績を理解したうえで紹介され、よりマッチした案件を獲得しやすくなります。

また、紹介を得るためには日頃からのフォローアップも欠かせません。たとえば、過去に一緒に仕事をしたクライアントに定期的に連絡を取り、最近の活動や成果を共有すると良いでしょう。すると、あなたがプロジェクトで成功していることを伝えることができ、PM案件が発生した際に紹介してもらえる可能性が高まります。

リファラルを積極的に活用することで自ら営業をかけることなく、より効率的に高単価なPM案件を獲得できるチャンスを広げられます。そのため、信頼を築き、維持することが案件獲得の成功への近道と言えるます。

業務委託の高単価PM案件を獲得できる人の特徴

業務委託で高単価なPM案件を獲得するには、どんな特徴をもつ人が有利なのでしょうか。

結論から言うと、高単価なPM案件を獲得できる人の特徴は以下の3つです。

  • PMとして豊富な実務経験がある
  • チームビルディングとリーダーシップ能力が高い
  • 超上流工程の実務経験がある

PMとしてプロジェクトを成功に導くためには、単に管理スキルが優れているだけではなく、チームの結束力を高め、リーダーシップを発揮できることが重要です。さらに、上流工程、つまりプロジェクトの企画や設計段階から関わった経験があることも大きな強みとなります。すると、あなたの市場価値が高まり、より魅力的な案件に出会うチャンスが広がるでしょう。

この内容を参考に、より多くの高単価なPM案件を獲得し、キャリアアップを目指してみてください。

PMとして豊富な実務経験がある

PMとして業務委託の高単価案件を獲得するためには、豊富な実務経験が欠かせません。特に、複数の業界での経験をもつPMは、様々なプロジェクトに柔軟に対応できるため高く評価されます。

たとえば、IT業界や製造業、金融業界など、異なる分野での経験があるPMは、それぞれの業界特有の課題やプロセスを理解しており、プロジェクトの成功に向けて適切な対策を立てることができます。

また、大規模プロジェクトの管理経験があることも大きな強みです。数百人規模のチームや、長期的かつ複雑なプロジェクトを統括した経験をもつPMは、リーダーシップやコミュニケーション能力に優れていると判断され、高単価案件の獲得がしやすくなります。

こうした経験を積み重ねることで、クライアントからの信頼を獲得し、さらに高単価なPM案件を引き寄せることができるでしょう。PMとしてのキャリアを積む際には、多様な業界や大規模プロジェクトでの経験を積極的に求めることが、高単価なPM案件を獲得するための重要な戦略となります。

チームビルディングとリーダーシップ能力が高い

業務委託の高単価PM案件を獲得するためには、チームビルディングとリーダーシップ能力も非常に重要です。PMとして、様々なメンバーが協力してプロジェクトを成功させるために、チームをまとめる力が必要です。たとえば、チーム内での役割分担を適切に行い、各メンバーの強みを引き出すことができるPMは、プロジェクト全体のパフォーマンスを向上させることができます。

リーダーシップ能力もまた、プロジェクトを成功に導くためには不可欠です。リーダーシップがあるPMは、各メンバーが自分の役割を理解し、自律的に動く環境を作り出せます。そのため、全体のモチベーションが高まり、結果としてクライアントからの評価も高まります。

さらに、問題解決力も高単価なPM案件を獲得するためのカギです。PMは、プロジェクト進行中に発生するさまざまな問題に迅速かつ柔軟に対応できる能力をもつ必要があります。具体的には、進行が遅れている場合は問題の根本原因を特定し、適切な解決策を提示することが重要です。

チームビルディングとリーダーシップ能力を強化するためには、日常的にフィードバックを取り入れ、メンバーとのコミュニケーションを深めることが効果的です。

超上流工程の実務経験がある

業務委託で高単価のPM案件を獲得するためには、プロジェクトの超上流工程に関わった実務経験も非常に重要です。超上流工程とは、プロジェクトの企画段階や要件定義など、システムの全体像を設計する段階を指します。この工程では、顧客のビジネスニーズを的確に把握し、最適なシステムの方向性を提案する力が求められます。

たとえば、企業が新しいシステムを導入する際、経営戦略と連携したシステムの要件を設定できるPMは非常に重宝されます。これにより、プロジェクトが後工程に進む際、円滑に進行することが可能です。超上流工程に強いPMは、クライアントとの信頼関係を築きやすく、その結果として高単価なPM案件につながりやすいのです。

さらに、超上流工程での適切な提案やリスク管理は、プロジェクト全体の成功に大きく影響します。そのため、超上流工程の経験をもつPMは、競合を圧倒する優位性をもつことができます。

「論点」を生むために、言いにくいことも言う。大企業の上流工程で活躍するPM/PMOに話を聞いてみた。

業務委託のPM案件で成功するためのキャリア戦略

PMとして業務委託で働く際、どのように高単価案件を獲得し、キャリアを築いていけばよいか悩んでいませんか?

結論から言うと、業務委託のPM案件で成功するためのキャリア戦略には以下の3つがあります。

  • フリーランスとして独立する
  • 自己ブランディングを強化する
  • フリーランスとしてのキャリアプランを設計する

PMとして業務委託で成功するためには、単にプロジェクトを管理するスキルだけでなく、自分自身を売り込む力や、クライアントの信頼を勝ち取るための戦略的なアプローチが求められます。

自己ブランディングを強化することで、自分をほかのPMと差別化し、クライアントから高い評価を得られるようになります。すると、自然と高単価なPM案件を獲得できるようになり、キャリアの幅を広げていくことができるでしょう。

フリーランスのPMとして成功するために必要なキャリア戦略を知ることで、より効率的にキャリアアップできるようになるでしょう。

フリーランスとして独立する

フリーランスのPMとして独立することには多くのメリットがあります。まず、自由な働き方ができるため、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に案件を選べるのが魅力です。さらに、スキルと実績次第で高単価なPM案件を獲得できる可能性も高まります。たとえば、大手企業のプロジェクトで成功を収めた経験があれば、それが信用となり、次の高単価なPM案件の獲得につながるでしょう。

しかし、フリーランスとしての独立にはリスクも伴います。収入が安定しないことや、PM案件獲得のために営業活動を自ら行う必要があることです。これらのリスクに備えるためには、十分な資金を確保し、ネットワーキングを活用して安定的にPM案件を獲得することが重要です。

フリーランスとして成功するための戦略は、まず専門分野を特化させることです。たとえば、IT業界に強いPMとしてブランディングすれば、その分野での信頼を得やすくなり、IT系のPM案件も継続的に受注できます。

また、最新のプログラミングなどスキルのアップデートを怠らず、新しいツールやプロジェクト管理手法を学び続けることで競争力を維持できます。

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自己ブランディングを強化する

業務委託のPMとして成功するには、自己ブランディングの強化も非常に重要です。自己ブランディングを強化することで、競争の激しい市場でほかのPMと差別化でき、より多くの案件に参画できるようになります。

まず、自分のスキルや経験をしっかりとアピールするためにポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオには、ITエンジニアやPMとして過去に成功したプロジェクトや、リーダーシップを発揮した具体的な事例を盛り込みます。たとえば、リソース管理やリスク対応で成果がでたプロジェクトがあれば、それを詳しく説明することで信頼性を高められます。

次に、SNSを活用して自己発信を強化することも大切です。LinkedInやX(旧Twitter)などのプラットフォームでPMとしての知見や成功事例を発信しておくと、業界内での認知度が向上します。すると、新しいPM案件のオファーが来ることも増えるでしょう。

このように自己ブランディングを強化することで、高単価案件を安定的に獲得しやすくなります。PMとして自信をもって自己アピールし、キャリアの可能性を広げましょう。

フリーランスとしてのキャリアプランを設計する

業務委託のPM案件で成功するためには、フリーランスとしてのキャリアプランをしっかり設計することも重要です。まず、短期的な目標として専門性を高めるためのスキル習得を設定しましょう。

たとえば、アジャイル開発の手法や、JiraやTrelloなどプロジェクト管理ツールの習熟度を高めることが挙げられます。これにより、プロジェクトに迅速に対応できる即戦力として評価され、高単価なPM案件獲得にもつながります。

次に、長期的な目標としては自身のブランディングとともに人脈形成を考慮しましょう。成功するフリーランスのPMは、案件をこなすだけでなく自分の強みを明確にし、クライアントから信頼される存在になっています。SNSやポートフォリオサイトを活用し、自分の実績をアピールすることで、安定的にPM案件を獲得しやすくなります。

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まとめ

この記事では、PM案件の仕事内容や高単価案件を獲得するコツについて解説しました。PM案件に挑戦することで、キャリアアップや収入の増加が期待でき、プロジェクトの成功に貢献する達成感も味わうことができます。

PM案件の仕事は、プロジェクト全体を管理し、進行をスムーズに進める重要な役割をもつため高いマネジメントスキルが求められます。たとえば、リソース配分や進捗管理、関係者との調整などが主な業務です。これらの業務を通じて、PMはプロジェクトの成否に大きく関わります。

高単価なPM案件を獲得するためには、豊富な実務経験やスキルの向上が不可欠です。特に、リーダーシップをもつことや、プロジェクト管理ツールに精通することが有利になります。あなたも高単価なPM案件に挑戦して、IT人材としてさらに成長し、理想のキャリアを築いていきましょう。

ライター:吉武 秀章(よしたけ ひであき)

・プロフィール
大学院で機械工学の修士号を取得。在学中に日本材料科学会で受賞。大手機械系グループ会社に入社し、エンジニアとして機械製品の研究開発および不良原因のシステムデータ解析を担当。現在はフリーランスのWebマーケターとして、SEO/SEM施策の立案および実施、AI記事生成システム構築支援に従事し、元エンジニアとしてIT業界の情報をわかりやすくお伝えしています。
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