【2025年版】ITエンジニアの副業9選!おすすめ案件・収入相場・稼ぐコツを徹底解説

ITエンジニアを続けながら副業を始めるには、どのような副業が良いか、また本業と両立するにはどうすれば良いかを把握しなければなりません。

本記事では、経験3年以上のエンジニア向けに、副業9選と収入相場、案件獲得の方法を中心に解説します。副業レベル別(初心者・中級者・上級者)の特徴や収益目安にも触れながら、法律・税金の注意点、本業と両立するコツまで幅広くまとめました。

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ITエンジニア向けの副業9選と収入相場の目安

さっそく、ITエンジニア向けの副業について詳しく見ていきましょう。本章では、副業9種類の全体像を紹介します。次章以降では、エンジニアのレベル別に最適な副業の選び方をさらに詳しく解説します。

案件ごとの収入相場と単価目安

ITエンジニアが取り組みやすい副業には、さまざまな種類があります。

副業説明月収の目安
Webサイト制作企業サイトやランディングページ制作5万〜30万円程度
Webアプリ開発スマホアプリや業務アプリの開発30万〜100万円程度
システム開発業務システムや社内ツールの開発案件60万〜100万円程度
ITコンサルティングITに関連する課題の解決支援10万〜100万円程度
インフラ構築・運用サーバー構築やクラウドサービス運用20~80万円程度
データ分析BIツール活用やビッグデータ解析など30万〜80万円程度
テスト・QA業務アプリやシステムのテスト・品質保証業務15万〜20万円程度
Webライティングエンジニアに向けたメディアに技術記事を寄稿する仕事5万〜20万円程度
プログラミング講師プログラミングスクールやオンライン講座で教える仕事数万〜20万円程度

副業案件の単価は、スキルレベルや分野、案件の難易度、稼働時間によって大きく変動します。特に、高度なスキルや実務経験が求められるITコンサルティングやインフラ運用の案件は、高単価になりやすい傾向です。さらに、エージェント経由か直接契約かによっても報酬額に差が出るため、案件選びの際は注意しましょう。

【初心者向け】リスクの少ない副業と収入目安

副業初心者のITエンジニアには、リスクが少ない案件から始めるのがおすすめです。ここでは、初期投資が少なく、未経験からでも取り組みやすい副業と収入目安、具体的な案件例をまとめています。

1.テスト・QA業務

アプリやシステムが正しく動作するかをチェックする仕事です。仕様書に沿ってテストし、バグを報告する作業が中心となります。開発経験がなくても対応できる業務が多く、短期間でのスキル習得が可能です。クラウドソーシングサイトやIT派遣サービスを活用すると、案件を探しやすいでしょう。

【案件の例】
スマホアプリの動作テスト・業務システムのバグチェック・Webサイトのリンクチェックや表示確認

【収入の目安】

1ヶ月15万〜20万円程度

2.Webライティング

IT関連の知識や、最新技術をテーマにした記事を執筆する仕事です。自分のスキルレベルに合わせたテーマで執筆できます。開発のスキルが低いエンジニアでも、リサーチやもっている知識を活かして取り組める案件が多いのが特徴です。クラウドソーシングや、ITメディアのライター募集などから案件を獲得できます。

【案件の例】
・エンジニア向けノウハウ記事・プログラミング言語の入門記事・最新ITトレンドやツールの解説記事

【収入の目安】
1ヶ月5万〜20万円程度

3.Webサイト制作

最初はWordPressやWixなどノーコードツールを使った小規模サイトから挑戦しましょう。案件数も豊富で、短期間で実績を積みやすく、初心者にとっては副業の土台作りにぴったりです。初期投資もほとんどかかりません。
クラウドソーシングで「サイト制作」などのキーワードで検索してみましょう。

【案件の例】
WordPressを使ったコーポレートサイト制作・WixやSTUDIOで個人事業主向けサイト制作・ペライチやCanvaで簡単な1枚ものランディングページ制作

【収入の目安】
1ヶ月5万〜30万円程度

副業初心者にとって大切なのは、ハードルの低い案件からスタートして、少しずつ実績を積み上げていくことです。クラウドソーシングやIT系の派遣サービスなどで、初心者向け案件を探せます。リスクが少ない分野から挑戦し、自信とスキルを身につけて、副業収入を安定させる土台を作りましょう。

【中級者向け】安定収入を狙える副業と単価相場

ある程度の経験を積み、スキルが備わっているエンジニアは、副業で安定収入を狙えます。ここでは、特に安定した案件獲得が期待できる副業と単価相場、継続案件につなげるコツを紹介します。

4.Webアプリ開発

アプリ開発は、リピート発注や追加の開発依頼につながりやすく、安定した収入を得やすい分野です。バックエンド・フロントエンド両方に対応できる、フルスタック寄りのスキルがあると、高単価案件に挑戦できるでしょう。規模や稼働時間によって単価が大きく変わります。

【案件の例】
業務システムの開発・SaaS型サービスの構築・予約システムや管理画面の作成

【単価の目安】
1ヶ月30万〜100万円程度

5.インフラ構築・運用

クラウドインフラ構築のスキルがあれば、初期構築だけでなく、運用保守も受託でき、定期的な収入が見込めます。特に、トラブルシューティングやセキュリティ対策のスキルは重宝され、案件単価も高い傾向です。

【案件の例】
AWS環境の設計・構築・クラウド環境の運用保守・サーバー移行やチューニング

【単価の目安】
1ヶ月20~80万円程度

6.データ分析

ビジネスデータの可視化ニーズが高まり、データ分析スキルをもつ人材が求められています。特に、売上データや業務データを見える化するBIツールは、継続的な依頼に発展しやすい傾向にあります。レポート自動化やKPI設定支援など、クライアント業務に直結する案件が多いためです

【案件の例】
データ集計・レポーティング自動化・BIツール設定・ビジネス指標レポート作成

【単価の目安】
1ヶ月30万〜80万円程度

中級者エンジニアは、単発で終わらない案件選びを意識しましょう。継続案件を勝ち取るには、精度の高い成果物だけでなく、コミュニケーション力も大切です。技術力に加えて、信頼関係を築く姿勢が、安定した収入につながります。

【上級者向け】高単価案件と継続案件で稼ぐ方法

充分な実務経験を積み、専門的なスキルを身につけたITエンジニアは、副業でも高単価かつ継続的な案件を狙える段階にあります。ここでは、上級者におすすめの副業を紹介します。

7.システムエンジニア

システム開発業務システムや基幹システムなど、中規模〜大規模な開発案件を担当する仕事です。要件定義や設計から開発、テスト、運用まで、幅広いスキルが求められます。要件を整理する能力や、プロジェクトマネジメント経験が単価アップにつながりやすいです。

【案件の例】
金融系業務システムのリプレイス・ERPシステムの開発やカスタマイズ・医療機関向け診療管理システムの開発

【収入の目安】
1ヶ月60万〜100万円程度

8.ITコンサルティング

企業のIT課題を解決するアドバイザーとして活動する仕事です。単なる技術支援だけでなく、業務改善の提案やDX推進のサポートなど、ビジネス視点も求められます。企業と直接契約を結べれば高単価を実現できます。

【案件の例】
中堅企業のDX推進支援・スタートアップ企業向けITアドバイザー・業務改善のためのIT導入コンサルティング

【収入の目安】
1ヶ月10万〜100万円程度

9.プログラミング講師

プログラミングスクールやオンライン講座で、受講生に指導する仕事です。実務経験をベースに、わかりやすく教えるスキルが評価されます。教える分野によって単価は変動しますが、スクールや企業と直接契約できれば安定収入を実現できるでしょう。

【案件の例】
企業向け社内研修の講師・プログラミングスクールの講師・オンラインプログラミング講座の個別サポート

【収入の目安】
1ヶ月数万〜20万円程度

上級者が副業で高単価・継続案件を獲得するためには、高い技術力に加え、課題解決力、ビジネスへの理解、信頼関係の構築力が欠かせません。人間性も重視されると覚えておきましょう。

また、クラウドソーシングなどを介さず企業と直接契約できれば、中間マージンをカットできるため、報酬を最大化できます。実務経験や専門分野、もっているスキルのレベルによって単価は異なります。実績を積み上げつつ、より高単価の案件にチャレンジしていきましょう。

ITエンジニア向け副業の案件獲得方法とおすすめのサービス

ここでは、副業案件を探すおすすめのサービスやSNSの活用法、直接契約につながる企業への営業について見ていきましょう。

案件獲得の方法とそれぞれのメリット・デメリット

副業案件を探す方法には、いくつか代表的な手段があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

エージェント

エンジニアに特化したエージェントを利用すると、案件の紹介から条件交渉までサポートしてもらえます。高単価案件を多く揃えているエージェントが多い一方、手数料が差し引かれるため、収入が減る点を覚えておきましょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、気になる副業案件に手軽に応募できるのが魅力です。得意なジャンルや条件にしぼって検索し、自分のレベル感に合った案件を探せます。

ただし、クラウドソーシングは手軽さゆえに競争率が高いです。実績を積みながら徐々に単価アップを目指す姿勢で利用しましょう。

SNS

XやLinkedInを使って、直接クライアントとつながる方法です。発信力があると見込みクライアントの目に留まり、高単価案件を得られるケースもあります。直接会って対話する機会が乏しいため、信頼関係の構築に時間を要するのはデメリットといえるでしょう。

直接契約

企業と直接契約できれば、エージェントやクラウドソーシングのように手数料をとられず、提示された金額を丸々受け取れます。関係性を深めれば条件交渉しやすく、長期契約を狙えるのもメリットです。自ら営業活動をする必要があり、高い交渉力や提案力も求められます。

副業案件を探せるサービスの比較と単価目安

副業案件を探す際は、利用するマッチングサービスによって案件の種類や単価が大きく異なります。ここでは、エンジニアに人気のある主要6サービスの特徴を比較しました。

サービス名特徴得意ジャンル単価目安
エンジニアファクトリー・システムエンジニアやWebエンジニア案件が豊富
・エンド直の案件豊富
・スキルや経験だけでなく志向性も重視した案件提案
・Webシステム開発
・業務系アプリケーション開発
平均月73万円※2024年5月時点
ITプロパートナーズ・リモートや週1〜2日の案件が多い
・9割以上がクライアントとの直契約案件
スタートアップ企業のWeb開発など月50万〜70万円程度
レバテックフリーランス・高単価の直接契約案件が豊富
・フォローが充実している
大手企業向け業務系システム・Webサービス開発月70万〜90万円程度
シューマツワーカー・週10時間以上の案件が中心
・案件の9割以上がリモートワーク
スタートアップ向け小規模開発・マーケ支援案件月10万円以上
Midworks・福利厚生が充実・案件の7割がフルリモート企業向け業務システム・BtoB向けWebアプリ開発月70万〜80万円程度
Tech Direct・企業と直接契約できる
・手数料がかからない
・7割がフルリモート案件
DX推進・ITコンサル案件月50万〜60万円台

それぞれのサービスの特徴を理解し、自分のスキルや働き方に合ったプラットフォームを選びましょう。スキルに自信のない人は、サポートが手厚いプラットフォームがおすすめです。

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クラウドソーシングやSNSを活用する方法

クラウドソーシングは、プロフィールを充実させると案件獲得に有利です。これまでの経歴やスキルをわかりやすくまとめ、表に出せる実績があれば積極的に掲載してみましょう。

案件に応募する際は、クライアントの課題を洗い出し、解決する意識で提案すると良いでしょう。テンプレート感のないメッセージが、他の応募者と差をつけるカギです。

また、XやLinkedInなどでスキルや実績を定期的に発信し、企業にアプローチするのもおすすめです。自分の強みや得意分野をアピールすると、思わぬスカウトや相談につながる可能性があります。

企業と直接契約する方法と営業のコツ

企業と直接契約する最大のメリットは、仲介手数料がかからず、報酬を最大化できる点です。条件交渉も、間にエージェントなどを介さず自分とクライアント企業の間で進められるため、自分に合った働き方を実現しやすいでしょう。

直接契約を狙う際は、自社開発をおこなうスタートアップ企業やベンチャー企業、中小企業などが狙い目です。リソース不足に悩んでいる企業は、即戦力となるエンジニアを求める傾向にあります。

直接契約に向けて企業に営業する際は、これまでの実績や具体的なスキルセットをもとに「何ができるか」「どのように貢献できるか」を伝えましょう。また、企業の課題に応じた提案をすると信頼を得やすいです。

ITエンジニアが本業と副業を両立するための時間管理術

ここでは、ITエンジニアが本業と副業を両立するのに効果的な時間管理術について解説していきます。

週に何時間なら無理なく副業ができるか

ITエンジニアが無理なく副業を続けるには、週10〜15時間程度を目安にするのが理想です。平日は本業の後に1〜2時間だけ副業に取り組み、週末はまとまった時間を確保するイメージです。副業を詰め込み過ぎないスタイルで、心身への負担を抑えられます。

スキルアップを目的とした副業の場合は、稼働時間が短いと、成長の実感が得にくい側面があります。しかし、稼働時間が長過ぎると本業に支障をきたすリスクが高いです。10〜15時間程度であれば、生活リズムを崩さずにすみます。

時間管理が不安な人は、カレンダーアプリで副業時間を事前にブロックしたり、ポモドーロ・テクニックを活用して作業効率を高めたりするのが効果的です。時間管理術を取り入れて、副業の継続につなげていきましょう。

副業を継続できる案件の選び方

副業を長く続けるためには、報酬の高さだけに目を向けず、労働時間や柔軟性、タスク量を重視して案件を選ぶ意識が大切です。例えば「週末のみ稼働OK」「平日夜だけ作業可能」など、稼働時間に柔軟な案件は本業との両立がしやすく、副業として継続しやすいでしょう。

また、「月末までに納品すれば良いレポートの作成」や「長期開発プロジェクトのサポート業務」のように、自分のペースで進められるタスク型案件を選ぶのもおすすめです。案件探しの際は、稼働条件や納期、求められる成果物のクオリティなどを確認しましょう。

さらに、クライアント企業とのやり取りに要する時間にも注意が必要です。副業の場合は、取り組める時間帯が夜間や早朝となる場合があります。ミーティングや会議など、コミュニケーションに割く時間が多くない副業案件を選ぶと良いでしょう。

ITエンジニアの副業とは?

ITエンジニアの副業には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

ITエンジニアが副業をするメリット

ITエンジニアが副業に取り組む最大のメリットは、収入源を増やせる点にあります。副業で収入を得られれば、生活費の補填や貯蓄、将来の自己投資にも充てられます。経済的な安定や人生における満足度が高まるでしょう。

また、副業を通じて新しい技術や開発手法を学べるのも魅力です。本業とは異なる分野に挑戦してスキルを磨くと、エンジニアとしての幅を広げるチャンスにつながります。

さらに、副業の実績はキャリアの可能性を高める武器にもなります。副業をきっかけに独立や起業に踏み出したり、転職活動でも実績としてアピールできるため、自分の価値を高める効果が期待できるでしょう。

副業をうまく継続できれば、収入・スキル・キャリアの強化につながり、より自由で安定した暮らしの実現が期待できます。

ITエンジニアが副業をするデメリットとリスク

副業にはメリットが多い一方、注意すべきデメリットやリスクもあります。まず、身体的・精神的な負担が増える点です。本業と副業を両立させるには、時間管理だけでなく、体調管理にも細心の注意を払わなければなりません。風邪ひとつとっても、悪化すれば数日寝込む事態にもなり得ます。本業だけでなく副業にも支障をきたし、納期に間に合わない恐れもあるのです。

また、副業収入が発生した場合、確定申告が必要になる点もデメリットといえるでしょう。副業で得た収入について正確に申告・納税しなければ、ペナルティを受けるリスクもあるため、税務知識を身につける必要があります。

さらに、副業に集中しすぎると本業に悪影響が出るリスクもあります。業務パフォーマンスが落ちれば本業側からの評価低下にもつながりかねないため、あくまで「本業優先」の姿勢を保つことが重要です。リスクを理解したうえで計画的に副業を進めることが、トラブルを防ぐ鍵となります。

ITエンジニアが副業をする際の法律と税金の注意点

本業の会社に副業がバレたくない人もいるのではないでしょうか。副業を続けた場合、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。上手に副業するために、法律や税金について確認しておきましょう。

副業禁止規定と競業避止義務に関する確認ポイント

副業を始める前に、本業の会社にある就業規則を確認しましょう。見るのは副業禁止規定と競業避止義務についての部分です。

法律上、副業は禁止されていません。しかし、それぞれの企業の考え方から副業を全面的に禁止している会社もあります。まずは就業規則や副業に関する規程を読み込み、会社の方針を把握しましょう。

特に注意が必要なのは、競業避止義務です。競業避止義務とは、本業と競合する企業での副業を制限するルールを指します。本業と同じ業界や競合企業で副業すると、違反とみなされ、懲戒処分となるリスクがあるのです。

不安がある場合は、副業の内容が競業にあたらないかを確認しましょう。できれば、上司や人事部に相談すると安全です。

また、副業の時間が本業の就業時間に被らないように配慮し、休日や就業時間外に副業するのをおすすめします。あくまでも本業の会社の業務を最優先とし、ルールを守って副業する意識が大切です。

確定申告が必要になるケースと節税のポイント

副業で得た所得が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。本業で年末調整を受けているサラリーマンも、例外ではありません。確定申告では、副業で得た収入から必要経費を差し引き、算出した所得金額を申告します。

【副業に使う経費の例】

  • 通信費
  • 書籍代
  • パソコン代

経費を正しく申告すれば、課税所得を減額できるため、節税に効果的です。確定申告には、青色申告と白色申告があります。簡単に違いをまとめました。

申告の種類主な特徴
青色申告・最大65万円の特別控除がある
・細かい帳簿作成と開業届の提出が必要
・安定した収入の継続が見込める人におすすめ
白色申告・控除なし
・帳簿作成は簡易なものでOK
・収益が小さく、雑収入として考える人におすすめ

確定申告を怠ると、延滞税や無申告加算税が発生するリスクがあります。副業収入の管理と、必要書類の準備をしておきましょう。

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副業収入が会社にバレる原因と対策

副業が会社に知られてしまう主な原因は、住民税にあります。副業収入があると、住民税の計算額が本業の給与額に対して不自然に高くなります。そのため、会社が社員の副業に気付くケースが多いのです。

特に、副業先から「給与所得」として支払われる場合は注意が必要です。本業と副業の両方から給与が出ていると、税務署は2つの給与を合算して住民税を計算し、本業の会社にまとめて通知します。

副業を知られたくない人は「業務委託契約」による雑所得として受け取り、給与所得扱いにならないように工夫しましょう。また、確定申告書の第二表「住民税・事業税に関する事項」で「住民税は自分で納付(普通徴収)」を選ぶのもポイントです。

副業分の住民税は自分で払うため、本業の会社に知られる可能性が下がります。SNSでの副業アピールや、ポートフォリオからも副業が発覚するケースもあるため、発信内容にも配慮しましょう。

ITエンジニアが副業で安定収入を得るための成功法則

最後に、副業で安定した収入を得るための法則について見ていきましょう。

ポートフォリオを作り案件を獲得しやすくする方法

副業の案件を獲得するには、スキルや実績をわかりやすくまとめたポートフォリオが欠かせません。ポートフォリオには、これまで関わったプロジェクトや開発実績を具体的に記載しましょう。

可能であれば、担当した役割や使用した技術、成果物の紹介も掲載すると、アピールの説得力が増し、好印象が期待できます。

ポートフォリオには、形式の工夫も必要です。GitHubでソースコードを公開したり、Notionや個人ブログで実績をまとめたりして、閲覧しやすい形にしましょう。WordPressやSTUDIOなどを使って、ポートフォリオ専用のサイトを作るのもおすすめです。

ビジュアル面にもこだわり、一目でスキルレベルがわかる構成を意識しましょう。ポートフォリオは、自分を売り込むための営業ツールです。案件に応募するときは必ずファイルやURLを添付しましょう。

単発案件ではなく継続案件を狙うべき理由

副業を安定させるには、単発案件よりも継続案件を優先して選びましょう。単発案件も収入源になりますが、常に新しい案件を探す必要があります。営業活動に時間と労力を要し、案件探しだけで疲れてしまうかもしれません。継続案件であれば、一度信頼を得ると定期的に仕事を受注できるため、案件探しの手間なく収入を安定させられます。

例えば、月数回の更新作業が発生するWebサイトの保守業務や、長期的なシステム改修プロジェクトへの参画などは、理想的な継続案件です。また、継続案件であれば、何度も関わるうちに業務への理解度が深まります。

徐々に作業効率が上がり、結果的に時間単価が上がるのも、継続案件の大きな魅力です。副業を長く続けていきたい人は、単価だけでなく、1つの案件に関われる期間にも着目して選ぶ意識をもちましょう。

副業からフリーランスへ移行するための戦略

副業で経験を積み、フリーランスとして独立を目指す場合は事前準備が大切です。フリーランスは会社員よりも収入が不安定になりがちです。生活に困る事態を避けるため、安定した収入源を確保しましょう。

副業の段階で、複数の継続案件を持っている状態が理想です。丁寧かつ迅速な対応でクライアントの信頼を勝ち取り、独立後も仕事を依頼してもらえる関係を目指しましょう。

また、フリーランスとして活動するには、開業届の提出や青色申告の準備など、税務手続きの知識も必要です。副業の段階から事務作業や取引の帳簿作成に慣れておくと、独立後の税務処理もスムーズに進みます。

自己ブランディングや営業スキルも欠かせません。ポートフォリオを定期的にブラッシュアップしたり、SNSでの発信を強化したりして、継続的な案件獲得の基盤を整えておきましょう。

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まとめ

ITエンジニアにとって、副業は収入アップを叶えるだけでなく、スキルの向上やキャリアの幅を広げる取り組みといえます。法律や税金、時間管理のポイントを押さえ、無理のないスタイルで取り組むことが成功のポイントです。

副業を長く続けるためには、生活リズムに影響しない案件選びとクライアントとの関係づくり、働き方の工夫が必要です。目先の利益にとらわれず、地道に実績を積み重ねれば、より大きなチャンスを手にできるでしょう。

本記事で紹介した副業の種類や案件獲得のコツを参考に、自分にぴったりの副業スタイルを見つけ、未来のキャリアをもっと自由に広げていきましょう。

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