地方エンジニアのフリーランス体験談|フルリモートで単価90万円を実現したキャリア戦略

「地方に住んでいるから年収は上がらない」——そう諦めてはいないでしょうか。
地方在住のエンジニアが抱える最大の悩みは、スキルではなく情報と機会の格差。

本記事では、福岡在住のバックエンドエンジニア・山本さん(32歳)が、フルリモート案件への参画を通じて年収480万円から900万円へ、単価50万円から90万円へとステップアップした実体験を紹介します。

地方 ITエンジニアのキャリアと年収、そしてフリーランスとしてリモートで高単価を実現する具体的な戦略を、ぜひ参考にしてください。

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「地方だから年収が低いのは仕方ない」と思っていた

「東京で働くエンジニアは当たり前のように年収が700万円とか800万円を超えている。自分も同じような仕事をしているはずなのに、どうして地方だとこんなに差がつくのか」——そんな疑問を抱えながらも、多くの地方エンジニアは現状を受け入れてしまっています。

福岡県在住の山本 大輔さん(32歳・仮名)も、かつては同じ気持ちを抱える一人でした。PHPとLaravelを中心に6年の実務経験を持ち、AWS構築もこなせる。

都市部でもそのまま通用する力があるにもかかわらず、地元SIerでの年収は480万円で頭打ちになっていました。

しかし現在、山本さんはフルリモートの開発案件に参画し、単価90万円・年収約900万円を実現しています。

住まいは福岡のまま、家族との生活もそのまま。変わったのは「どこで働くか」ではなく、「どこに自分の価値を売るか」という視点でした。

ポイント:地方エンジニアの年収が上がらないのは、スキル不足ではなく「情報と機会の格差」が原因。フルリモート案件の広がりにより、住む場所に縛られず市場価値で評価される時代が来ています。

プロフィール|今回話を聞いた山本さん(仮名)

写真はイメージ画像

プロフィール

名前:田中 大輔(仮名)
年齢:32歳
居住地:福岡県(Uターン)
家族構成:既婚・子ども1人
職種:バックエンドエンジニア
主要スキル:PHP / Laravel / AWS
実務経験:10年
前職:地方SIer(正社員)
年収の変化:480万円 → 900万円
単価の変化:50万円 → 90万円(フルリモート)

エンジニアとしてのスキルと経験

山本さんはWeb系のバックエンド開発を軸に、ECサイトや業務システムの新規構築・改修を担当してきました。LaravelによるAPI開発が得意領域で、ここ数年はAWS上でのインフラ設計・構築も手掛けています。Web系エンジニアとして最も需要のある領域で経験を積んでおり、スキルセット自体は首都圏の案件でも十分に通用するものでした。

地方SIerでの働き方と年収

新卒で上京して大手SIerに入社するも、3年前にUターンで福岡へ戻り、地元のSIerに転職しました。勤務は朝9時から夜遅くまで。

案件の多くは官公庁や地銀の二次請け・三次請けで、技術的なチャレンジよりもドキュメント作成と調整業務が中心でした。

年収は転職時から微増を続け、当時480万円。都市部の相場と比べて明らかに低いと感じながらも、「地方ならこんなものだろう」と受け入れていたといいます。

Before|地方で働くエンジニアのリアルな課題

スキルがあっても年収が上がらない構造

― スキル的には通用する感覚があったとのことですが、年収が伸びなかった理由はどこにあったのでしょうか?

山本さん:率直に言えば、構造の問題が大きかったと思います。地方のSIerは大手からの二次請け・三次請けが中心で、一人あたりの単価がそもそも低く設定されている。

個人がどれだけ頑張っても、会社に入ってくるお金に上限があるので、給与にも天井があるんです。昇給はあっても年1〜2万円で、5年働いてようやく50万円上がる程度でした。

案件の選択肢が少なく、成長機会も限定的

地方では、参画できる案件の種類そのものが限られます。モダンなフレームワークやクラウドネイティブな環境に触れたくても、地元企業の多くはレガシーシステムの保守がメイン。山本さんも「Laravelの新規開発に関わりたい」と社内で希望を出し続けましたが、チャンスは年に数回あるかどうかでした。

案件の選択肢が少なければ、スキルの幅も広がりません。地方エンジニアにとって、これは年収以上に深刻な課題でした。

東京との給与差に違和感はあったが、行動できなかった

技術系のイベントや転職サイトを眺めるたび、東京の求人では同じスキルで年収700万〜900万円が普通に提示されていました。

自分の市場価値はもっと高いのでは」という気持ちが芽生えつつも、「東京に行かなければ手に入らない金額」と諦めていたといいます。

「地方 エンジニア 年収 低い」と検索してため息をつく夜もあったそうです。

家族がいるため、都市部への転職は現実的ではなかった

山本さん:妻も働いていますし、子どもも保育園に馴染んだところでした。

両親も近くに住んでいて、子育てを手伝ってもらえる環境がある。それを全部手放して上京するのは、年収が上がるとしてもトータルではマイナスだと感じていました。

だからこそ、『地方にいながら稼ぐ方法はないのか』という問いを、ずっと頭の片隅に置いていたんです。

地方=低年収という構造は、個人の努力不足ではなく、案件単価・階層構造・情報格差が重なった結果。スキルがあっても「売る場所」を変えなければ評価は変わりません。

「場所に縛られない働き方」の存在を知る

フルリモート案件の存在を知ったきっかけ

転機は、SNSで偶然見かけたフリーランスエンジニアの投稿でした。

地方在住のまま東京の開発案件に週5稼働で参画し、単価80万円を超えているという内容。最初は「特殊な人だろう」と思いながらも、その後「フリーランス リモート 案件」という切り口で情報を追ってみると、同じような事例が少ないながらも次々と出てきました。

地方在住でも参画できるという事実に驚いた

これまで山本さんが知っていたリモートワークは、「コロナ禍で一時的に在宅になった」程度のものでした。

しかし調べていくうちに、恒常的にフルリモートで運営されている開発案件が今でも存在し、しかも一部の企業では地方在住者でもスキルや経験があれば、フルリモートで積極的に受け入れていることが分かってきます。「フルリモート エンジニア 案件」は一部の特殊なポジションではなく、すでに一つの選択肢になっていたのです。

ただし「本当に自分でもできるのか」は分からなかった

山本さん:情報は出てくるんですが、成功事例ばかりで『自分に当てはまるのか』が見えないんです。

フリーランス エンジニア 地方で検索しても、大半が一般論で、単価の相場やリアルな働き方が曖昧でした。

『地方在住でも可』とあっても、本当に地方の人が採用されているのか、継続できているのか、自分のスキルで通用するのか。そこに確信が持てずに、半年くらいは情報収集だけで止まっていました。

エンジニアファクトリーで知った“市場の現実”

「地方在住でも問題ない案件がある」と知った

動き出すきっかけになったのが、IT/DXエンジニアに特化したフリーランスエージェント「エンジニアファクトリー」への登録でした。無料カウンセリングで提示されたのは、山本さんがこれまでWebで眺めていた一般論ではなく、「今このタイミングで参画可能な、地方在住者を受け入れているフルリモート案件もある」という具体的な情報でした。

自分のスキルに対する市場単価を提示された

― カウンセリングではどんな話があったのでしょうか?

山本さん:スキルシートをもとに、『山本さんのスキルセットなら、現在の市場では単価70万円〜90万円のレンジで動いています』と、具体的な数字を提示してもらえました。自分の感覚では『60万円くらいが妥当かな』と思っていたので、正直驚きました。しかもその中の1つが『東京のオフィスに出社できる人限定』ではなく、『フルリモートで、地方在住可』という条件付きの金額だったんです。

リモート案件の条件・働き方を具体的に理解

提示された案件は、スタートアップから上場企業の新規プロダクトまで幅広く、いずれも在宅 エンジニア 高単価の実例そのものでした。

稼働は週5フルタイムが中心ですが、コアタイムが短めで、ミーティング以外は自分のペースで進められる働き方。コミュニケーションはSlackとオンラインミーティングが基本。出社は基本的に不要で、必要な場合でも月1回以下という条件がほとんどでした。

もちろん、それに見合うパフォーマンスや成果を出すことを求められますが。

「場所ではなくスキルで評価される」と実感

最も印象的だったのは、担当エージェントから、これまでにも「地方在住者の参画事例」があった事例を複数紹介されたことだといいます。

北海道、東北、九州、沖縄——全国から同じスキルセットの人が同じ条件の案件に参画している。地方 ITエンジニア キャリアに新しい選択肢があることが、データとしてはっきり見えた瞬間でした。

情報格差が埋まった瞬間、キャリアの選択肢は一気に広がる。エージェント活用の最大の価値は、抽象的な「可能性」を具体的な「案件と単価」に翻訳してくれることにあります。

意思決定のプロセス|「地方に残る」という選択をした理由

都市部転職 vs フルリモートの比較

カウンセリング後、山本さんは改めて自分の選択肢を整理しました。比較した結果は次のとおりです。

都市部への転職地方×フルリモート
想定年収700〜800万円900万円
通勤時間往復1時間以上ゼロ
住居コスト家賃・生活費が上昇現状維持
家族の生活転校・引越し・退職が必要変化なし
キャリアの自由度会社の方針に依存案件ごとに選択可

家族・生活を優先した判断

比較してみると、都市部転職のメリットはほぼ「年収」だけでした。しかも税金・家賃・生活費を考えると、実質的な手取りは福岡でフルリモート案件に参画した方が大きくなる見込みでした。家族が築いた生活環境を壊さずに年収を最大化できる選択肢が、すでに目の前にあったのです。

リスクとリターンをどう考えたか

もちろんフリーランスにはリスクもあります。契約が切れた時の次の案件、収入の変動、社会保険の切り替え——山本さんが不安に感じていた点について、エージェントは継続的な案件提案やサポート体制を具体的に説明してくれました。

「もし何かあっても次の案件を探してもらえる」という安心感が、一歩踏み出す後押しになったといいます。

案件参画までの流れ|フルリモート案件はどう決まったのか

スキルの棚卸しと市場価値の整理

最初に行ったのは、スキルシートの作り直しでした。これまで担当してきたプロジェクトを、「使用技術」「役割」「チーム規模」「実装した機能」の4軸で整理し直します。

エージェントからは、バックエンド側で評価されやすい経験(API設計、DB設計、インフラ構築、レビュー・設計経験など)を前面に出すよう具体的なアドバイスがありました。

リモート案件の選定基準

提示された案件のうち、山本さんが重視したのは次の3点でした。

  • 稼働形態が完全リモートであること(出社が月1回以下)
  • チームにリモートワーク文化が根付いていること(ドキュメント文化・非同期コミュニケーション)
  • 単価80万円以上かつ契約更新が前提となっている案件であること

条件を明確にしたことで、エージェント側も提案する案件を絞り込みやすくなり、マッチングの精度が一気に上がりました。

面談で確認したポイント

企業との面談では、技術スタックや開発体制に加えて、リモート前提でのコミュニケーション頻度、ミーティングの時間帯、レビュー文化、稼働時間の柔軟性を必ず質問したそうです。ここをすり合わせておかないと、参画後に「想定と違った」というミスマッチが起きやすくなります。

条件交渉と参画決定

最終的にリスクがありましたが、フルリモート案件の1社を進め、最終的に単価90万円でのオファーを受けました。登録から参画決定まで、約1ヶ月というスピード感でした。ただ、一般的には複数の案件を同時並行で進めて所感やマッチ度を探った方が良いそうです。

After|フルリモートで働くことで変わったこと

単価90万円で年収は900万円に

単価50万円から90万円へ。税金や経費を考慮しても、会社員時代の年収480万円からほぼ倍増の約900万円を実現しました。貯蓄のペースが上がっただけでなく、子どもの教育資金や住宅ローンの繰上返済など、将来設計の自由度が大きく広がりました。

通勤ゼロで生活の質が向上

往復90分の通勤がなくなり、1日の可処分時間が劇的に増えました。朝は子どもを保育園に送り、夕方には一緒に夕食を取れる生活。家族と過ごす時間が増えたことが、年収アップ以上に大きな変化だったと山本さんは話します。

地元にいながら全国レベルの案件に関われる

現在参画している案件は、東京に本社を置くサービス企業の新規プロダクト開発。チームメンバーは東京、大阪、札幌、福岡など全国に分散しており、誰がどこに住んでいるかを意識する場面はほとんどありません。地方にいることが不利に働く瞬間は、実務ではほぼゼロだといいます。

キャリアの選択肢が一気に広がった

山本さん:『次はどの技術スタックを深めたいか』『どんなフェーズのプロダクトに関わりたいか』を自分で選べるようになりました。会社員時代は与えられた案件をこなすだけでしたが、今は案件を選ぶ側。これはエンジニアとして本当に大きな変化です。

フルリモートのリアル|地方在住エンジニアのメリットと課題

地方でも高単価を実現できるメリット

地方×フルリモートの最大のメリットは、「都市部の単価水準」と「地方の低い生活コスト」を同時に手に入れられる点です。同じ900万円の年収でも、東京と福岡では可処分所得が大きく異なります。家賃、駐車場代、外食費、これらが都市部より明らかに低く、実質的な豊かさは年収の数字以上になります。

コミュニケーション面の工夫が必要

一方で、課題がないわけではありません。対面での雑談がない分、相手の状況が読みにくく、意図のすれ違いが起きやすくなります。山本さんはSlackで積極的に状況を発信し、「今この作業をしています」「この点で悩んでいます」と非同期で共有する習慣を身につけたそうです。リモート環境では、自分から情報をオープンにする姿勢が評価に直結します。

自己管理能力が求められる

誰も監視していない環境で成果を出し続けるには、自己管理が欠かせません。山本さんは「朝の開始時刻」「昼休憩の時間」「終業時刻」を固定し、生活リズムを崩さないようにしているといいます。リモートだからこそ、規則正しい働き方が長期的なパフォーマンスを支えます。

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なぜ地方でも高単価が成立するのか

リモートによって市場が全国に広がった

コロナ禍を経て、多くのIT企業が本格的にリモート前提の開発体制を構築しました。東京の企業が、全国、時には海外からエンジニアを採用することが当たり前になり、労働市場は一気にフラット化しています。地方在住であることは、もはや採用上のハンデではなくなったのです。

企業は場所ではなくスキルで採用している

採用側の視点で見ても、オフィスに出社できるかどうかよりも、必要なスキルを持ち、チームに貢献できるかどうかの方が重要です。特にバックエンド、インフラ、データ領域など、成果物がコードと設計書で完結する職種は、居住地による差が生まれにくい。スキルが価値の中心にある以上、地方在住でも正当に評価されます。

エンジニア不足が単価を押し上げている

IT人材の不足は今も続いており、特にWeb系のバックエンド開発者、クラウドインフラ経験者、モダンな開発経験を持つエンジニアは、慢性的な需要超過の状態にあります。需要と供給の構造が単価を押し上げており、この傾向は当面続くと見られています。地方在住者にとって、この波に乗らない手はありません。

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同じ悩みを持つ地方エンジニアへ

地方にいることは不利ではない

「地方だから年収が低い」「地方だからチャンスがない」——この思い込みは、すでに時代遅れになりつつあります。重要なのは、住んでいる場所ではなく、自分のスキルを「どの市場に向けて提供するか」という選択です。

市場価値を知るだけでも世界が変わる

山本さん:一番の変化は、年収よりも『自分の価値を正しく知れたこと』だったかもしれません。今まで自分の単価を低く見積もっていたことに気づいた瞬間、キャリアの見え方が完全に変わりました。まずは市場価値を知る。それだけでも、行動するかどうかの判断材料になると思います。

一歩踏み出すことで選択肢は広がる

情報収集だけで止まっていては、状況は何も変わりません。エージェントへの登録やカウンセリングの多くは無料で、現在の市場での自分のポジションを把握する手段として、最も手軽で確度の高い方法です。行動した人から順に、選択肢は開けていきます。

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まとめ|キャリアは“場所”ではなく“市場”で決まる

山本さんの事例が示しているのは、「地方×フリーランス×フルリモート」という組み合わせが、年収アップと生活の質の両立を可能にする現実的な選択肢だという事実です。本記事の要点を整理します。

  • 地方の年収が低いのは構造的な問題であり、個人のスキル不足ではない
  • フルリモートの浸透により、労働市場は全国規模にフラット化している
  • スキルと経験があれば、地方在住でも単価70〜90万円の案件に参画できる
  • エージェント活用により、情報格差を埋め、市場価値を可視化できる
  • 家族や生活を守りながら、年収とキャリアの自由度を同時に手に入れられる

フリーランス エンジニア 地方というキーワードの奥にあるのは、単なる働き方の選択ではなく、キャリア観そのもののアップデートです。場所に縛られた評価軸から、市場で評価される軸へ——この転換ができた瞬間、選べる未来は大きく変わります。

地方にいるからこそ手放せないものがある。だからこそ、場所を変えずに年収とキャリアを伸ばす方法を知る価値があります。まずは自分の市場価値を知るところから、次の一歩を始めてみてください。

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